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前からタイトルが気になってたのと、表紙が可愛いので(笑)購入してみた…けど、自分的にはあんまりはまらなかったかなあ…。
設定は面白そうだったんだけど…何か物足りない感じ、かなあ?
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母校に遊びに行ったら、気になっていたこの本が紹介されていたので読みました。
実にシンプル。
回りくどいことを櫻子さんがストレートに言ってくれるのですっきり。
骨が大好きな櫻子さん。
櫻子さんが骨探しに行くたび、死体が…。
まるでコナンくん笑
最初の死体は可愛そうでした。
婚約者と自分の妹がいい仲。
それに耐えれなかった姉は植物の毒を使って自殺。
その後、婚約者も自殺。
婚約状態なので不倫とまでは言わないけれど、悲しい結末です。
二体目の死体はよく考えたものでした。
心中に見せた他殺。
警察官にも色々事情があるんですね。
櫻子さんがいなかったらこの死体は無念。
三体目の死体はすごく考えさせられました。
まず、主人公の薔子の名前。
しょうこと読みますが、最初に思い出したのは
中川翔子(笑)
薔という字が人名には使えないんですね。
まぁ、小説なので(笑)
その夫が酔っ払って階段から落ちて死亡。
だったんですが、実は違った。
知人ともみ合いになり、階段から落ちて死亡。
死ぬまでに時間はあったから、その知人がちゃんと助けていれば助かったのに。
と、夫の愛人神父がご立腹。
神父がそういう性癖ということを表沙汰にできないということから、自ら降霊界を開いたんですが、妻が考えた末出した答えは、ここで語られたことは他言無用。
夫もそれを望んでいないし、助けなかった知人には、夫の生前助けられた。
そいういうものでした。
確かに、ことを公にすることで損失は莫大。
死人に口なし。
この状況は妻の判断が正しかったかもしれません。
次に読んだ”罪色の環”とは反対の話でした。
確かに犯した罪は重い。
この場合は誰の人生も左右しない。
ただのうちわ。世間は沈黙。
そして妻も他言無用という。
ただ、愛人の神父が嫉妬の念で助けなかった知人を処罰したい。
その思い。
結局、神父はそのことを警察に持ち出しました。
神父はキリスト教会を追放、妻も花園を閉鎖。
数々の損失しか残りませんでした。
実に悲しい最後。
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いやぁ~、まさにキャラミスここにありですね(笑)
最初は携帯小説かと侮っていたけど、
なかなか読ませます(笑)
北海道は旭川の情緒あるモダンなお屋敷に
ばぁやと二人きりで住む
正真正銘のお嬢様、九条櫻子(くじょう・さくらこ)は
傍目には男物の白いワイシャツにジーンズという素っ気ない服装に身を包む
黒髪長髪の長身美人。
しかし、そんな完璧なバックボーンや目を引く美貌とは裏腹に(笑)
その実体は
ヘヴィメタルを愛聴し、
生きている人間より
死んだ生き物の『骨』に恋い焦がれ、耽溺しているという
かなりの変わり者(笑)
骨採取の為、絶えず動物の死骸を探し周り(苦笑)
素っ気ない男言葉で誰彼かまわず毒舌を奮い、
高校生の少年に向かって
自慰や射精についての知識を披露する(笑)
およそ、女性らしくはないキャラに
まずぶっ飛びます(笑)
(ところがどっこい、この櫻子さん、甘いものに目がなく、子供のように唇を尖らせて拗ねてみたり、誰をも骨抜きにするキラースマイルを持ってたりと、所謂ギャップ萌えの要素にも事欠かない魅力を持ってたりするのがミソなのです笑)
そんな櫻子さんに翻弄されながら、
いつも食べ物に釣られ助手を務めるハメになる
平凡な高校生、舘脇正太郎の
未来からの回想というスタイルで綴られていく連作短篇集です。
少年が密かに恋い焦がれていた薬剤師が亡くなった密室事件、
海で見つけた頭蓋骨と心中事件の謎、
秘密の降霊会の裏に潜む一人の男を巡る愛憎劇など、
死体や骨という言葉から
猟奇的な展開を想像してしまいがちだけど、
心配は無用です(笑)
ラノベへの偏見がある人には
あえてオススメはしないけど(笑)、
捻りのあるオチと
