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あはは。泣いちゃった。この本で。
マツコさんのお母さんの
「今日の五時の生放送を見ます」
の一言に、大笑いしたあと、孤独じゃないんだって号泣したっていう件で。
同じじゃないし、マツコさんの状況とか気持ちとか計り知れないものがあるけれど、
自分の中にもある、頭でっかちで、醜くて、それでも自分が可愛くてならない醜悪なモンスターみたいな自意識に苛まれながら、自由を叫んでる愚かな自分を重ねてしまいました。
先日学校のカウンセリングの先生の講義を聞く機会があり、
異性に執着を求める傾向の中に、父親との関係によるものを上げていた。
父性が脆弱な家庭環境の女の子は、男性関係に問題を抱える傾向にある。
うん、なんかそーいうのは聞いたことあった。うちはお父さんが家庭とか子供に全然興味を示さなかった人だった。今思えば、父親はとても愛情に飢えた人だった。子どもとして愛情をかけて欲しかった気持ちは否定出来ない。だからって、愛情なんて家庭のものだけじゃ足りない。子供の存在で、自分を犠牲にして育ててきてくれた親を、愛情をかけてくれなかったなんて責められるわけがない。
だから、いつだったか、脆弱な存在の影響を、私は知らないふりをして生きてくことに決めたことを、なんとなく覚えている。
わたしは、人と結婚して生きていく選択肢を、選べない人間だと思っている。
自分が一番なのだ。なんどもこのマツコさんかうさぎさんの本を読み終わったあとに書いていることなんだけど。
本当はとても依存心の強い人間だということを、自分も良く分かっている。
でも、自分が一番の癖に、誰かに頼ろうなんて虫の良い話は、他人になんて求められない。
一人で、生きて行くのだと、いつの頃からか思い始めてた。
今私には、恋人がいる。
わたしのわがままさをすべて受け入れてくれて、私を待っていてくれる人がいる。
私は、この人が幸せになってくれるんだったら、なんだってしようという気持ちになる、世界で一番大切に思っている「他人」だと、今のところ思っている。
でもそれは、世界で一番自分が大切な私の自由が保証される限り、という条件付きなのだ。
自分は一体何様なんだと、本当によく考える。
この異常なまでの自意識って、一体なんなんだろう。
自分以外で、とても大切に思っている人の幸せに感じることが、私と一緒にいてくれることだと、涙が出るくらいありがたい愛情(なんだろうかね。)の欲求をしてくれているのに、
わたしは、自分が自由でいられないのだったら、
その気持を足蹴にできるような人間なのだ。
泣く権利もない。歯を食いしばってわたしは彼を拒絶するのだろう。
大切に思う人の望むことをあげられないジレンマ。
それでも私は、孤独を選ぼうとしている。
いつしかそ��を、後悔する日が来るんだろうか。
後悔してでも、わたしは、自分の自由が欲しいのだ。
孤独が怖くないのは、今彼がそばにいるっていう現実を差し引いてなお。
私はきっと、狂っている。
恵まれすぎた環境で孤独を望む、甘ったれた悲劇のヒロインぶりたいどーしようもない愚か者だと思う。
だから、
勝手に、
本当に勝手に、
孤独じゃないのだと、大笑いして泣いたマツコさんに、
あこがれと共感めいたものを持ったんだと思った。
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大好きなマツコと、昔お世話になったらしい中村うさぎさんとの往復書簡(お互いに手紙みたいにやり取りする内容)+対談本。YouTubeで二人の対談をみてすごく興味を持ってました。初めて読むマツコの執筆でしたが、TV怒り新党で一度自分が書きあげた文章を有吉に読んだ時と同じような、「少し曲がりくどい」「エッセイちっくな」書き方でした。論理的な話し方が好きなので、個人的にはあまり好きじゃなかったし読みにくかったけど、内容は物凄くよかったです。中村うさぎからの愛情や二人の友情も垣間見ることができたし、過去の苦労話や石原都知事をぶった切るような話など、ハラハラドキドキ笑わせてもらいました。すごくおススメな一冊です。
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初めのほうで、時事ネタということで石原都知事のことに触れられている。どうしてあんな差別的な発言ができるのか、と憤っているんだけど、私にはあまり不思議に感じられない。私の母が石原都知事と同年代なのだが、まったく同じようなトーンで差別的発言をする。あの年代が社会の中心にいた頃の世間的常識ってあんなもんだったんじゃないんだろうか。まあ、今の世の中で、しかも都知事という公的な立場でそれを言ってしまうところが問題だとは思うけど。
二人の書簡を読むと、その誠実さ、真面目さに心打たれる。自分の弱点をこれでもかというくらい掘り下げていくところや、自虐的な見方などが、読んでいて痛々しくも思えてくる。でも、他人事とは思えない。
今回の書簡では、マツコの母親に対する痛切な思いが書かれていて、それもまた様々なことを考えさせてくれる。
やっぱり私にはこの二人の発言は毒舌とは思えなくて、しごく真っ当なことを言っているようにしか思えない。これが毒舌になるなら、どれだけ世間はぬるいやり取りをしているんだろうと思う。
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二人が互いに尊重してるさま、だからこそ誤解をひとつずつ解きながら、二人で話していく様が小気味いい。
相手をわかるということが、どれだけ難しいことか。
心情吐露をしながら、その難しさを提示してくれている。
生きにくい時代だからこそ、少しでもこうやって吐露しあえる相手をいかに見つけるか。
