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なんか妙に自殺の動機に関しても自殺そのものに対してもポジティブな書き方をしているあたりが気に入らなかった。
落ちは予想はできなかったけどよくあるパターン。
文章は読みやすくてページ数の割にはサクッと読めた。
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自殺する人の前に現れる自殺屋なる都市伝説の塊のような人とのなんやかんや。
死ぬことがテーマというより自殺という点に焦点を当てたもの。妙に理屈で丸め込もうという感じがあったけれど、何も考えず死にてえって言ってる人は読んでみたらもうちょっと考えて死んでみようとか思うんでしょうか。
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自殺をお手伝い(演出してあげる?)自殺屋の話。
ご都合的な展開によるリアリティのなさが気になりあまり物語を楽しめなかった。
また、小指さんの哲学なり美学なり持論なりが、ごく狭い世界でのみ通じるような
悪い意味で厨二的なものに留まっているため
それも私の中でこの小説の評価を下げる要因でした。
もしわたしがもっとだいぶ若かったら、小指さんカッコイー!と思えたかもしれません。
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自殺をテーマにかいてるけど、なんかリアリティーがないので、ふーんと読み進めてただけって感じで読み終えてしまった
結局紫が今後どうなるのかだけが気になった
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生きること、死ぬこと。多数派と少数派。微妙な境界線について書かれていた。理屈っぽく書かれているぶん、何だかややこしいように思えるが、俯瞰して見れば、ごく当たり前のことなのかもしれない。途中の、「すさまじい勢いで変化し成長する自分の思考」のくだり。つい最近、全く同じことを考えていた。本って、ひょんなところで出会いがあることが素敵。
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不思議な物語だった。
自殺願望のある「僕」はビルの屋上で小指と呼ぶ男に出会う。
小指は妙に理論的な話し方をする、「僕」には想像もつかない考えを持っている人間だった。
一方、「僕」の妹であるミサエはいなくなった「僕」を探し求める。
ミサエにとっては「僕」はまさしく特別な存在だった。
「僕」を探しているミサエはやがて「自殺屋」の存在を知る。
中盤にはすでに小指の正体はわかってしまう。
物語に書かれているわけではないが、読んでいれば必然的に結論はひとつしかない。
それでも、「自殺大会」とは何なのだろう?という興味にひかれて読み続けた。
いったいどんな方法で自殺を遂げさせようというのか。
精神世界での話を読んだばかりのせいか、結末がやけに薄っぺらに思えてしまった。
生まれ変わった「僕」は幸せを手に入れたのだろうか?
新たに始まる「僕」とミサエの関係。
現実社会を生きていく「僕」は、これからどんな人生を送るのだろう?
出来ればもう少し小指のキャラクターが突き抜けていたほうがよかった。
狂気を狂気とも思わない、現実の時間を生きていないような、もっとそんな存在を強烈に感じたかった。
そのほうが「僕」との対比が活きたような気がする。
「i」よりもずっと面白く読むことができた。
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この頃の二宮作品が好きです。モバイル小説出身の軽さと、隠しきれない頭の良さの微妙な融合というのかな。一番すきなのは、『18禁日記』だけれど、これもなかなかよいです。ホラーだけれど切なさ、哀しさが感じられるんですよね。
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気がつけば二宮作品、13冊目の読了です。
うん、これぞ二宮作品って感じです♪
ちょっとホラー要素、どんでん返し、哀しさ、切なさ...全部詰まってます。
説明
内容紹介
「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。僕がビルの屋上から飛び降りようとしたとき、小指が変な方向に曲がった男に止められた。彼は、ネットで評判の「自殺屋」だった。最初に見せてくれたのは、志願者の女子高生を“壊してあげる"瞬間。やがて男は「自殺大会」を主催する。そこでは何が行われるのか?そして、彼の驚くべき正体とは! ?
内容(「BOOK」データベースより)
「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。僕がビルの屋上から飛び降りようとしたとき、小指が変な方向に曲がった男に止められた。彼は、ネットで評判の「自殺屋」だった。最初に見せてくれたのは、志願者の女子高生を“壊してあげる”瞬間。やがて男は「自殺大会」を主催する。そこでは何が行われるのか?そして、彼の驚くべき正体とは!?―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二宮/敦人
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。2009年に『!(ビックリマーク)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)