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MOMENTの続編。
その合間にそんなことになってたのかー!的な。
森野さんはもっとドライな感じだと思ってたら、意外にも意外に熱血疑惑…?
「想い人」が好きです。
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ラスト10数メージは、★4つ!
グッときました。
ラスト数行は、★5つの納得感!
読み終わった後、余韻に浸れました
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両親を事故で亡くし葬儀屋を継いだ森野。
[死]をテーマにしている訳ではなく、葬儀屋の周りに起きることを解き明かしながら成長していく短編連作集。
キ―は「リビングウィル。ウィルとは意思。ウィルが未来を表すってことは、未来はいつだって意思と一緒にあるということ。」か。
「40万人が待ち望んだ」「ラストの感動」という帯で手に取ったが、ネタと設定に少し無理感があり、少し浅い感じは否めない。「MOMENT」から読むと違うのかもしれないが、いいや。
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ほかの方のレビューを読んでると
どうやら続編だったようです。
主人公は葬儀屋を経営経営している20代女性。
優しい内容なのに主人公の男口調なしゃべり方が
マッチしてなくて
感情移入しにくいまま終了。
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久しぶりに本読んで泣いた。。あのラストは泣ける。。神田いい男になったなぁ!
思いを伝えることの難しさ。受け取ることの難しさ。
この人は言葉のチョイスがいいから好きだ。
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表題となっている「will」という語には二つの意味があることは誰しもが中学英語で習うことだろう。
単純未来と意志未来。
おそらくこれは「意志未来」に纏わる小説。
英語学的に、単純未来とは意志と無関係に生起する自然発生的な未来の事象を予定するものである。
(このwillが学校文法的にbe going toとよく交換可能だと教わるのは、be going toが「人為が介在せずとも事象はその先に勝手に向かっていくだろう」ということを含意するためだ。)
対して、意志未来とはその名の通り意志によってある特定の未来を希求する心的態度を表明するものである。
(その他、willは名詞として「遺言」を意味することもあるが、それはこの意志未来という抽象概念が明文化されるかどうかの違いから生起しただけで、通底するコアイメージは同一のものである。)
主人公は「森野未来(♀)」。
本名は終盤に明かされる。
物語は主人公「未来」が自身の「未来(将来)」をどのような「意志」でもって舵をきるか、それを軸として進む。
(ちなみにもしかしたら、willに「遺言」という意味のあることから、森野家は葬儀屋という設定が生まれたのかもと邪推してみる私がいる。)
やや繰り返しになるが、これは「森野未来」が単純未来的な人生から意志未来的な人生へ舵を切る物語だ(と私は思っている)。
森野が作中で出会う多様な意思を持った人々は、単純未来的には生きていない。
必ず意志の赴くままに生きている。
そういった生き方との接触が森野の人生観を変える。
思えば、「意志」に一貫して貫かれている物語だ。
その意思が邪であってもそうでなくてもだ。
意志の倫理的な審判ではなくて、意志の強度に纏わる小説。
個人的には、竹井が好き。
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人に勧められて。
葬儀屋の社長である森野の職業倫理(?)がいいなと思う。
現実的ではないかもしれないけれど、葬儀屋はただお葬式を仕切るだけではない。死者と残されたものの想いを最後まで見届ける。いいなとしみじみと思った。
ずっと森野と苗字でしか呼ばれなかった主人公の名前が最後にわかる。その名前にこめられたものと彼女のこれからとこれまでの人生が交差してものすごくいい。
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死者の生まれ変わりが現れるっていう紹介文に惹かれて購入したんですがちょっと思ってたのと違いました。じんわりいい話ではあるんですが、もっとストレートに、ベタに感動したかったです。美しい話、切ない話、悲しい話。どれにも当てはまらない、何かが足りず満足できないような。題材は良いのだと思うのですが。
森野の人物像が分かりにくかったです。あの喋り方と揺れる乙女心を同居させた人物がうまく描けない。せめて髪型や服装だけでも描写があれば良かったと思います。
第1話の最後の方、「紫色の花たちが口々に叫ぶ。愛してる、愛してる、愛してる。」という文章がすごく好きです。この文章だけが色濃く心に残ってます。
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「MOMENT」で神田の幼なじみの葬儀屋・森野が主人公で、「死」にまつわる話4編。
前作と違って話の展開がちとこじつけがましくて、いまいち入り込めなかった。
でも神田の成長と最後は、すごくいい。
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momentよりこちらを先に知ったので、こちらを先に読みました。
momentも読まなくちゃ、という気になりました。
葬儀屋、
社長、
29歳、
女性、
身寄りなし、
遠恋中。
わー、面白そう。
主人公のこの設定に加えて、どのキャラクターもすごくよく立っている。
個人的に読んでいてすごく気になっていた疑問がきちんと解決されてだいぶすっきりとした読了感を味わえました。
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死んでしまった人の意思というのはどうなるんだろう。
生きている人同士でさえ、相手の心はわからないのに、死んでしまって何も言ってくれない人の思いに応えようとしてしまう。
たとえ、その応え方が間違ってたとしても、誰に非があるわけではなく、誰もが優しすぎたからだという気になる。
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葬儀屋ってだけでも独特なのに、そこに持ち込まれる出来事がまた独特。
死んでなお人間というのは影響を与え、受けるものなんだなと今更ですが思いました。
森野と神田の関係もいいですね。というか登場人物全員の雰囲気が良いというか。
「MOMENT」を読んではまった人なら絶対読むべきです。
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前作『MOMENT』の主人公の彼女がこの小説の主人公。
事故で亡くなった両親の後をついで葬儀屋を切り盛りしている。
ただ単に依頼を受けるだけでなく、時には死者と残されたものをつなぐ役割もしている。
ラストは彼女自身の頑なな心を開く感動でいっぱい。
こういうラストは個人的に好きです。
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【内容】
小さな葬儀屋である森野未来の物語。『MOMENT』スピンオフ的な作品。
【感想】
途中だらだらしたところはあったけれど、最後はとてもよかった。少し泣ける作品だった。本多孝好さんの言葉の選び方好き。
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家族だから
言いたい事言えない事、難しいですね。
結局人間は自分の為だけに他人だけでなく身内にまで一生の傷になるかもしれない仕打ちをしてしまえるという事実がある反面
だからこそ…と足掻く美しさもそこにあって。
結局、良い話で締められるのは創作なればこそ。
でもだから良いな、とも思いました。
「誰か(何か)と比べて自分は幸せ、良かった」という考え方
皆普通にしてしまうんですよね。
私はこの考え方が嫌いです。
「ただの言葉」が人を殺してしまう威力は分かります。
そういう言葉がどれだけの傷を与えてしまうかが理解出来ると
無茶苦茶な報復をしてしまう人の気持ちも…
分かる訳ないです。(えー)
復讐?的な事はやりすぎですが
でもその言葉がどれほど凶悪な力があるかと言うのはもっと知って欲しいとは思います。
そういう立場に実際立ってみないと本当の意味で理解なんて出来ないでしょうが頭でだけでも知っておくと違うかと。
少年の恋心もいい味出してました。
恋愛感情とは微妙に違うものかもだけれど
純粋に人を愛するという行為、良いですねえ。
どの話も様々なタイプの葛藤がちょっといきすぎたおせっかい(優しさ)で解されていく感覚が温かく、読後感のとても良い作品でした。
最後の最後に明かされる名前…
には別段心が動きませんでした(爆)
結局最後まで名前分からずに終えてしまっても
多分素敵な作品が読めたと満足したに違いないです(笑)