安っぽく薄っぺらい対人関係でなく、心の奥底までえぐりあえる人間なんてどれだけいるのか。
ソーシャルだなんだと、薄いつながりがベースになっていくこれからの時代、もっともっと必要になっていくことなのだと思う。
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二人ともなかなか頭の良い人たちであるのはわかるけど、所々に難しい言い回しが多すぎて、なんだか鼻についた。2012*1*5
今年第一冊目(ё_ё)
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図書館の本
内容紹介(BOOKデータベースより)
“ノンフィクションの自虐”中村うさぎとデブ女装の“最終兵器”マツコ・デラックス。2人の愚かしくも無垢な“異形の魂”再び降臨!特別対談4編も収録。
2作目ですが、彼女たちの本気はすごいものがある。
仲がいいゆえのバトルなんだけど、それがマスメディア批判や政治批判につながるのはすごいものがある。
石原都知事についてや、一部政治には共感できない意見もあるが、それを差し引いても面白い。
震災後節電を覚えてた中村うさぎがかわいらしいと思う。
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前作に引き続き、力のこもった一冊だったように感じる。
自らを愛憎相半ばする感情を以て「化物」と称し、どこまでも内に向かっていくメンタリティを持つ…という共通項を持ち、互いに理解しあっているふたりの遣り取りは純粋に面白い。
時に堂々めぐって喧嘩腰。
ふたりの間の認識や意識の違いについて、ここまで私的に、そして徹底的に対話できたらそれは相当に幸福だよなぁ、と。
読んでいて一片のジェラシーを感じてしまった。
前作の後半部で、少し失速気味かな、などと勘繰った自分を少し恥じた。
内的経験という概念だとか、
フィクション・ノンフィクションの自虐という言葉、
うさぎ氏が見せる言葉への執着…
ふたりの対話だからこそ表面化した、ごくごく私的領域を垣間見ることができてわたしは嬉しくなった。
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マツコも中村うさぎも露悪的だけど、一言で説明しがたいシンパシーを感じてしまうのでついつい読んでしまうんだよねー。でも、サンデー毎日の読者層がこんな屈折した女と女装の対談をどういう風に読んでいたのか、甚だ疑問ではある。
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第二段!自他ともに認める異形のお二人。お笑いではなく「ガチ」。中村うさぎさんの異形は自分の中にあるものをこれでもかっ!と見せつけてくれるので、私にとっては怖くても見ざるを得ない貴重な存在です。魂の双子であるマツコさんとの書簡はなかなか読みごたえがある。賢い人ですよね、ホント。
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正しいかどうかというより、きちんと向き合って自分の中で気分悪くなるくらい考えるということをすることがどれ程大事なのかを思い知らされた。
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灰汁の強い2人なので。
ステーキと豚骨ラーメンを
交互に味わったみたいな気になる。
あ〜満腹 満腹
胸焼けしそう〜♪
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言葉の定義をはっきりしないで、
薄ボンヤリした概念を共有するつもりで会話するじゃない?
それを許せないタイプの二人の
書簡のやり取り。
中村うさぎさんとマツコデラックスさん。
なので、
解釈やら、言葉の持つ意味について
突っ込んで話しています。
お互いの言いたいこと、
訂正と再確認を。
やー、お二人とも大好きですが
私にとって
かなり濃いです。
でも、確かに誰かと話していても
暗黙の了解とか
なんとなく伝わってるよね、
ってふんわりした空気があったりするけど
この往復書簡にはありません。
孤独、欲、自我、自由、
試行錯誤して格闘している言葉たち。
「色んなものを諦めることだけはやってきたけど、
何が欲しいのか、
何がやりたいのかっていう肝心なところを
突き詰めては来なかった気がする。」
「世間から愛されない自分を正当化するために、
世間を憎むのと同じ図式ね。」
誰にだってある
コンプレックスとか
言えない気持ちや出来事を
誰かに投影して
他者を攻撃すること。差別すること。
自分はそうならないように。
極力努力しなくちゃ。
そして、
自分がどうしたいのか
もっとストイックに考えたい。
考える行為をしようとしていたい。
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俺がこの本にタイトルをつけるとしても、やはり「愚の骨頂」だろう。 うさぎさんは芯だけはぶれていないけど。
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マツコ&うさぎの政治や選挙に対する思い、スカッとするわ!
『まさにその通り‼ 』ってね。
自民党や前都知事のI氏に対しても、私が思ってる事を活字でよくぞ言ってくれた!って感じ♪(´ε` )
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マツコさんとうさぎさんのやり取りはいいすな。2人の文章も好きです。
なんだかんだ2人とも根は真面目ですな。