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ああ、それだけのことか。
ただ立ち止まれば良かったのか。
ただ立ち止まって振り返れば良かったのか。
ただ立ち止まって、昔からそこにあったものを振り返り、ほんの少し、思い出してみればよかったのか。
みながみな、ただ、忘れていただけだったのなら。
ただ目に見えなかっただけで、今も昔も、最初からそこにあったのなら。
森の賢者は、忘れられた叡智が寄越した、目に見える形の忘れられた叡智のメッセンジャーだったのかもしれない。
さらさら崩れていく砂のような乾きはあったけれど、優しい寓話だったと思う。
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著者の「目に見えない資本主義」を読んだ人にはオススメですが、読んでいない人には微妙かもしれない。
金銭的評価のみで成り立った資本主義は終わり、目に見えない資本「知識資本」「関係資本」「信頼資本」「評判資本」「文化資本」「共感資本」が新しい尺度になる。
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やんわりふんわりと判りやすく私にとっての方向性を指し示すものとしては初心に帰れる内容となってます。本当はモット哲学的内容かなぁと思ってましたが・・・・ 詩集風になっていて、文字も大きく 長い時間読むのが苦手な方に優しい文字の少なさでいて、なんと今世の中で起こっていることをずばり表現してその先に何を私たちはしないといけないかが書いてあるという優れものです。 一読の価値アリ
私の情報源ソフィアバンクのパートナー田坂広志さんの書物です(思想家 詩人)
経済や社会の仕組みがわからなくてもOK 是非お薦めします。
今の世の中なんかわからんという方に・・・
ちなみに私は休息中に5分で完読出来ましたよ103ページですがすらすら読めます。
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[読了]同著者の「目に見えない資本主義」のエッセンスを詩的寓話にした一冊。セットで読むと理解が深まる。簡潔ながら示唆に富む内容。オススメ
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【読書メモ】
●成熟した心には「見えない価値」が見える
●目に見えない価値:言葉にならない智恵 人間同士の良い関係 コミュニティでの信頼 世の中の評判 社会に存在する文化 人々の間の共感
●成熟した資本主義は「目に見えない資本」を大切にする資本主義
●知識資本:衆知を集める 三人寄れば文殊の智恵
●関係資本:縁 お蔭さま
●信頼資本:一意専心 浮利を追わず
●評判資本:世間様が見ている 恥を知る
●文化資本:一期一会 おもてなしの心
●隣の村のどこかに 大切な価値を探し求めてはならない 自分達が立っている大地に すでに宿っている価値をこそ 深く見つめなさい
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レビューの一文から『成熟した資本主義とは従来のモラル、文化を大切にした資本主義』を目にしたとき、それは成長をあきらめ、内に閉じこもれというように受け取ってしまったので、僕の望む答えではないが、未来を見つめる上で参考にすべきと思い本棚に登録、買うかどうかは悩んでる。共感経済は興味深いんだよなぁ…。
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久々の田坂本。字数は例によって少ないが、実に深い。深いがゆえに、その思想が広がらないことが、彼のファンにとっては歯がゆいところである。