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古代の数の数え方、表記法、アラビア文字の起源から始まる。
そのあとで、ギリシャ数学の開祖ターレス、ターレスの弟子のピタゴラス、哲学者ソクラテスの弟子プラトー、ユークリッド、アルキメデスと続く…
なかなか興味深い内容だった。
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数学の基本的なことをコンパクトにまとめたいう印象
動物が数を認識できるかや、土人の数の数え方など、
とっつきやすいところから始まる。
こういう感じで進むので、読んでいて飽きない。
特に、楔形文字、ヒエログリフ、ローマ数字での
計算など、この手の本で他ではやっていないので面白い。
数学における偉人の話がちょっともの足らないかな。
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■定規がなくて、直角はどうやって作る?
「数学物語」は、数学が生まれた背景を通じて、数学の魅力に迫り、数学が好きになり、そして、いつの間にか数学力が身につく・・・そんな本だ。
本書の最大の特徴は、数学の起源・・・すなわち、”数字の誕生”にはじまり、私達がよく知る超有名な”数学の公式”にいたるまでを、歴史的背景や自然、日々の生活に密接に結びつけて、解説していることにある。
たとえば「定規のない時代に、どうやって直角を作り出したのか」という問題。直角が作れなければ、ピラミッドの石も作れない。
言われて、はたと気づく。直線は自然の対局にあるもの。そんな直線で形成される直角もしかり。今でこそ、定規や分度器を与えられて当たり前のように直角を作ることができるが、そういった道具のない時代に、どうやって直角を作り出せたのか?
■数学に面白みを感じられない人に
わたしは、数学は決して得意ではない。高校生のときには、サイン・コサイン・タンジェントの話についていけず挫折した。文系の道を選んだ。
そんなわたしでも、少なからず興味を持って読むことができた本である。学校で公式を習ったときは、なんとも思わなかったが、本書を読んで、これらを発見した天才達に改めて感動すら覚えた。
200ページたらずの本。ピタゴラスの定理やアルキメデスの原理などを習い始める中学3年生以上・・・そして、わたしのように数学を毛嫌いにしている人にオススメだ。
(書評全文はこちら → http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2012/08/blog-post_13.html)
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「数学を楽しむ入門書」みたいな本
登場する数学者たちの著書も読んでみたい
エレメントとか円錐曲線試論とか
まぁそのうち
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面白かった!戦前に書かれた本とはまったく思えない。数学の魅力に気づくことができた。アレキサンダー・ポープがアイザック・ニュートンに贈った詩がすばらしい。(2013.07.30)
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約20年ぶりに読みました。内容の面白さはさることながら、平易な言葉でわかりやすく説明する著者の文章力に驚かされました。時代が変わってもうつろわない強さを持っていると思います。やっぱりヤノケンは偉大です(。-_-。)
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数学の面白さを伝えるのがこんなに上手な人は矢野健太郎さんを置いて他にない。これほど薄い本で、これほど平易な日本語で(しかも美しい)、はい楽しかったですね、と言った頃には数IIBくらいまでの内容はさらりと終わっている。
数学に関する本で、物足りない、もっと続きが読みたいと思わせるとは、凄まじい方だ。
ところで学問の起こりが紀元前にあるとはすごいことだな。数学、哲学、天文学の世界には、本能的に人間を惹き付ける魅力があるのだろうな。
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読みはじめて思ったのだが、多分以前に読んだことがある。なんとなく懐かしい感じがする。とても分かりやすく気持ちよく読める数学入門的読み物である。
歴史の流れに沿って、数の数え方からニュートンまで分かりやすく説明してくれている。個人的には、数字を表す記号や文字のあたりはもっと短くていいと思った。その分、せっかくニュートンまでいったのだから、微積分くらいまでこの分かりやすさで解説してほしかったなと思う。
幾何学のあたりは新鮮で、昔、証明問題に苦労したのを思い出す。なかなかいいものだ。数学ってやっぱりおもしろいものなんだってふんわりと思う。
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原始人の数の数え方から始まり、ギリシャの哲人、ニュートン、オイラーの定理まで、驚くべきわかりやすさでエッセンスを紹介した一冊。おそらくもともと中高生向けだと思いますが、大人が読んでも間違いなく面白い。
こういう1冊に若いころに出会っていたら、という後悔も感じてしまうくらいの良書でした。
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エジプト、バビロニア、古代ギリシャの数学や、様々な記数法のはこまり、パスカルやデカルト、ニュートンの業績などを解説した本。
ピタゴラスの定理や、アルキメデスの円の表面積の公式などがどのように導かれたか、説明してある。
数学が苦手だった私には時間がかかったが、丁寧に説明されているので、なんとか読み終えられた。
ただ、章の末尾の方で扱われる内容の説明が、突然駆け足になる傾向がある。
ピタゴラスの定理についてはあんなに丁寧なのに、多角形で空間を埋める話になると、割とあっさり。
ユークリッドの円の内接、外接の話や相似の話は、無理に押し込まれていて、なにか理解した感覚がない。
最後のオイラーの一筆書き問題は面白かった。
他の数学者については伝記的な情報もあるのに、オイラーについては何もないのは...なぜ?
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古代から始まって、ケーニヒスベルクの橋の問題まで。
口あたりのやさしい内容、文体だった。
負の数の計算、例えば、負の数同士の掛け算などはもう少し納得のいくものが欲しかった。
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著者の矢野健太郎さんは、昭和を代表する数学者。プリンストン高等研究所に留学し、アインシュタインなどの当時世界最高峰の頭脳との交流があったことでも知られる。 本書は、このような著者の数学エッセイ集。初等代数、幾何などの古典数学や、デカルト、パスカル、ニュートンなどのエピソードを彼独特のユニークな観点で捉える。 考古学の新発見で当時の通説が覆ったため、誤った記述のあるが、全体としては非常に良い数学の導き書といえる。特に、中学生、高校生に数学の面白さを教えるには持ってこいだと思う。そのうち、愚息に読ませたい。
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今まで出会った数学系の本(うんちく、教養、公式、人物、小説、もろもろ)で堂々の第1位。これをレジの横で仕掛け販売してくれた、有隣堂武蔵小杉店に頭が下がります。
特に数字の話。0の概念について、今まで散々読んできたけど、これを読んで一番しっくり腑に落ちて理解。間違いなく名著です
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0032 2018/05/17読了
10年以上積読になってたのをやっと読んだ。もっと早くに読んでおけば、数学をもう少し好きになっていたかもしれない。
数学は嫌いだけど、数学の誕生から学者たちの発見を説明していて、経緯が分かると面白い。
ニュートンの猫のエピソード好き。
時々出てくる問題、解きたくなった。(答えも付いてるし)
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殆どが偉人による中学高校で習う数学的発見についてエピソードを交えて述べられているが、最後の一筆書きの項は初耳で面白かった。