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「忘れない」の言葉ひとつとっても涙が止まりませなんだ。
国を越えて、命を賭けた恩義を知る。
そして、知らなかった自分に恥を知る・・・orz
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特に文章がうまいとか、見せる場面があるとかと云うわけでは決してないのだけど、泣けました。
エルトゥールル号なんて名前、初めて聞いたし、イランイラク戦争なんて学校で聞いただけだった。
それがこんなにも素敵な出来事だったとは……。
人間って素晴らしいよね!
とくにトルコのひとたちは凄いと思います。日本人も見習うべきだ。
たった25年前の出来事を風化してしまうなんてありえない。
後世に語り継ぐべきお話でした。
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教科書に載るべき物語だと思います。浜田省吾さんの詩人の鐘を思い出してしまいました。名もなき人々の行動が日本人の心を伝えているのにそれを知らない私達。日本は、近代国家になり忘れてはいけない、義や信という古来から大事にしてきた物を失いました。国として後に何が残るのだろう。
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人から人へなにごとかが伝えられ、さらにまた人から人へなにごとかが伝えられる。歴史はそうしたことの積み重ねで成り立ってゆく。伝えるものがひとつでも欠ければ、そこで、歴史は止まる。
2011.2.16 完読
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2010年はトルコ軍鑑エルトゥールル号が和歌山県串本沖で座礁・沈没して600人あまりの犠牲者を出した事故から120年目であり、盛大に祈念祭が行われた。当時大島島民が漂着したトルコ軍人を必死に救助し、69名が帰国できたことに対し、トルコでは皇帝が謝意を表し、家庭や学校でも現在まで言い伝えられたことにより、トルコは最も親日的な国家になった。
これには後日談があり、イラン・イラク戦争で日本人がイランに取り残される瀬戸際に、トルコは危険を顧みず救援機を出してくれた。
このことは日本ではほとんど伝えられていないが、国際交流とはビジネスや貿易の利権や補償金によるものではなく、住民ベースの心からの真摯な交流にこそもたらされることを証明している。
参考
http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/intro/kokusai/turkey.html
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「歴史」とは何かについての本質を伝える本。
・アプローチ→実話×歴史×人が伝え続ける
・特筆点→人間の恩が時代を超えて歴史作られている点
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昨日、講演会(http://azabu-sijyukukai.com/profile.html)で知られざるオスマンの恩返しからの教訓を拝聴した。
そこでの話はとても感動し、涙を流した。
そして、講演会終了後にこの本を販売していたので即購入。
渡邉春吉さんがおすすめする本とのことでした。
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人の心は言葉も国境も超える。
どんなに時が経っても人から受けた恩恵は忘れることなく語り継がれ連鎖するって本当にすばらしい。
殺伐としたこの世の中、もっともっと多くの人に読み継がれてもらいたい作品です。
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エルトゥールル号・日露戦争→イランイラク戦争における日土友好の話。
トルコの人はエルトゥールル号のことを覚えているのに、何故日本は忘れてしまったのか…
ちょっと悲しい。
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実際にあった出来ごとの小説家。
歴史は受け継がれていくって感じでしょうか。
なんか大げさ過ぎると感じる部分もありましたが、結構引き込まれて読んでしまいました。
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「海の翼」秋月達郎著、新人物往来者刊、読了。イ・イ戦争勃発時のテヘラン邦人脱出、飛ばない日の丸機の代わりに、トルコが命懸けのフライトを。自国民も乗せきれないのに、100年越しの恩返しとして...。絶対に語り継ぐべきは、恨ではなく、恩の歴史だ。教科書に載るべき話。恩知らずこそ恥。
完全なノンフィクションではない?けど、知っておくべき史実でした。
読んで良かった。
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トルコは日本人に優しい親日国家だなんて、歴史的背景とトルコ人のことを知らないで言っている自分が恥ずかしかった。
その意味で出会えてよかった一冊です。後半は久々に感動して泣けてきました。
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トルコと日本の交流について。イランイラク戦争下において、邦人脱出についての顛末と、どうしてそうなったのかを紐解いていく。
明治時代の日本がした事に、トルコがどんな気持ちで何を百余年も語り継いでいったのか。そして、それらは更にトルコ地震の際に日本とトルコを繋ぐ橋となる。
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これは是非皆さんに読んでほしい作品。
現在、トルコと日本が友好関係にあることは知られていますが、そのきっかけとなったのが紀伊沖で起きたエルトゥールル号事件です。
この作品はエルトゥールル号事件でトルコ人を命がけで助けた紀伊の人々の姿や、その恩返しにイラン・イラク戦争で孤立した日本人を救出するトルコ人の姿が、実際に関わった人達の伝承や証言をもとに活き活きと描かれています。
私自身が和歌山県民ということもあってこの事件には思い入れが深いのですが、本当に感動できる物語でした。エルトゥールル号事件と日本‐トルコ交流が後世に語り継がれることを願って。
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以前、テレビで見たことのあるトルコ軍艦の事故と、遭難者を助けた明治の人達の話。トルコが100年前のその恩返しに、イラン・イラク戦争の際、日本人救出のために飛行機を出してくれた。当時の世界情勢が分かりやすく描かれており、興味深く読むことができた。トルコの方は親日家だ、ということはなんとなく知っていたが、こんなことがあったとは知らなかった。はたして、自分は100年前に受けた恩を返そうと思えるだろうか。とても考えさせられた。
友達から借りた1冊。