紙の本
H26.5.17読了
2014/06/07 08:12
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投稿者:竹匠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開は面白い。空飛ぶ蜘蛛、興味をひかれるし、物語を象徴的に表している。
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いつも重たい作品が多い宮本輝だけど、今回は深刻ではないけれど、しみじみと感じさせるものがある作品だった。ストーリー的にはどうってことはないのだけれど、ぐいぐいと惹きつけるものがあり、飽きさせることなく読ませてくれた。ただ最後はちょっとイマイチな気がしたけれど。。。
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登場人物それぞれが魅力的。中でも自分に近い留美子が自分の中で甦っていく描写が好き。
人の心にある、優しさや思いやりに触れることができた作品。
ラストは宮本輝らしく、「あとは皆さんのご想像にお任せします・・・」って感じでした。
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200607/やっぱり宮本輝はおもしろいなぁ
201110/わー。5年ぶりか。たいして面白いと思わなかった・・・。読書ってそういうもんか。
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やっぱり宮本輝の作品にはすごく引き込まれてしまう。この作品は「人は何を拠り所にして生きていくのか。」問う傑作と紹介されていたが、現実が嫌になってしまっても、私たちには大切なものが何かあるはずだって思える作品だった。たくさんの登場人物の心の綺麗さがすごく癒されるし、自分も、頑張らなきゃなって思えた。
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れぞ宮本輝の世界!!
あくまでも私の中での宮本輝さんのイメージですが。
久々に大満足。
特別哀しいできごとがある訳でもなく、ごく普通の日常(多少のゴタゴタはあるけど)が描かれてるだけなのに、なんだか泣けた。
読み終わって幸せな気持ちになれた。
もしも10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」なんて手紙をくれた高校生が自分の目の前に現れて、しかも今でも想い続けてくれてたら、それってすごいドキドキだよなぁ。
いい年して私ってばまだ「白馬に乗った王子様」思考があるのかもしれない。。。
宮本輝さんは「日本という国の民度がひどく低下している」って感じてこの本を書いたそうだ。
だから登場人物がみんな、優しくて誠実で大人で愛に溢れてるんだ。
こんな人たちに囲まれて生きていけたら幸せだなぁって思った。
んま、まずは自分が、優しくて魅力的な人間にならなくちゃね。
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10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」という手紙を高校生の男の子から渡されたところから、年月を経て偶然再会を果たすところからストーリーは、展開される。ありがちな話しだけど、全く嫌じゃない感じでした。最後の終わり方が好き。大人の美しい恋愛話。
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月光の光を読んだ時には難しすぎて全然わからなかったのだが、約束の冬を読んで、これは辺見庸に次ぐ写実的な作家だと思う。
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2人の視点から交互にストーリーが進行するという、他の作家にはよくあっても宮本輝には珍しい構成。はやく空飛ぶクモが出てきてほしい。普通に行けば、ラストだろうが。
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旅に持っていくのに、とりあえず「宮本輝」なわけでダイナミックそうなあらすじが書いてあったので。が、読んでみればかなり日常。群像的な小説。もちろんおもしろくはある。ちょっと羨ましくなるような、しっかりとした意志を持つ人々の勇気のある人々の、ちょっとした非日常と日常の話。
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久しぶりに宮本輝さん。読みやすい文章で引き込まれます。登場人物が多くて、いろんな要素が絡み合ってくる感じ。とってもいいところで上巻終了です。
書店で見つけたとき、下巻とセットで買おうとしたんだけど、おサイフ開けてみたら1000円札1枚しか入ってなかった。最近は文庫本も高いですよねぇ。。早く下巻読みたいです。
入手経路→街の小さな本屋さん
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久しぶりの宮本輝。
そして、
女性でこの物語が嫌いな人がいるであろうか、否いない(反語)。
ちょっともう素敵すぎて。
女性に激しくおすすめ。
あとがきで作者が、
「自分のまわりにいて欲しいと思う人々を登場させた」、
と語っているだけあり、
登場する人のほとんどが素敵です。
心を暖めるためにどうぞ。
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空を飛ぶ蜘蛛とはなんと魅力的な題材であろうか。
それを上手く物語の導入に用いていた。
クライマックスに向けて、どのように二人が近づいていくのか
下巻に向けての期待が膨らんだ。
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空を飛ぶ蜘蛛の話から始まり、そんな約束果たせるのか?と、ドキドキしながら読みました。
登場人物が、意外なところでつながっていたりして、面白かったです。
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「10年後の12月5日、蜘蛛が空を飛ぶ場所であなたにプロポーズします」
桂二郎の息子・俊国は10年前、15歳の時に22歳の留美子にちょっとかわったラブレターを手渡していた。
10年後に2人は再会するが、最初のうちは留美子は上原俊国があの俊国だとは分からないが、だんだんと分かっていく
留美子、桂二郎の二人の生活を中心に話が進んでいく.
人間描写がすばらしい.
宮本輝作品の中で自分の中では 海岸列車についで2位の作品.