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■おとこと女
A.男の人は質問しないでしょ、訊かれることばかり、自分から相手をしろうとしない。
B.男は女性をセックスしたいかそうでないかに分類する、しかし、女性はセックスしたくないかそうでないかと分類するらしい。
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いや、まったくもってその通りだと思うよ。現代の日本の社会において「男は邪魔!」(ビックリマークも必須だよね)! きっと自然に任せているとまともな会話やコミュニケーションがとれないから、ルールやしきたりなど縛りを加えてきたのが古今の男たち。女たちに既得権を奪われないように、「女は非論理的だ」とか「女は穢れている」とか非論理的なことを言ってきたのが古今の男たち。
著者はインタビューで鳴らしている方らしい。この本を書こうと思ったきっかけは、そのインタビューなどを通して「男に訊いても埒が明かないということである。話をしても何ひとつ解明しない。それどころか、しばらく話を続けていると頭の芯のほうから何やらぼんやりしてきて、そもそも何を訊くために来たのか忘れそうになる」(p.12)からとのこと。男性著者が男を断罪するなんて面白そうと思って手に取ったんだけどな……。
「探究」なんて副題がついているから、何か学問的な解釈を加えて論じてくれるのかと思いきや、お手軽に古今のものから言質を拾いながら(しかも、曲解の可能性もあるのでは?)自説を展開している。男が邪魔なのは確かだと思うが、それを論じるにはちょっと材料不足でないかい? やっぱり著者も同性として、ついつい男弁護に回ってしまうということか? 図らずもかどうかわかんないけど、本書自体が男の話は的を射ないことを表してしまっている。
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読み物としてとてもおもしろかった。
しかし、「男に訊いても埒が明かない」と書く筆者の著述そのものが「埒が明かない」(笑)。
読み終わっても残るものが少なかった。
いちばん興味をひかれたのは牛の話だった。牛の世界では「オス」はいらない。精子だけあればいいという話は強烈だった。ありていにいって、オスの仕事は精子の提供がメインだから、個体は存在しなくてもいいといえばいいわけだ。でもそれじゃあ困るから人類のオスはさまざまな「言い訳」をこしらえたんじゃなかろうか。
宗教の教義をみてると特にそう思う。必死になって女を貶めてるからなあ。
なにがどうという収穫はなかったけど、読んでて面白かったから☆4つ。
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とりあえず、すごいタイトル!
「世の男性が女性に比べてどれだけダメか」をただただ書いた本。
自分自身すごくこのタイトルに共感する部分があって。
男性よりも女性のほうが圧倒的に頭いいし、生存能力も高いように思う。
ただ、ちょうどその話を姉とすると「女の子から見たらそうは思えへんで」って言われて、確かにそうかもなあってなった(笑)。
さまざまなひとの話を聞いたレポートなので、娯楽読物として、いいと思う。
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本文:強者と弱者の関係でいえば、男の子は強者の立場に置かれます。つまり、まわりが彼のことを察してくれる。人の話を聞いたり、共感したりしなくてもいい。黙っていても察してくれるから表現する必要もないんです。ところが、女の子は弱者の立場。常にまわりを察しなければならない。なので女は伝えようと努力するんです。だから表現能力が身についていくんです」⇒自分自身このように考えているときが多々ある。自分の状態を話すのが苦手で、伝えるときもうまく整理して伝えられない。
本文:――強者なんですか……。 私はつぶやいた。私も強者でないのに強者の立場にいるということか。 「学生たちの交際を見ていても、男の子は自分のほうが女の子より頭がいい、強くないとイヤなんです。同じ程度はイヤなんですよ⇒これは以前の自分を含めて多くの男性に当てはまる条件だと思う。心のどこかで男のほうが上。という思いを常に抱いているように感じる。
本文:どういうつもり?」と訊かれると絶句する。「私のこと愛してる?」なら「うん」と言えるが、続けて「どこを愛してる?」と訊かれると絶句する。絶句すると我ながら何も考えていなかったような気がして、そのことにまた絶句するのである。 「絶句した時の気持ちを表現すればいいんです」 ――大体、男の人は質問しないでしょう。訊かれることばかりで、自分から相手を知ろうとしない」⇒どこが好き?という質問がいつも怖いなと思っていた。それは相手のことを知ろうとしないからだったのか。
本文:生きているということは即ち、柔らかく弱いということ。固まって強いのは死んだも同然なのである⇒常に変化し続けることこそが大事と解釈しました。
本文:男に足りないのは妄想と共感。 昔から男は共感できないバカなのである。妄想して共感する。共感するために妄想する⇒仕事にも通じている点。これができなすぎて苦労した。
本文:オナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした⇒知識のため。
本文:「ぜんぜん動かなくなる。反応しなくなることがあるということなんでしょうが、実はこれが重要なんです」 ――どういうことなんでしょうか? 「野生状態で敵に襲われ、軽いダメージを受けた場合、痛がったりうずくまったりしたらアウト。すぐに食べられてしまうんです。蹴っ飛ばされても何食わぬ顔。何もなかったかのように、つまり鈍感に見えるということで身を守れるんですね」 牛は鈍いのではない。鈍いように見せているだけなのだ。弱そうに見える牛こそが実は弱肉強食の頂点であり、大地の支配者。「草食男子」も「牛男子」と解釈すれば価値も反転する。男の象徴は牛⇒牛男子。ちょっとやそっとじゃ傷ついたり、痛がるそぶりを見せない。動じないことが大事...なのかな?笑
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男はみんな、邪魔!
