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波頭さんの著書『組織設計概論』『戦略策定概論』を既に読んでいたので、ほぼほぼ知っている内容。
ある程度、知識は付いてきていることは実感できた。
特に印象的だったのは、
・イノベーションを実現するためにはアンビション(志)が必要であり、それを組織に浸透させるにはトップの明確なメッセージとコミットメントが必須
・日本企業の良さは「日本らしさ」を持つ経営。終身雇用も日本企業の強さとなりうる。
・「日本らしい」経営でイノベーションを実現することは十分可能
考えてみればそうなんだけど、イノベーションを起こしたり、グローバルな環境で戦うためにはいわゆるアメリカ的経営、ベンチャー的経営が必要なんじゃないかと考えがち。
けど、本質はそこじゃなくて、如何に持っている強みを生かせるかということが大切なんですね。
各経営理論が出てきた時代的な背景や、エピソードを中心に書かれていて、読み物として非常に面白かった。
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経営戦略の発展の歴史/今後の課題がコンパクトにまとめられていて、分かりやすい。様々な学派の違いと実務上の使い方も丁寧に整理されていると思う。
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経営戦略論の概説は基本的すぎて教科書としても少し物足りない。
新・日本型経営の部分は、「長期的視野の重視」を唱えていて、データ裏付けなどが不十分であるが、傾聴に値する。
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経営戦略に関して、時間軸、切り口、そして最新の課題をコンパクトにまとめたまさに入門書。経営企画部門に長く在籍する者として、自分自身のやってきたことを振り返るとさまざまな経営理論をそれなりに実践してきた者としても、その振り返りとして大変参考になった。また、最新の課題としてのグローバル化、イノベーションについても単なる紹介ではなく、著者の肌感覚としての切り口が提示されており、示唆に富む内容だった。
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経営戦略論について、時代背景と合わせて解説した本。流れは以下の通り。
1900年代の経済が拡大していった時代には、生産効率向上のための業務合理化(フォード式など)が進んだが、経済拡大が見込まれなくなると競争を優位に進めるためのフレームワーク(SWOT分析など)やポジショニング(ポーター、コトラーなど)が注目された。しかし、その経営戦略そのものが企業社会に浸透すると、それだけでは優位性が保てなくなる。
そこで、企業の内部、つまり資源や組織に注目し、その模倣困難性から競争優位を保つ方法について研究が進んだ(リソース・ベースト・ビュー)。
しかし、インターネットによる社会変化と、低コストな新興国の台頭により、先進国の大企業が必ずしも優位性を保てなくなった。そこで必要とされているのがイノベーションだが、「どうすればイノベーションが起こせるのか」については、未だに解明されていない。(一方で、なぜイノベーションが起こせないかについては、イノベーションのジレンマとして説明されている)
模倣困難性に注目した場合、「文化」は重要なポイントであり、また企業のグローバル化についても、他国の文化を理解することが重要である。また日本企業は変に海外を真似るのではなく、日本の企業文化に根差した戦略が必要とされている。
以上のように、実務というよりは、経営戦略史(現在進行形)という読み物として捉えたほうが良いと思う。
ホンシェルジュ「本まとめ記事」に寄稿しました。
http://honcierge.jp/users/646/shelf_stories/76
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タイトルどおり、経営戦略の入門書。その歴史から解説されている。印象的だったのは、イノベーションというのは多様性と不確実性の海の中から生まれてくるもの、という部分。分かりやすく書かれている良書。
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凄く面白かった。Amazonのキンドルブックストアで購入してiPadMiniで読みましたが、面白くて一気に読み通しました。おすすめです。コレをよんで経営戦略にとても興味がわくようになりました。
ちなみに他の経営戦略の本にも手をつけてますw
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古今東西、経営戦略論の誕生から現代に至るまで様々研究されてきた経営学を、その学派が生まれた必然性を時代背景と共にまとめながら一定の軸で整理し体系化した一冊。
