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2013/4/4 Amazonより届く。
2015/5/2〜5/17
小泉先生の自伝的小説。福島民報に連載されたものの文庫化。エッセイはたくさん読んできたが小説は初めて。食に関するエッセイでのバイタリティ溢れるキャラクターそのまま、少年時代が描かれている。文才あるなぁ。
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日経夕刊で毎週食欲をそそるコラムを連載する著者が、自身の少年時代を描いた自伝的小説。昭和30年代前半の自然豊かな山村を舞台に、少年とその友人、そして村人たちとの数々のエピソードがユーモアたっぷりに綴られている。それは密度の高い共同体であった地域社会の様子が語られた魅力あふれるおとぎ話でもある。
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福島県の田舎町を舞台にした、主人公と仲良しの玄白との子供時代の出来事を綴った青春小説。悪がき2名・・・という設定になっているが、村の成長を考え、行動的かつ独創的な動きが随所に見られ、とても良い2人という印象を持った。昭和時代の田舎町を彷彿とさせるほのぼのとした心温まる話が多い。話が進むに連れて、主人公達も年をとっていき、時代の流れも感じることができる作風。理系っぽい独特な文章の言い回しが出てくるが、それはご愛嬌。私生活でちょっと疲れ&落ち込んでいるときに本小説に出会い、気持ちを少しだけ落ち着かせることができた。殺伐とした現代社会や都会に疲弊している人におすすめしたい1冊。