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孤高の人(16)
2017/12/18 00:39
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
建村が放棄して自爆した高地順応。
説明台詞が多くなって文字量が増えるが、必要知識という点では無駄がないです。
擬音の代わりに「魔王」や山岳に吹き荒れる強風を女性の声に例えたりと
音を文字に起こさなくても十分伝わる芸術性は坂本さんならではだと思います。
(実際に雪深い地域に住んだことがあれば、その音が声のように聞こえるのは
非常によくわかるので、おお、そんな風に描きましたかぁと楽しめる部分でした。
ホントに声で真似たほうが似るんですよね。)
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全巻のラストで文太郎が突っ伏しているシーンがあったので、新田次郎の「孤高の人」と同じく、そこで終わるのかと思いきや、再度の登攀へ向かう。やはり、そうこなくっちゃ。そして、そこから始まる登攀の描写がすごい。
カバーの折返にある作者の言葉で、
『僕は擬音を信用しなくなった。』
という記述がある。これを読んでから本巻を読むと、本当に作者が絵と、コマで音を出そうとしているのがわかる。
実際、わたしの頭にはシューベルトの『魔王』が浮かんできた。まあ、文字で書かれているし、コマのテンポはなしにして、絵を見れば誰でも連想するとは思うのだけど。
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静と動、そして感情の凄まじい表現。建村は単に厄介者として嫌えばよかったけど、今度の足かせはもっと文太郎寄りなだけにますますツラい。
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「加藤文太郎」、彼はどこまで自分の夢に向かって一人で突き進むのか。自分の心との葛藤を見事にマンガにしているのに感動する。
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孤高の人、加藤文太郎をモチーフとした現代版山岳漫画。
全体的に暗い雰囲気ですが、楽しめます。
全17巻
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シューベルト 魔王 六花 加藤文太郎 スニッカーズ アルピニスト 建村 ラインホルト・メスナー ヒマラヤ運命の山
死の危険のないところには行かない、しかし、生が偶然でしかない、自分でコントロールできないところにも行かない。いかに死の危険があっても生き残れる可能性があるところに行く
登山とは、死と対峙しながらも、対抗して生き抜くこと
ジェット・ボイル 心拍数が平地と同じ数値まで戻った…高地順応は成功だ ライト&ファストは瞬発力が命だ チューブ蜂蜜 合歓 ヒドゥン・クレバス 独立峰の風 相克そうこく パルスオキシメーター カラコルムの天候