そういう、著者も男で、奥さんに邪魔と言われ続けているのでは?
この本を読んで、世の男性人はガッカリしたり、
少し勇気づけられたりする。。。かもしれない。
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秀実氏らしい考察。
男同士で話をすると埒が明かない。
妻にもよくいわれるが、男は邪魔なのか
というところから秀実氏の探究がはじまる。
畜産の牛社会では、種付け以外の雄はいないとは。
そもそも「社会」も男が作ったもの。
古代より女性を家庭を守り耐え忍ぶものと位置づけたのも男。
男の体面を守るために女を家に縛り付けてきたとしか思えない。
実際は仕事をするうえで男女の差はほとんどないし、
女性の方がデキたりするものだ。
となると、男女で分けるのすら意味をなさない。
体つきの違いしかないのだから。
男らしさ、女らしさというのは環境や文化が作りだしたもの。
子育ても今はそれを求めない。
晩婚化、未婚化もジェンダーフリーの副作用か。
相変わらず秀実氏の奥さまの指摘は鋭い。
草食男子や腐女子へのインタビューも面白かった。
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私の中ではかなりのヒット作品でした。
普段、妻からあれこれ言われている理由がなんとなくわかりました。本を読んでいると、男って本当にどうしようもないなーと、同じ男ながら思ってしまう本です。今の自分の立場を理解するにはよい本でした。
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相変わらず、面白い。確かに男は邪魔!なんだけど、それを自覚して行動している男もいるんだ。と妙に感心。
男装女子は同性でも理解出来ないけど。
奥さんの鋭いツッコミが至る所に散りばめられ、楽しいアクセントになっている。
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これって、著者が男性だということが新鮮な感じがする
奥様に邪魔だと言われているらしい
そう言われても、離婚することなく連れ添うのが、この年代の夫婦なのかなぁ
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私の町でも女子校はずっと昔から変わらず女子校のままですが、男子校はどんどん共学に変わり、男子校がとうとう一校だけになってしまいました。
大学で教えている友人が、作業効率を考えて男女別チーム編成にしようと提案すると女子学生は大いに賛成するけれど男子学生から女の子がいないとモチベーションが上がりませんと弱音を吐かれるそうです。
男に話を聞いても埒があかず、女に聞くと明快に埒があくのはなぜなのか?
埒があかない男を女は邪魔だと思い、それに気がつかない男。
その理由がおぼろげに書いてあるおもしろい本です。なぜおぼろげなのか?それは著者が男性だからなのかもしれません。
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男女の性差を論じた一冊。
のはずなのだけど、実際には著者の雑誌のエッセイの寄せ集めみたい。
そのためか、論理的な分析はなく、ただ著者の退屈な持論とそれを補強するインタビュー?が延々と続く。
彼からすると『男性は不要』ということらしいけど、それが果たして生物学的になのか、社会学的になのか、とにかくその辺をはっきり説明して欲しかった。
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男は邪魔! という衝撃的なタイトルですけれども、衝撃的なタイトルだからこそ、手に取る気になったというか…ここら辺は編集者さんの腕なんでしょうか? うまいですよね…読者を食いつかせるアレが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
で、内容なんですけれどもまあ…この作者も奥様から大分言われているようですけれども、個人的に僕も作者は女性を怒らせる男だな…と文章を読んで思いましたねぇ…まあ、こういうアホっぽい感じも可愛い…と女性には受け取られるのかな? 単にイラつかせるだけかもしれませんが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで割りと楽しめましたね! 新書というテイですけれども、作者のエッセイを読んだかのような感触なんですけれどもね…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー
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こんなエッセイみたいなものが新書なのはどうかと思うが、マジで笑った。
確かに男、邪魔だよなぁ。
決めつけ、誘導的な部分も目立つけど、それはまぁ気楽なエッセイだということで。
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作者の妻が作者に臭いだの邪魔だのゴミだの言ってるのってモラハラだし、女子小学生たちの男子への罵倒もひどいもの。
男が邪魔というよりも、男はいくらでも侮辱しても構わないという傲慢な女たちが増えていることが良くわかる本でした。
どこかの外国人タレントが「日本は女が男を酷評して許される社会になっている」といっていたけど、この本を見るとまさにその通り、そのくせ男が女を少しでも批判することは許されない、男にとっては実に理不尽な社会になっていることを強く感じますね。
だからといって、この作者みたいに、そんな不公正でおごり高ぶった女たちを持ち上げる気には全くならないけどね。
むしろ、「男が女を侮辱するのは許さないが、女が男を侮辱するのは問題ない」と思い上がっている現代の女の嫌な面を強く意識させられる作品でした。