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面白かった!どの作品も意外であっと驚かせるようなものだった。この本には本当に短いお話が結構あったが、なんでこんな短い文で、こんなすごい物語を作れてしまうんだろうとびっくりしてしまう。結構犯罪がらみの恐い話が多かったかな?でも、本当に犯罪の犯行に役立つような(恐い言い方だけど)ストーリーがたくさんで「なるほど」と思ってしまうような・・・恐かったです。
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迷路のように入り組んだ人間生活のさまざまな世界を32のチャンネルに写し出し、文明社会を痛撃する傑作ショートショート。
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文末表現に「わけ」を使うのは独特感。
二ページものの作品も多い。
「重要な任務」「再現」「小鬼」「末路」「小さな記事」「出口」「かたきうち」「骨」が好き。
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星新一さんのショートショート。ほんまどれも面白い!いつもどこから、こんなユニークな発想がでるのか不思議です。
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ショートショート32篇
全快 町人たち 使者 重要な任務 森の家
ことのおこり 再現 しあわせな王女 ホンを求めて 街
因果 小鬼 過渡期の混乱 しあわせなやつ 顔
目撃者 コーポレーション・ランド 判定 末路 ベターハーフ
小さな記事 みつけたもの 出口 名画の価値 三段式
かたきうち 骨 すてきなかたねえ 一軒の家 買収に応じます
発火点 やつら
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昔、何冊か星さんの本を読んだなあと思って、再び。
シュールというか、ブラックユーモアというか、皮肉というか…
そんな感じ
短いのに、おもしろい、ショートショート
たまにオチがわからないのあるけど…(オチてないのかな?)
ひとつひとつ、その世界に入っていけるのがおもしろい
あー、おもしろかったってなるけど、あとには残らないなあ…たまに読むくらいでちょうどいい(笑)
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中学の時に読んでいた物。本棚の整理をしていてちょっと読んでしまったのが、引き金。短いからすぐに終わる。と、思うのが中毒の第一歩目。
どこからどう読んでも面白いし、あの物語の構成の仕方は流石としか言えない。
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最初の数話で、オチがわかるような話ばかりだったので、読むのをやめようかと思ったのですが、「森の家」から次第に面白くなり、いつのまにか読み終えていました。といっても、星さんの作品でこれ!というお気に入りは見つからなかったので、星三つとさせていただきます。
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短い文章の中の世界にぐいぐい引き込まれます。
やっぱりかという展開もあれば、意外な方向に向かう展開もあり、飽きません。
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「ことのおこり」の話は昔TVの「知ってるつもり?」でこの人物が取り上げられた際に同じような事を語られていたような気がするが、気のせいかな?
あと「骨」が不気味でよろしい。
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40年以上前に書かれた本なのに、まったく古さを感じさせないアイディアの作品が含まれている。SFっぽいもの、ミステリーっぽいもの、ブラックユーモアっぽいものなど多様。
「ことのおこり」はヒトラー台頭前夜の裏話でもちろんフィクションだけど、こんなのネタにしてしまっていいのか、ちょっとひやっとした。
「ホンを求めて」は本が消滅して久しい未来を描いているが、今のところこうなる心配はなさそうな感じ。
「三段式」は映画「インセプション」の元ネタみたい。
「骨」は意志の力で不死になった男の話だが、肉体は滅びるのでめちゃくちゃ怖い。
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小6の時、初めて読んだ文庫本。ショートショートというジャンルを初めて知り、その後、星さんの他の作品を読み漁りました。たくさん読みましたが、ブラックユーモアの利かせ方、この作品が一番のお気に入りです。
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1983(昭和58)年発行、2012(平成24)年改版、新潮社の新潮文庫。32編。既読。『やつら』他の星の地獄に選ばれてしまった地球。鬼の役目をしなければならないとは。『買収に応じます』買収に応じる悪魔。そのお金はなんということか。『ベターハーフ』動物との愛情を交わす未来というい発想はおもしろいが平凡だと思ったら、コンピュータとまで愛情を交わすとは。そのコンピュータが考えることもまた面白い。
収録作:『全快』、『町人たち』、『使者』、『重要な任務』、『森の家』、『ことのおこり』、『再現』、『しあわせな王女』、『ホンを求めて』、『街』、『因果』、『小鬼』、『過渡期の混乱』、『しあわせなやつ』、『顔』、『目撃者』、『コーポレーション・ランド』、『判定』、『末路』、『ベターハーフ』、『小さな記事』、『みつけたもの』、『出口』、『名画の価値』、『三段式』、『かたきうち』、『骨』、『すてきなかたねえ』、『一軒の家』、『買収に応じます』、『発火点』、『やつら』、解説:「解説」和田誠、
1972(昭和47)年新潮社より刊行されたもの。解説は、1983(昭和58)年7月、和田誠の肩書はイラストレーター。
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今回は、2ページほどのショートショートから10ページ以上のちょっと長めのショートショートまで、32編載っています。
特に印象に残ったのは、「ことのおこり」。ある有名な歴史人物について、なぜあのようなことをしたのか、事の発端が書かれています。もちろん創作ですが、もしこのエピソードが本当だったら、恐ろしいことです…。
また、「ホンを求めて」は映像や電子機器の普及で、本がなくなっていくことを予知し、警鐘を鳴らしているようにも思え、本の大切さを感じました。
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「そろそろご用意ください。わたしは死神です。お迎えにまいりました」
こういわれて飛びあがる。ぞっとする感じ。夜中に音もなく不意にあらわれたこいつ。どうやら本物の死神らしい。
「買収に応じます」の冒頭。相手が死神だと納得するまでの早さがいかにも星新一的。