法医学の知識もよく調べてるなぁ~って思うくらい感心させられるし、
どの話もどこか物悲しくて
人間の愚かさを上手く描いてます。
(自分はドラマ『ケイゾク』のあの暗いテイストを思い出してしまった笑)
骨の知識やうんちくが書けてるのは勿論だけど、
旭川が舞台なため、北海道に関するあるあるや、道民以外は知らない情報や
ほっぺが落っこちそうな美味しい食べ物が随所に出てくるのも
ちょっとした楽しみがあります。
なんといっても
少年が年上の女性と出会い大人になっていくストーリーは
甘酸っぱくもほろ苦くて
自分の好きなテイストなんですよね~(笑)
(モニカ・ベルッチがまばゆかった『マレーナ』とか、リン・ミンメイと早瀬未沙の間で揺れ動く一条光を描いた初代マクロスとかね笑)
甘ったれで幼い正義感や道徳観しか持たない少年の鼻をへし折ってくれる年上の女性という構図にもニンマリやし、
櫻子さんを異性として意識する禁断の展開もお約束ではあるけど、期待してしまいます(笑)
それにしても姿を現さない櫻子さんの許婚の存在や(笑)
まだ明かされてない正太郎少年と櫻子さんとの出会いの事件も気になるし、
なんやかんやと次巻も読んでまうんやろなぁ(^^;)
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なんか人気あるようだしと何も知らずに読んでみたのだけど内容が本当に軽い。
言葉の使い方を頑張っているのは認めるけど結局は何が言いたいの?ん?そこが落ちどころなの?という疑問もちらほら。
そして旭川アピールがきつい。辟易。
でも個人的に骨は好きだな。
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雰囲気は好みなんだけど、ちょっとどんなジャンルの話なのか説明が難しいですね。
そりゃ、ミステリではあるのですが、犯人捜しにそう興味のあるでなし、法医学ものとしてはちょっとライトな感じだし。
もちろん、死体がでてくるので日常の謎とも言えないしね。(^^;
主人公キャラクターの性格付けは、ちょっと破綻している感じが好み。
ちょっとしたグルメ要素も楽しいですね。
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旭川が舞台と聞いて、読んでみた。
「ライトミステリ」なるジャンルを初めて読んだ。
確かに、全体的に雰囲気が軽く、読みやすい。
主人公の少年は平凡な高校生で、RPGの主人公(笑)のようにキャラが薄く、ありがちな設定。
一方、タイトルにもなっている櫻子さんは、「骨好きのお嬢様」という風変わりな設定で、そのキャラを生かして物語が進行していく。
しかし、登場する各人物の描写が甘いために、誰の台詞か分からないものがあったり、会話の流れに違和感があったりする部分が何点かあった。
読んでいて、文章の構成を直したい衝動に駆られてしまう。
ストーリーやミステリ要素も、ありがちなものに感じられた。
一方で、テーマである「骨」と「北海道」に関しては、よく調べられていて説明も分かりやすかった。
特に旭川ネタについて、ザンギ、ゆめぴりか、ななつぼし、ほしのゆめ、などなど名産の美味しい食べ物の描写がでてきて、食欲がわいてくる。
他にも、「夕方の地元情報番組」って「どさんこワイド」か?とか、「道内経済誌」って「北海道経済」か?とか、地元ネタが色々と分かってしまっておもしろい。
増毛のエビもおいしそうで、とてもよい。
こんなにローカルネタ満載の本が、全国で売られていて、「王様のブランチ」などでも紹介されていることに驚きである。
「僕は時間の死んだ街で生まれた。「良くも悪くもマイペースで強情で、変化を嫌うこの街では、澱んだ時の流れすら平穏だとか、安寧と呼ばれる。変えられない、変われないのでは無く、そもそも変えたいと思わないのだ。まるで大腿骨のように強靭なまでの真一文字さが、この街には絶えず横たわっていて、人々の心までせき止めている気がする。」
「この街には、いたる所に退廃や、停滞といった、鈍重な空気が漂っている。」「旭川の人間は、生来変化と異端を嫌うのだ。」
まさにそのとおり。
そんな旭川でも、このような小説の舞台になるということに驚き、喜ばしく、誇りに思う。
