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一番好きな類いのお話。
猫部ねこ?の『ねこねこファンタジア』を思い出すけれど、むしろあの作品がこちらのオマージュなのかな?
ファンタジーに富んでいるし、その上、チビ猫がじわじわと成長していきそうな予感。
物知りになると楽しいけど、つまんなかったり、悲しかったりすることもあるね。
続きはどうなっていくんだろうか?
楽しみだ
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2012.5.13.sun
【経路】
本会でNさんに借りて。
【すきすき】
•可愛いふりふりのなりで「なんかくれ」
•星とリボンの舞い方!
•モノローグ「毛皮はりっぱな服だと思っているのです」
•まね遊びのきゃっきゃ感
•電車で「猫であった人間とあかんぼうであった人間の判別法」の発想
•女!
•鳥は鳥に 人間は人間に 星は星 風は風に
•しっかりみる じー
•わたしの話とあの猫の話の差からうけた自己嫌悪は消えなかった
•写真にうつったじぶんに呼びかける
•ジャムパンに「これもう死んでるわけ?」
•「地下から子猫をジャラジャラしてもらうんだ」
•猫の心音を聞き人間の心音を思うとその早さの分だけあたしは悲しかった
•バスケット
•早くくれ早くくれ
•ストップモーション
•思い出したケープ
•そのうち帰ってくる
•ヂィーン
•わたしね おばあちゃんが突然全員よびだした気持ちわかるわ
【感想】
読んでしばらくその世界から帰ってこれなくなるリリカルな漫画‥!
前の飼い主がイタリア美術と童話を読み聞かせていて、人間になれると思い込んでいる主人公のネコ、チビ。
こどもネコの新鮮な視点、悩みを描く洞察力があるが故の活きたファンダジー。
星のちりばめ方が絶妙にすき!
【内容メモ】
■綿の国星
•捨て猫
•時夫
•モノローグ
•ネコアレルギー
•まね遊び
•ネココレクター
•電車
•みつあみ
•ラフィエル
•人間と同じこと
•みつあみ→迷子
•バイバイあんたすてき
•ラフィエル 旅
•ふみこ
•ホワイトフィールドに一歩
■ペルシャ
•人間的ネコ写真
•キス
•発情期のヨーデル猫さん
•強いこどもをうみたいのよ
■シルク•ムーン•プチ•ロード
•電車 事故
•ペルシャへ行こう
•腹痛
•鈴木ブチ猫
•予備校、ジャムパン
•いろんなペルシャ
•みんな生きてたのよね
•猫と眠る
•電車で帰宅
•バスケット
■ミルクパン•ミルククラウン
•ストップモーション
•避妊した猫
•思い出すための考え事
•おにごっこ
•雨の連想ウォータークラウン→ケープ→子猫を守るための
■カーニバルナイト
•お星様をつめとぎ木に
•遊びすぎちゃった
•そのうち帰ってくる
•ヂィーン
•パーティーの知らせ
•蒸発
•ダンボール
•バニラ
•マニア、ラフィエル
•パーティー、舞台発表
•BAKABAKA
•魔術
•夢 ラフィエルたくさん
•どこまでが夢?
•おばあちゃんが今とても幸せだからだわ わたしチビ猫だけどそういう気持ちだったもの
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綿の国星 漫画文庫 全4巻 完結セット (白泉社文庫)
猫になりたい・・・ふんわかした気持ちになれる。
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GUEST 052/歌人・穂村弘:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2012/03/post126755.html
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何年かぶりに読み返した
こんなにも
死が埋まってる
お話しだったのか
チビ猫の前の"おかあさん"と本当の母猫は何処に?
もうわからない
そしてパウダーは
やがて粉のように飛び散るのか
それでも
しあわせをみつけながら
生きてくしかない
ラフィエルに再開する日を待ちながら
にんげんにはなれなくても
少しずつホワイトフィールドに近づきながら。
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擬人化・ねこ耳まんがの原点らしい。ねこの目でみるせかいってこんなかな。っておもう、かわいかったり、考えさせられたり。
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子供の頃、雑誌に掲載されていたのを読んで、猫耳にフリルのエプロンのチビがうっすら記憶に残っていた。
高校生の頃、サバのシリーズに出会って夢中で読んで、今はチビ猫もサバもグーグーもみんな大好き!
世界観はサバのシリーズが1番好きかなあ。綿の国星は時々、かわいい絵にシリアスなテーマが盛り込まれつつ、シリアスすぎないオチの加減が絶妙。
何度読んでも、好きな世界。
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チビの眼を通して語られる世界はとてもにぎやかできらきらしている。どこか懐かしい絵柄だと思ってはいたが、幼い頃愛読していた「ちびねこ」の元の作品だったとは!
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「ハーッ」?……しってる あれはためいき
もうつめたてて しがみついて おまけにかみついてしまった あんたやさしいわ わたしなんでもする 猫のときも人間になったときも あんたのためになんでもする!!
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解説の永田萌さんの言葉
「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」
秀逸である。
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何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。
拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。
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仕事の夏の山をこえたので書店をうろうろしていたら、大島弓子さんのコーナーに興味をひかれるタイトルを多く見つけた。
裏表紙の解説などをみて猫のファンタジーだと知って、購入した。
綿の国星、ペルシャ、シルク・ムーン プチ・ロード、ミルクパン・ミルククラウン、カーニバル ナイト。
なんだろう、この感じ、ふわふわ~。
須和野チビ猫、ホワイトフィールド。
昭和53年の連載ということで、線やローマ字など、昭和感がすごい。
一話目はよんでいて疲れてしまったけれど、二話目からは擬人化にもなれ、 笑ってしまったところもあった。
ラフィエルがすごく気になる……チビ猫にはお姫さま要素がある。
先が知りたいし、猫のパーティーをもう少しみたいな。
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長い間、借りたままだったのをやっと読みました。
なんとなく「今日は大島弓子っていう気分じゃないんだよな〜」と先延ばしにしてしまっていたのですが、こんな長雨に閉じ込められているときに読むとしっくりきます。
『綿の国星』を長らく読まずにきたのはチビ猫のキャラクターがかわいすぎて、甘すぎる気がしていたから。
実際、後半はちょっと甘すぎる感じがするのだけど、子猫を食べてしまった母猫や、死なせるくらいなら食べてしまえばよかったと思う母猫の話、飼い主の老婆そっくりの若猫など、ところどころにドキッとするエピソードが入っている。
人は、猫は、なぜ死ぬんだろう。
死んだらどこへ行くんだろう。
予備校(実際には井之頭公園あたり?)や、夜の竹林や、土砂降りの雨の中、家に帰るチビ猫とか、見開きページにやはり時々ドキっとする場面があります。
チビ猫がずっとかわいいチビ猫のままで、ホワイトフィールドに成長する展開が描かれなかったのは残念。
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何度かチャレンジするも、数ページ読むと、次のページをめくる気力が失せていき、結局半分も読めていない。
いつかこの作品を読むべき時がきたら再度チャレンジすることとして、本棚に戻すことにする。