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櫻子さんシリーズ二冊目。アニメ化したのをきっかけに二冊目から読むという邪道を行ってしまった。 櫻子さんの趣味はとても素敵だと思っているので、作中で「変だ」とか「良い顔はされない」と書かれているとそうか…と少しさみしい思いをしてみたりした。 話としてはかなりライトなので、さくさく読めると思う。とても軽いので、骨とか自然物へ興味を持つきっかけになればと思った一冊。
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短編集。
「夏に眠る骨」感想
骨をこよなく愛する櫻子さんは、偶然見つけた骨はまるで自分へのプレゼントのように感じるらしい。
警察に連絡しようとする正太郎に、このまま放置してたまに見に来るだけにするからと、連絡を思いとどまるように言い出す始末。
もちろん、ごく普通の高校生である正太郎は聞く耳を持たない。
発見された骨は、正太郎と同じ高校に通う鴻上百合子の祖母のものだった。
残された家族は、自殺したと思われる祖母を思い気を病む。
祖母は何故、発見された場所に行ったのか?
その謎を解き、櫻子さんは祖母が何の目的でその場所へ行ったのかを突き止める。
態度や話し方は独特だけれど、実は優しい面をきちんと持っている櫻子さん。
アメリカの連続ドラマ「BONES」にも骨をこよなく愛する女性キャラクターが登場する。
彼女の場合は学術的に骨を愛しているわけで、櫻子さんとは少し違っているかもしれない。
「BONES」の主人公テンペランス・ブレナンは法人類学者で専門家だけれど、櫻子さんは素人である。
だが、素人とは言っても骨に関する知識は警察官などよりもずっと深い。
愛すべきキャラクターに仕上がっている櫻子さんのシリーズが、これからも楽しみだ。
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似てるなぁータレーランとものすごく。クールな女の人が淡々と解明していく下りとか、ちょっと情けない男がそばにいることだとか、舞台が京都と旭川なくらいで雰囲気だとかことの運びだとかものすごい類似してる小説です。
多分、謎解きはディナーのあとでもかなりの類似小説。
流行りなのかな?
読みやすいけど、忘れやすい、ま、疲れないけど何にも残らないような流れる内容で、そんでもってこの三作品はどれも似たりよったり。
ただ、この櫻子シリーズは舞台が旭川で、札幌にも出入りしたりするので地元感が出るのは読んでて楽しいかなー?
あ、知ってる!知ってる!みたいなね。
それ以外はまぁ、まぁ、似てる。
おんなじやつが書いてるのかな?と、思うほどに類似してます。連続で読んだら飽きそうな一冊でひた。
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テレビドラマ版が面白かったので、これは原作も読まないとね〜\( 'ω')/というわけで、櫻子さんの足下には死体が埋まっている です。ただし、間違って先に2作目を読んでしまうという/( 'ω')\何でや
ドラマから入った私は全て観月ありさとキスマイ藤ヶ谷くんに脳内変換されたので、小説読んだっていうかドラマを文字でもう一回読んだ〜って感じでした\( 'ω')/なんと軽い感想
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「櫻子さんの足下」シリーズの2作目。
今回は、「夏に眠る骨」、「あなたのおうちはどこですか」、「殺されてもいい人」の3編が収録されている。
相変わらずマイペースの櫻子さんと、正太郎クンのコンビ。
コンビといっても、個人的に、櫻子さんの相棒は、も少し大人のほうがよかったかなと思うのだが。
相棒として、櫻子さんに対するグチが多いんじゃないかと。
理解度が足りないんじゃないかしら…と。
そう思うのは、「夏に眠る骨」では、正太郎クンの同じ学校の女子、鴻上百合子の祖母の件で、百合子でさえ、櫻子さんを「優しい人」と表現するが、正太郎クンはその言葉に驚いている。
それに対し、百合子は「優しい言葉だけが、優しさじゃないと思う」と返す。
櫻子さんとちょっと触れ合っただけの百合子でも、分かることを…と思ってしまうのは意地悪だろうか。
このシリーズは、まだまだ続いているので、正太郎クンも成長していくはずだから、きっとその頃は、最強のコンビになっていることだろう。
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キャラクター重視のライトミステリーのような謳われ方をしているけれど、中に出てくる知識類は結構本格的で面白い。
こんなタイトルや表紙にせず、もう少し売り出し方を変えればいいのに。
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前作の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」と比べ「骨」の登場が少なく、ミステリアスさに少々欠ける。
