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感性で詠まれる短歌はエロティックな印象を受けることが多くて、「短歌のくびれ」のことばに、すごくグッときた。
「言葉の性感帯」もやばい。
文字の並びの話なのに、個人的な触覚とか嗅覚のストックにスッと入ってきては呼び覚ます。
プロの歌人でも解釈は様々なんだとわかったし、素人の評も割と載せてあったのでみんなそれぞれの悶えポイントも楽しく読めた。
「短歌があるじゃないか。」
だなんて、うらやましい!
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穂村さんの名前で購入。
選抜されたものとはいえ、様々で少し疲れる。小説においても読み手にわかる言葉の選び方があるけれど、短歌も同じよう。文字が少なく、普通の文章の書き方ではない分さらに顕著にあらわれている気がする。
自分が選評を読まないのは全体として流れのあるものでないと疲れるからだとわかった。
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短歌初心者です。友人の作る短歌を見つけてすきだなあって思うことはあっても、短歌についての解説書なんてよんだことなかった、ですが、楽しみながら、不思議におもいつつも魅力にふれていける、短歌入門書でした。 穂村弘さんと東直子さんが選び、読み解説していく短歌撰。
シャンパンって辛いときにもいいんだよ きらきらきらって笑う音がする
休んだ月曜のトマトジュースがきらいここにいない君もきらい
好きな歌はたくさんたくさん見つかってとっても楽しい。
<「この感情を表現する言葉がない」とお悩みのかたは本書の題名をごらん下さい> というキャッチコピーにうんうんって 頷けるようになりたいなあと思うのです…
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穂村さん東さん沢田さんによる論評が付されているので、短歌が作られた際の背景やそれらの意図するところにまで理解が及び、色々ある作品の面白さをより深く味わうことが出来たと思う 同じ短歌というツールを使い同じテーマや課題を与えらて、こんなにも多種多様でそれぞれに独特の魅力のある作品が出てくるのかと感心させられた 言葉の選び方つなげ方まとめ方、短歌という表現方法だからこそ伝わってくるもの、短歌のもつ無限の可能性に気付かされドキドキしてしまう 短歌を”読む”楽しさに触れられるし、”詠んでみたい”と思う気持ちも湧いてくる本だった
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短歌って面白い!作らなくても読んでるだけでも良いんだな。
女子プロ短歌が面白すぎてズルい!!と言いたくなる。
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やっぱりプロの短歌のみを読んでいる方が面白いな〜。たまに文章家が寄せた短歌もあるけれど、短歌専門の人じゃないし…。「ふむふむ、そういうことを気にしながら短歌ってよまれるのね…」というところは楽しめたかな。
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各お題について、投稿作品を論評する対談形式の短歌入門書。
表現する際の心構えや目の付け所がとても勉強になる。テクニカルな内容は殆どないのに、「とりあえず短歌作ってみようかな」という気持ちにさせられる。
やはりほむほむは天才だな、とページを捲るたびに思うのだが、たとえば東さんへ
「しみこむ」とか、君の言葉の性感帯だよね(笑)
なんて言ってしまうところが、普通の人は行けないところへ飛んでいる。
短歌としての優劣だけでなく、詠み手の状況も評価に入れているところも好き。いわゆるドヤ顔で出してきた秀作よりも、水風船が弾けた瞬間に遭遇したような、ピュアな驚きを切り取った拙い作品の方を高く評価するところがとても好きである。
テクニックを見せびらかす巧者よりも、熱いモノを持っている素人の方が心に響いてくるというのは短歌に限らずよくあることで、それを
”詠うべき肝心のざらめなくして綿あめを作っているような感じ”
と表現できる人は、この世にそうはいないと思うのだ。
言葉、表現、そして身の回りの物事を再発見させてくれる一冊。
http://www.horizon-t.net/2013/09/16/%E7%A9%82%E6%9D%91%E5%BC%98%E3%80%8E%E7%9F%AD%E6%AD%8C%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E3%80%82%E3%80%8F/
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そうです、私にも短歌があるのです。
あとがきの、
恋に、道に迷った友に、柿本人麻呂もこう告げたに違いあるまい。
「短歌があるじゃないか。」
が面白かった。
1500年くらい、生き続けている定型に万歳。
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穂村弘 東直子 沢田康彦 この3人のキャラがとても面白い。
短歌から一番遠いところに居るような私ですが、短歌ってなんでもありなんだ!って思わせて、少し近くに短歌を感じた。
フレームのない脳で歌をつくる・・・・自分でフレームを決めていたような気がする。
とはいえ、面白かったけどまだ、私には歌が詠めない。
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短歌があるじゃないか。
このタイトルにつきる。歌を詠まない人も、多分詠みたくなる。楽しい世界だな、と思える。常連さんの世界を楽しむのもいい。
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アマチュアを中心とした歌人の短歌に穂村さんと東さんがコメントしていく形式の短歌入門書。敷居の低い入門書と謳っているけど、読めば読むほど短歌は難しいと感じるし、自分には到底詠めそうにないと感じてしまう。でも、人の歌を読むのは本当に面白い。31文字だけで物語が立ち上がってくるのはすごいなぁ。
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藁をも掴む短歌指南本。
シリーズ第3弾らしいが2弾を見逃していた。
短歌結社『猫又』の有志が綴った渾身の歌を変わらず穂村弘、東直子の変態歌人2人が斬って斬って斬りまくる、という内容。 ←大いに間違っている。
第1弾のような驚きはないけれど、短歌の本質について鋭く突いているのはこちらの本だと思います。
ズバッと心に切り込んでくる歌の力に、
凡人には到底できない、と思い知らされます。
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短歌を勉強しようと思って入門編ということで読んでみた。
各章の挿絵が個性的。
三十一文字で表現される多種多様な方々の短歌作品を穂村氏東氏沢田氏の座談会のようなやりとりで味わう贅沢。
好きな首
ふたりしてひかりのように泣きました あのやわらかい草の上では
「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色をみつめて
熊本に陸路で行ったひとりきり路面電車で行く友の家