新書のボリュームでここまで美しく整理されると感嘆しか出てこないレベルでスマートにまとまった内容。
最近読んだ経営戦略全史で長々と書かれていた内容がギュッと凝縮されてかつ整理・体系化されているような読後感でとても気持ちのよい読み味。
作れば売れた時代から段々他のこともやらなきゃ成長できなくなって、ある程度飽和してくるとどうやって競争相手と戦うかという問題に直面してきた経営の流れに沿うように、経営管理→経営戦略(多角化戦略等成長戦略が軸)→競争戦略と経営学がシフトしてきた流れがよく分かる。
現代においてはイノベーションとグローバル化という2つの壁に対して、日本的経営をどう活用するかというテーマで持論も展開されており、これも過去の経営戦略論の歴史から体系建てて説明されていて納得度が高い。
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経営戦略について理解が浅いと対応できない仕事が若干増えてきたため、経営戦略論の変遷を時代背景とともに整理して理解したく、この本を読む。
感想としては、時代の移り変わりに応じて、その時代にどのような経営戦略が求められてきたかを、とても分かりやすく体系的に整理して理解できた。
さらには、あまり深い内容ではないが、欧米企業と日本企業を取り巻く環境の違いから、新・日本型経営を提言されており、参考になった。
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経営戦略論を初めて学ぶに際して、評価がよかったので、読んでみた。
経営戦略論の歴史から平易に記載されており、ものすごく分かりやすかった。
歴史のところについては、再読してみる予定。
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経営戦略について、成り立ちから、当時の背景を含めて(だからこういうフレームワークが発達し、次はこういう方向へ世界が動いた等)が時系列で分かりやすくまとめられている。
また著者の提言もとても分かりやすくしっくりくる。
入門書としてはとても良い一冊。
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経営学を歴史的な視点から体系的に俯瞰したいと考えていたので、そういう面でバッチリな書籍でした。
経営学やマネジメントってなんだろうか、というレベルの初学者にピッタリの一冊だと思います。
戦後の企業活動について、その当時の時代背景と、生み出された理論が、整理されています。
自分もいままで社会人学生として学んできた経営学を、時間軸で整理することが出来ました。
また経営学は、戦略・組織・心理学など かなり学際的な学問であり、企業の実践と密接に関係付けられています。今後も、その時代のニーズと共に歩むのだなと、あらためて感じました。
逆説的に、歴史を学ぶということの重要性も痛感。
第二部として、現代の経営課題として、イノベーションとグローバル化の解説があります。
現代のテーマのため、明確な指針はありませんが、双方共に自社の課題でもありますので、本書の解説をヒントに考えていきたいと思います。
著書の主張する"アンビション(志向)"を足がかりに!
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マネジメントとリーダーシップの違いをググってたら見つかった本。経営戦略の歴史を学べて良かったと思う。
定型タスクを管理するのがマネジメント、非定型タスクをゴールへ導くのがリーダーシップかなと理解しました。
あと気になったところ。
ホーソン実験。
→労働環境が悪くなっても働き続けたとか。
サムスンでは若い社員を毎年ほぼ二〇〇人ずつ強制的に国外に派遣して 、一年間 、現地で暮らすことを義務づけている 。
→やっぱりこれくらいやらないと身につかないよなー。生き残ったやつが使えるやつ。なまぬるいやり方では人は育たない。修羅場は必要。
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コスパ良し。経営学部の学生に超おすすめ。
新書なのに体型的。ここで興味をもった理論は個別に原著を読んでいくことが必須かと思われる。
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【星:5,0】
長年戦略系コンサルタントとして活動してきた著者による経営学の入門書である。
著者は冒頭この本を書くに当たって「分かりやすいこと」「体系的であること」「現実的である」ことを念頭に置いたと記載があるが、まさにそのような1冊に仕上がっている。
まず本当に「分かりやすい」。初学者の私でも十分に理解できた。
そして学術としての経営学としてしっかり体系立てて説明しつつも、現実のビジネスに根ざした内容となっている。
そして200ページの新書にこれだけの内容をしっかりと書き尽くしているのがすごい。
経営学、経営戦略、マーケティングなどを学びはじめるというなら、最初の1冊はこれで決まり!