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Twitterの呟きの向こうには生身の人。「何者」でもない自分。肩書きは自分を表すものか。ホントの自分を隠しても、あらわれる自意識。ホントの自分はどこかにある、いつか見つかるなんて思ったらドツボにはまる。全ては相対的なもの。対する人によって自分の出し方は変わる。本音を言うこと、隠すこと、溢れてしまった言葉はこんなにも「痛い」
就活にむかう若者が読んだらヒリヒリするだろう。私でも痛くて痛くて、救いがあって欲しいなぁと願い、夢中で読み切ってしまった。
それにしても今の就活事情はどうにかならないものか。自分を取り繕うのではなく正直に話して、縁があった就職先に勤められたらいいのに。。。不採用の嵐の中でもすくっと立っていられるタフな人が理想。言うは易くだ。
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時代にマッチした作品で、分かる分かると思いながら、読んでました。
想像力が足りないと言う言葉が、1番印象に残りました。
たしかに、SNSに何かアップされた文章があったら、その言葉通りにしか捉えられないし、それだけで判断しているのは、想像力が足りないのかな〜と、自分に。Twitterで呟いたことはないんですが、20点30点の自分でも出そうとしてると言う、ちょっと良い方な考え方に違和感を感じました。(読み間違えかな)わざわざ外に発信しなくても良いじゃん、日記にでも書いとけば良いんじゃないかな〜と。タイトルと、結末が結び付いているのは、素晴らしかったです。
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就活小説のように紹介されるけれど、本当はSNS小説?!
自分を大きく見せたり、あえて主流でない立ち位置で主流な皆さんを批評したりって事は、うん十年前の私の時代とも同じ。それにSNSがからむと、こうなるか〜という現代の(リアル)ホラーでした。
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2013/3読了。
朝井リョウ氏の直木賞受賞作品。
就活を舞台に、自己実現や理想と現実のギャップに悩み、自分の心をコントロールできなかったり本当の気持ちを表現出来ずにいることで、他人に対しても自分自身に対しても批判的になってしまったり。
身につまされるところがあります。
なりたい自分や理想像というのは、誰にでもきっとあるはず。
それを実現したり、少しでも近づくためには、客観的な評論家ではなく、やっぱり自分の感じたことを自分の言葉で発信していかないといけませんね。
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就職活動中の男女が一つの部屋に集まり意見交換や励まし合いをしてみんなで就活に励む……
しかし内面ではお互いを牽制しあいうわべだけを取り繕っている面々…
面白かったです。
受ける会社を教えなかったり受かった友達の会社名をネットでこそこそ調べたり、リアルすぎる内容にどんどん引き込まれていく作品でした。
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就活中に読まなくてよかった笑 同年代の細やかな心の動き、伏線がうまい。読むと人と語り合いたくなる一冊。
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就活する大学生を描いたお話。前半はチャラい青春群像物かと読み進めると後半は一転して心の暗部を抉る展開にヒリヒリさせられる。二人の女子が妬みや歪みを持つ男子達に浴びせる言葉が痛烈に刺さる。就活を経験した著者だからこそ内容がリアルに迫ってきた。
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怖かった……
自分の意見を簡単に言えるツールが増えたって、なんっも意味ないって思い知らされた。
ただの就活小説と思ったら、とんでもない。ラストスパートは心臓がどきどきしてえぐられて、一気に読んでしまった。
今読めて、良かった。たぶん。
いろいろ肝に銘じようと思えたし。
想像力を働かせられる人になろう。
そんな中で「水曜日の南階段はきれい」の光太郎にまた会えた嬉しさもあった!
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人の心の醜い部分が描かれていて、朝井さんはたぶん人のことをよく見ていて、人が何を考えてるかをいつも考えている人なのかなと思った。少し、自分と重なるところがある。
自分の線路を同じ目線で見ていてくれる人はもういない。結果がどうであれ、自分の力で何かを生み出すしかない。その生み出した結果でしか、人は自分を評価できないのだから。
なるほどと思った。自分の人生の過程をすべて受け入れられる時代があった。先生や親に寄り添われていた時代。しかし今はちがう。どんな形であれ、結果を残して自分の線路を突き進むしかないのだろう。
自分が「何者」であるかなんて、わかっている人はいないと思う。「何者」であるかを評価されるために結果を生んでいくことでしか、自分の線路はだれかの目に触れることはないし、その先の線路は続かないのかもしれない。
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就活真っ只中に読みました。Twitterで私も痛いことツイートしているのかなと心配になり、最近ツイート控えています。みんなといる時、私もちょっと主人公のように観察者になりたがる節があるかもしれないです。だから、共感しちゃう部分もありました。しかも、主人公が正しいように読者に思わせちゃう流れがずるかったです。単純な私は完全に観察者でした。だから、最後のリカの言葉が自分に言われているようで胸に突き刺さりました。就活何もしてない感(実際まだ、努力が足りていないと自分でな感じています。)を一生懸命やってる人の前で出すのってどうなんでしょうか。もっと、かっこ悪くなるくらい頑張りたいです。頑張らなきゃいけないです。就活中は友達の腹の内も読めなくて私は疑心暗鬼です。
人生を電車とレールにした例えが良いなと、思いました。
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〈内容〉「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。
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痛い。痛くて泣いた。
ただの就活話に終わっておらず、おそろしいほど人間を描いていると思った。
ツイッターとか、現代ツールの使い方もうまい。そして、軽く叙述トリック的でもある。
ブランチのインタビューを見て、作家と社会人の二足の草鞋であることや、インタビューの受け答えなどから、頭のいい人だなぁとは感じていたが、本当に才能溢れる人だ。
朝井リョウおそるべし。
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まあ、こんなもんかな…ってかんじの感想。今の就活生をうまく描写しているけども、読んでいてワクワくしなかった
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今の就活ってこんな感じなのかな…とか、SNSってこんなんかな…とか思いながら読み進めた。
共感や面白いって引き込まれることもなく淡々と読む。
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大学生男女5人の就活をベースに主人公が成長していく様を描いた物語…と言えなくもないんですけど、登場人物達のあまりの痛さに胸が悪くなりました。