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面白かった言葉
2019/09/27 20:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fortheseventhgeneration - この投稿者のレビュー一覧を見る
「褒め男は褒めるだけで誘ったりもせず、もてようともしていない。褒められた女のキャラがその後いかように変わろうとも、ぜーんぜん気にしないし気づきすらしない。天晴れ褒め男。だからもてるんだよね。」
「当事者でありながら過度な関心を持たない。それは、愛とより近しい」
「怒って当然の大きな怒りのときは、あまり怒らない方がいい。(中略)怒りが爆発したときに大声でそれを表現すると、こちらがどんなに正しくとも、負ける。」
「20歳くらいの彼女が見ている世界や抱いている気分を、私はたしかに見、抱いたことがあるが、進行形で見たり抱いたりすることはもう二度とないだろう。」
「社交辞令というものは、気持ちを流し込める型みたいなものではないか。型があるから伝わることもあるのではないか。(中略)親しい人、好きだと思える人たちのあいだにこそ社交辞令は存在すべきだ。」
「えらい人はえばらない」
「フンベルト・ヴァッサー ・・カラフルで、ポップで、微細で、騒々しくて、どこかしらユーモラスな絵(中略)
絵を観ることは私にとってときどきとても難しい。(中略)有名な絵の前で何か思わなきゃいけないような気になり、実際、何か思ったような気持ちになってしまうのである。こういうとき、私って、本物コンプレックスがあるんだなあ、と実感する。本物とは何かを知らないがために、本物と呼ばれるものを見て、本物を知った気になろうとする、それが本物コンプレックス。
だからさんの先入観もなく「なにこれ、誰それ?」と思いながら観た絵で、心をわしづかみにされるという体験が、本当に自分にとって貴重なのである。(中略)大事なのはこの人がだれか、業績が何か知名度がどうかということではなくて、何にも左右されることなく私の気持ちが揺れたこと、それだけじゃないか。
自分の足で歩いてそういうものに出会えると、本当にうれしい。」
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すーぐよめた。何か読みたいときに丁度いいと思います。
これを読んでる最中に世界にはトルコという国があることを思い出しました。
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おもしろ〜〜〜い。角田さんのエッセイは初めて読んだ。小説とはまた別の人のような印象を受けた。どちらも好きだな〜〜〜
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購入場所:TSUTAYA BOOK STORE 東京ミッドタウン店
読書期間:2009年3月7日〜2009年3月11日
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ものすごーくがっつりあとがきが書いてあって満足。
あとがきエッセイっていうのですか。
中身のエッセイも軽い口調に軽い内容で良いです。
素敵です。
サザエさんのフネが理想の女性
ふつうの恋って何って話
鼻毛が出てるんじゃないか、スカートがめくれてるんじゃないか
わかるー
わかるわかるー
借りて読んだのですが、自分でも買いたい。
和やかに、健やかに読めるエッセイ。
好き、好き。
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角田さんのエッセイ。そうそう、と思えるところもあり、えーー、と思うところもあり。エッセイって、小説とはまた違っておもしろいですよねー
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この人の本は小説しか読んだことがなかったのですが、エッセイ、面白かったです。鋭い視点。通勤時に読むのに最適でした
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まさか著者が22歳も自分より年上やなんて、思わんかった!
この人若い。こういう女性が自分の周りにいたら、絶対仲良くなれる。
著者の小説を読んでみたいなーって思った
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知り合いの奥様に似てるような印象で親しみやすくすらすら読めたし、ちょっとおもしろくて笑ってしまった部分もある。
小節もぜひ読んでみようと思う。
最初から1人だった、という自覚の話がとても印象に残った。
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P.139
戻れず、進むしかない。なんかすごいことだと思う。四十歳になっても、四十五歳になっても、私は海水浴にくるだろうけれど、そのたび、見えるものも抱く気分も違うんだろうなあ。それは推し量ることができない。一方通行の、ずっと先にあるから。
それはかなしいともさみしいとも違う、なんとも不思議な気分だった。ふりかえるのでもなく前方に目を凝らすのでもなく、今通過しているものごとをきちんと見るのが一番正しいことなんだろう。だから夏のワカモノたちは、ナンパや鞘当てや恋に、馬鹿馬鹿しいくらいうつつを抜かすべきである。二度とその地点には戻れないんだから。
たしかに。時間の流れって、とどまることがないから。進むしかないんだよなあって改めて思った。
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三十路の未婚女性ってこんな感じだろうな、って簡単に思い至る。
身軽で気軽で、でもちょっと寂しくって、一生懸命で。
トモダチがいるからなんとかなるっていう。
小説、他のも読んでみようって思った。
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こういうエッセイいいなーー。日々、こころの片隅にふと浮かぶふわふわした気持ちや疑問を文字にしてもらった感じ。開けたページのお題を女友達と論じてみたい!
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各賞を総なめにしている経歴の気鋭の作家。
出来ないことや知らないことがたくさんあるというのは親しみが持てます。
かっちりした文体で、しっかりしている印象だったんだけど。
こたつで過ごす家が心地良すぎて、仕事場を借りて通う。
どんどん忙しくなる仕事は肉体労働に。
体力がないと小説家はつとまらないのね。
酒と煙草が欠かせない生活。
男のどこにぐっと来るかという話とか。男の子が醤油を注いでくれたときだとは。軽い手フェチだそうで。
おしゃれはあまりしない方。
服のランクを松竹梅で分け、近所は梅(ほとんど部屋着)にしていて、近所で取材を受けたときにうっかり普段着で行ってしまったとか。
男は必ず浮気するものという前提で話をしていたら、そうとは限らないことを3年前に気づいた。それまでは「自分は浮気されてました、それも毎回」と言っていたようなもので恥ずかしかったとか。
それだけ、才能の方はあるって事なんだろうけど。
アニメのキャラクターが異性のクラスメイトと想定して、その中の誰が何と話しかけてくるか、という心理テストの話が面白い。
それが好みのタイプ、という単純なものだけど。
アニメをあまり見ないために、クラスメイトの設定自体が難しかったけど…すんごいメンバーになりました。
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みんな同じじゃない、でもまるきりちがう訳じゃない、女友だち。
そんな友達との会話をごくごく普通に楽しんだ気分になれるエッセイです。
http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-97.html
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飾った感じが一切なく、かなり面白かったです。
思わず笑っちゃったり、「そうそう!そうだよね~」と共感したり、妙に納得したり…
とにかく友達とのおしゃべり感覚で読めます。
他愛なさそうで結構深い。
元気になれます。