旭川関係者にも、北海道好きにも、ミステリ好きにも、いろいろな人に読んでもらいたい小説。
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読みやすく、なかなか面白かった。
櫻子さんと主人公のキャラはよくありがちな組み合わせだが、解剖学や骨の知識はためになった。
ただもう続きは読まないかな‥
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ちょっとアスペルがーの入った主人公
骨マニアで婚約者ありの美人
ワトソン役は母子家庭の学生
舞台になった旭川には、ちょっとした縁があるので読む
ミステリーとしては弱いかな
まあこちらが先読みする前に話はついてしまう
1、密室に遺体
2、海岸の骨と男女二人の遺体
3、降霊会
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なんかなぁ。
主人公かわいそうになってくるわ。
あんま合わなかったか。
てか、最後の話は骨関係ないよね。
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なんとなく気になって購入。
骨をこよなく愛する、美人で変人な櫻子さん。ひょんなことから知り合った僕-正太郎-は、振り回される日々。
2人は、骨を探しても、なぜか遺体を探し当ててしまうのだ。
短編ごとに出合う殺人事件を、興味もなさそうに解決していく櫻子さん。
しかし、萌え系かと思いきや、彼女には婚約者がいて、正太郎より結構年上らしい。この関係どうなっていくのか?
ミステリとしては、トリックもパッとしないし、イマイチだが、中高生はキャラで好きかも知れない。
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シリーズで買っていたのに、アニメはじまってやっと1巻を読み終わりました。北海道愛に溢れた地の文が沢山なんですが、事件の解決の後味が悪いものが、多い気がします。櫻子さんの相方巻き込まれ体質というか、食べ物につられて毎回災厄にあっている、正太郎君の語りです。
骨については詳しくなれますが、アニメ見てしまうと、文章で部位を言われるより、映像でココって表現される方が断然分かりやすいですね。
①
目次
プロローグ
第壱骨 美しい人
第弐骨 頭(こうべ)
アニメ➡「骨愛ずる姫君」第1話
第参骨 薔薇の木の下
エピローグ
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骨を愛する女の子が主人公ときいてボーンズみたいな作品かと思い購入。
ミステリーで法医学の知識の解説など小難しい描写があるけれど、これは楽しみながら読むことができました。
また舞台が北海道で、おいしい食べ物の話になると北海道に行きたくなりました。
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タイトルにインパクトがあったので,試しに読んでみたのだけど,期待外れだった。ライトなミステリーなんだろうけど,推理そのものは大したことないし,ストーリー展開も,決着の付け方も微妙。何より,櫻子さんにまったく魅力を感じなかった。
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櫻子さんの行くところに"骨(じけん)"あり!美しい見た目とは裏腹にその実態は骨に目がない口悪お嬢様。平凡を愛する高校生・舘脇正太郎は今日も彼女に振り回され事件に巻き込まれていく。骨×ライトミステリの新感覚な一冊!
第壱骨 美しい人 必見。
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骨が大好きなお嬢様が事件の真相を暴くライトミステリ。
中篇3篇で軽めの読み応え。
キャラクターは魅力的だけどミステリとしてはいまいち。
殺人事件の犯人と対峙したり確たる証拠を見つけるわけではなく、
櫻子さんの洞察力で事件の真相を推理してあとは周りの人が何とかしてくれるという他人任せな感じにモヤモヤ。
一つの事件にもいろんな考えの人がいていろんな縁があってって事なんだろうけど、ボリュームが少なくて物足りなかったな。