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砂のクロニクルを読んで以来、船戸作品にハマっている。
しかし、この作品はおもしろくなかった。
アフガン戦争で戦ったロシア兵士達(アフガンツィ)のその後。
ロシア/エカテリンブルクを舞台に犯罪組織 パンジシールグループとドニエステルグループのぶつかり合いを中心に描かれている。
ロシアの通りの名称や登場人物の役職名や立場などがこれでもか?!これでもか?!と言うくらい繰り返し明記されている。
ギュッとすれば1冊で済む内容(笑)
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ロシアという国の解説のためになかなか話が展開しなかった上巻とは一転、下巻は目まぐるしく話が進みます。ロシアという国は馴染みが無かったが、この本を読んで身近に感じることができるようになりました。
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船戸さんの他の作品・・「山猫」「砂のクロニクル」「満州演義シリーズ」が好きだったので手に取って、「我慢し続けて」読み終えたが、よくない。
気分がズタズタになり、読んでいる自分まで非人間になって行くようで何ともやりきれない時間が過ぎた。
ロシアという国、17世紀からの進展が他国に比して大幅に遅れた近代化、現代化。たどった途の異様さは誰しもが知るところ。
この作品は全てとまではいわないがロシアマフィアの権力闘争を描いて余りあるとは言えるがそこに交じっているドンコサックと他民族の哀しみがドンパチと消えるしかないっていう凄まじさを見せている。
日本人の2人は日本人としては時としか言えない汚物としか思えなかった