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笹の才蔵で有名な可児才蔵吉長の文庫本。
次々に主君を替えていきながら、最後に福島正則と運命?の出会いを果たす。
物語の中にある恋い模様が才蔵らしくてとてもいいと思う。
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数多の家を渡り歩いたという戦国期最後の勇士・可児才蔵。わずか二、三百石の侍でありながら、世間に知られた名物男である彼の生涯を通じて、戦に敗れ散っていった武将たちや、戦国期の終結による武者の道徳の変化を描いています。
2008.11.9読了
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爽やかな豪傑ものっぽい感じでした!でも熱血馬鹿ではなくて、飄々として我関せず的なB型?的なとても魅力的な無骨者…うーん上手くまとまらないのですが、ストレスのたまらない小説でした。才蔵を見込み世話女房役に徹する久右ヱ門との主従関係も爽やか。
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可児才蔵の小説です。PHPなのでとても読みやすくお勧めです。
可児才蔵単体で長いものというとこれともう一冊しか見たことがないですが、こちらのほうが個人的にはお勧めです。短編ですと司馬さんがちょろっと書いてます。カッコいい才蔵が読みたい!という人にお勧めです。
谷衛友がちょろっとでてる!嬉しい!
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生涯に7度主君を変えた可児才蔵ですが、その生き様はまさに戦国の武辺者といった印象ですね。
優れた武勇を備えながら主君に恵まれず、衝突していく様は歯がゆく感じました。特に豊臣秀次の下で戦った小牧・長久手の戦いは才蔵の不満をひしひしと感じさせられました。
だからこそ、福島正則という才蔵と波長の合う主君に出会ったシーンは感慨深いものがありました。
トレードマークである笹のように、自然体で飾らないその姿は清々しかったです。
読了日 2011年2月