半分以上が薔子さんの家族の問題を描いた内容に終始しており「骨」とはほど遠い内容である。
従って櫻子さんの活躍も前作より少ない感じがして少々私としては内容的にお物足りなさを感じる一冊だった。
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山で見つけた白骨死体に、容疑者が次々と現れる未だ現役の九十歳の東藤家当主の誕生日パーティ後の死の真相と、くっきりとした櫻子と舘脇のキャラクターと各物語がしっとりと馴染んでいて心地好い。たどたどしく話す迷子のいいちゃんがリアルで可愛かった。懸命に赤ちゃんの蘇生処置をする櫻子が頼もしくて胸に迫った。
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北海道・旭川を舞台に骨マニアの偏屈美女・櫻子さんとグルメな食を愛する高校生・正太郎が遭遇する不思議な事件の数々を描いた異色ミステリの2冊目です。私は密かにいつも美食で正太郎をもてなしてくれる厳しいけど優しい「ばあやさん」が大好きですね。今回は老女の骨の話と迷子の幼女の話と日本のドンファン九十歳当主の死の話ですが著者は平凡なミステリで満足せずに毎回新鮮なサプライズを読者に届けてくれますね。櫻子さんは一見クールな冷たい女だけど一理ある鋭い独自の倫理感の持ち主ですので若い正太郎に大事な本質を学んで欲しいですね。
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久しぶりに櫻子さんシリーズを手に取ってみましたが、やっぱり面白いですね。
高校生なのにやたら精神年齢の高い正太郎くんと、かなり型破りな櫻子さんは見ていて微笑ましいです。
今回の三作は結構重い…というより、切ないお話が多めでした。
どのお話を読んでも分かることですが、やはり女性は強かですね。
すごくカッコいい。
櫻子さんの必死な様子、それでいて優しい様子も見れたため、お腹いっぱいです!
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「夏に眠る骨」
最期に見た景色は絶望か。
確かにあんな場所に偶然居合わせたというのは中々に信じ難い話かもしれないが、彼について行ってしまっていたら事件の真相は解けなかったろうな。
自殺と断言された時、彼女の家族は介護を全て彼女一人に任せ切りにしてしまった事を悔やんだろうが事実が分かった今は違う気持ちで前を向く事が出来たろうな。
「あなたのおうちはどこですか」
一人歩く子供の行先は何処。
まだ幼い彼女には今あの場で何が起きていて自分だけ窓から逃がされたのか分からなかっただろうが、断片的な言葉と彼女に着いた血や格好を見たら普通でない事は明らかだろうに。
確かに虐待らしき痕や周りからの声もあるかもしれないが、全てが彼女のせいとは言いきれないだろうし彼女が我が身を犠牲に子を護った事は報道されてないのだろうか。
「殺されてもいい人」
子沢山とは言うが母親は。
相手と合意の後にこの様な事になっているならまだしも、彼女の物語の証言が本当だったとしたらただの強姦と変わりなくお金で全てをだなんて最低だな。
彼女は同じ様に抱かれ嫌な思いをしたが、子を抱いた時に新たな感情が生まれたからこそ他人の子でも育てる事は苦でなかったが命が奪われる事の方が辛かったのだな。
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シリーズ2作目、なんとなく前作より読みやすくなっていると感じました。おそらく3編のうち2編がちょっと哀しく切ない物語であることも影響しているのでしょう、くわえて櫻子のキャラも味わい深くなってきたというか、単なる骨好き、死体好きに加え様々な面が見えてきた、とっつきにくい面が少し丸みを帯びてきて人間らしさが出てきたという変化とも無縁ではないでしょう。
(自分にとっての)標準的なおもしろさである星3つを突き抜けるほどの評価はまだつけることができませんが、少なくとも1作目を読んだ後に持っていた「2作目以降を読み続けるかどうしようか」という迷いがなくなるくらいには評価が上がりました。
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「あなたのおうちはどこですか」は特に好きなお話。櫻子さんが赤ちゃんを救おうとしているシーンは何度読んでも感動する。
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シリーズ2作目。1作目よりぐんっと面白かった。ちょっと無理がある部分もすうっと読ませる文体。大泉洋ちゃんがモデルの警官も登場(すぐわかった(笑))
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主人公と櫻子さんの関係性が面白い。いつか過去の話も語られるんだろうか。1話目、2話目は、悲しいながらも救いのあるお話。3話目、主人公が「ソウタロウ」と間違われるエピソードは何だったんだろう。