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やっぱりあさのさんのお話は良い!
児童向けではあっても、間違いなく大人の心に響くものがある。
「NO.6」や「ミヤマ物語」もそうでしたが、
社会の最下層の少年が、必死にあがいて自分の進む道を見つける。
そういう人間の姿を描くのが、とてもお上手な作家さんだなと感じます。
今回は、近未来の宇宙が舞台という事で、
のめりこめるか心配な部分もありましたが、杞憂に終わったようです。
国王を頂点とする階層制。その日生きるのもやっとの貧しい住人達。
そんな中母を助けて生きるヤンと、彼を支える親友のゴド。
そしてある日突然、城に連れて行かれたヤンの妹ナコ。
紅色のエイの形をしたヴィヴァーチェ号も勿論魅力ですが、
ヤンと、彼を取り巻く仲間達がホント良い味出してます!
「NO.6」DVDジャケットのイラストを描いていたtoi8さんの表紙絵も素敵。
続きを読むのが楽しみです♪
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あらすじをみて、霧の街なんて、ちょっと宮部みゆきの「ICO」みたいだなと思いつつ購入。
内容はICOとは全然違う話でした。(当然 / 笑)
「霧の街」の設定は現段階では特に関係ない感じ?おそらく、今後の大きなカギになるんじゃないかなーという印象だけ。汚染されてますよ、というだけの演出なら霧じゃなくても、もっとわかりやすく汚染水とかヘドロとかの表現で良いと思うので、「霧」であることに意味があるんじゃないかなー、と考察してみたり。
今後、どう関わってくるのか、気になります。
物語は起承転結の「起」が終わった感じ。
面白かったので、続きも期待してます♪
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霧に沈む町
貧困にあえぐ最下層
富の集まる城を見上げながら
宇宙を夢見る青年たち——
貧しいながらも強く賢くそして優しく育ったヤンは、
あらゆる困難を前にそれでも
親友のゴドが口にした「いつか共に宇宙へ」
その言葉に胸を熱くする
力量を見込まれ整備見習いに抜擢されたヤンは
己の技と知識を増やしながら
「その時」を待つのだが
突如として起きたクーデターによって
半ば強制的に、宇宙船へ乗り込むはめになり……
*
話の内容はとても好き
何故か宇宙ではなくて空を飛ぶ話だと思ってたので
そこは少し残念だったけど
でも宇宙の話も同じくらい好きだから構わない
惑星間貨物船やら何やらと
とても未来的な内容なのに
主人公の住む国では未だ古めかしい王制が残っていて
王制に対して王道とも言っていいクーデターが勃発し、と
話の展開もワクワクさせる
文章が少し苦手
地の文にセリフや独り言がとても多いし
作風なのかも知れないけれど、一つの単語や文章を複数回繰り返すのが
ちょっと鬱陶しいなと感じた
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久々のSF系ジュブナイル。
最下層に住む青年(少年?)の、辛い現実と未来へと伸びる夢、そして社会のクーデター。宇宙へ人類が進出している世界なのに、社会システムが王を頂点とした徹底的な格差社会なのが面白い。
けど・・・どっかで見たり読んだりした話だなぁ、と。
主人公のヤンも、親友のゴドも、ヤンの家族も、知り合った人々も。みんな、この手の話に必要な役割を割り振られた、型どおりの人物設定という感じがします。
でも、社会の底辺から「いつかは自分も」と上を見上げるヤンやゴドは、共感をもって応援できる若者の姿です。たぶん対象とされている若い方なら、彼らと自分を重ねて純粋に楽しめるのだろうなと思います。大人の私としては・・・文字で読むより、アニメで見たい作品です。
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惑星間の宇宙飛行も可能となった未来、公害のはびこる最下層の村で暮らす聡明な少年が、這い上がり、宇宙を目指すSF小説。
この人は、本当に少年の書き方がうまいなあ。特に、一途に何かを目指す少年。この人の少年の冒険譚は、なんかがーっと読んでしまう熱があります。
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近未来の宇宙が舞台のお話。最下層地区に暮らす聡明な少年ヤンは城に連れ去られた妹を追ってクーデターに巻き込まれ、伝説のヴィヴァーチェ号に瓜二つの宇宙船で飛び立つ。
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高校の時に買って読んでなかったのを5年越しぐらいに読む。
NO.6で育ったたちだけど、なんか今読むとこういうのすごくむずむずする…笑
NO.6と雰囲気は似てる。荒廃した地球で王さまが権力振りかざしてたり貧富の差が大きくなってたりしてる地球で事件が起きて勇敢な少年がそれに立ち向かうみたいな。
ネズミみたいなチートキャラが今後出てきたらはまるのかもしれない。
そもそも文体が合わなくなった?みたいでもう2巻以降は買わないなあ…
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ちびっこは王女でもかわいいな。宇宙は恐ろしいところだな。宇宙に行くまでのお話だったので、もっと続きが読みたかったです。友人はあれで終わりだったのか…とか…
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あさの先生の近未来SF。NO.6とはまた違った面白さでさくっと読めました。いい所で次に続いているので、早く続きが読みたいです。