投稿元:
レビューを見る
タイトル通り経営戦略の様々なフレームワークを使いこなし方を50問の質問形式で説明していく。フレームワークを説明するとっつきやすい本が無かったので購入。
理解は深まったが、フレームワーク自体は非常にシンプルなので、これを使って分析し何らかの示唆を得るまでの間にはもっと多くの何かがあるような気がする。
メモ
・フレームワークは整理して理解を深めるだけでなく、戦略の基本パターンも提供する
投稿元:
レビューを見る
フレームワークを適用する際のポイントが、分かりやすく説明されている。
フレームワークを覚えた人がその理解を深めるには、良い本だと思う。
投稿元:
レビューを見る
【概要】
おもに、
1.経営戦略を検討するための次のフレームワークの使い方
・BCG-PPM
(複数の事業がある場合、経営資源をどの事業から得て、投入するかを明らかにする)
・3C
(現状分析に使用⇒市場変化を明らかにし、競合の成功のキモを明らかにし、自社の改善ポイントを明らかにする)
・SWOT
(現状分析に使用⇒機会・脅威、強み・弱みの順に検討し、市場の変化とその影響を見た上でビジネスチャンスを見つけ出す)
・PEST
(現状分析に使用⇒政治・経済・社会・技術の分野での環境の変化を明らかにし、ビジネスチャンスを見つけ出す)
・5FS
(収益性向上検討のために使用⇒既存業者との競争・売り手の交渉力・買い手の交渉力・新規参入の脅威・代替品の脅威を考え、どの力をコントロールすれば収益性が向上するかを検討する)
・顧客分析
(既存顧客・競合顧客・離反顧客・取りこぼし顧客で整理し、顧客のニーズ等を把握する)
・競合分析
(競合との勝負の結果として売上高やROE等を把握し、そのうえでバリューチェーンごとに自社と競合を比較することで、勝因・敗因を明らかにする)
・ポーターの基本戦略
(コストリーダーシップ・差別化・集中)
・コトラーの競争戦略等
(リーダー・チャレンジャー・フォロワー・ニッチャー)
2.戦略を実行していくためのポイント
・中期経営計画策定のポイント
・中期経営計画実行のポイント
が書かれている。
投稿元:
レビューを見る
50問の質問を通して、経営戦略を機能させるために必要なエッセンスを学ぶ本。
先人が編み出した市場分析、経営戦略を構築する為のフレームワーク。 経営戦略の本やマーケティングの本などに紹介され、その有用性は一般的に理解されている。 しかし戦略を練る際に使うとなるといつのタイミングでどの様に使えば良いのか分からなくなることがしばしばある。 実際に戦略性を持って進めてきた企業が何故か破たんや撤退を余儀なくされるケースもよくみられる。
本書の副題にもなっているとおり、本書は「何故戦略が機能しないのか?」にスポットを当て、質問形式をとり読者に考えさせつつ、本質的な理由に導いている。
経営戦略が正しく機能しない理由として、
①戦略を正しく「策定」出来ない
②戦略を正しく「実行」出来ない
③戦略を正しく「継続」出来ない。
ことが挙げられる。 正しい現状分析が出来ていない結果、「策定」レベルで適切な戦略を生み出せない場合が多いが、多くの企業で「実行」フェーズで機能不全を起こすことが多いという。
自社の栄枯盛衰を目の当たりにした私にとって、本書に照らし合わせてみるとその理由やメカニズムが非常によく理解できた。
本書の特徴は、
1) 失敗事例からのアプローチで正しい方向を指し示していること。
2) フレームワークの使い方だけではなく、それを使う時期を明確に示していること
である。
他の人にもお勧めできる良書である。
投稿元:
レビューを見る
フレームワークが沢山載っていて、その使い方が書いてある本なのかと思ったら違いました。
そもそもフレームワークとは何だったのか?から始まり、
①何故経営戦略は機能しないのか?
経営戦略には大きく分けて全社戦略と事業戦略がある。全社戦略ではPPMが用いられる…以下PPMの正しい使い方
②なぜ現状分析は機能しないのか?
多くの日本企業は情報収集で事実しか述べていない、分析出来ていない。から始まり、3Cや5Fs、PEST、SWOTなど分析ツールについての説明と正しい使い方が…
③何故戦略策定は機能しないのか?
企業を同種同業などで比べた時に、どのようなポジションに分けることが出来るのか、それぞれの戦略はどういったものがあるか…と言うお話。ここではポーターやコトラーが登場します。コストリーダーシップ、チャレンジャーやらフォロワーやら差別化やら…
④なぜ中長期経営計画は計画どおり実行されないのか?
経営者が気合いやエイヤで作った戦略は、その必要性、実現性可能性が伝わらない為、モチベーションが上がらない、ここでWBSを策定することで確実に実行に漕ぎつける。と言う現場レベルでのお話。現場マネージャークラスも含む。
⑤経営戦略を機能させるための必須スキル
戦略立案者に必要なスキルとは?から始まり、そのようなスキルを磨く方法、仮説思考のトレーニング方法、最後に策定した戦略の継続方法で締め。
って感じです。フレームワークも超簡単なものしか使われていないです。コンサルティング、戦略策定の一番基本にして抑えるべきポイントを書いてる本でした。戦略初心者にお勧めです。
就活に使えそうな本<http://hase62.blog111.fc2.com/blog-entry-48.html>
投稿元:
レビューを見る
フレームワークを使うタイミングや目的を説いた本。
入門者が目的を持ってフレームワークを使い始めるための型を持てるようにはなるかも。この本の内容をそのまま実践できる=フレームワークを使いこなす、ではないことを理解できるかどうか、本当にフレームワークを使いこなすための最初の壁かもしれない。
投稿元:
レビューを見る
経営戦略立案のための50のフレームワークが紹介されています。
ブルーオーシャンの前に読むべき1冊です。
3C分析やSWOT分析、競合分析など基本的なフレームワークが理解できるはずです。
投稿元:
レビューを見る
PPM、3C分析、SWOT分析、ファイブフォース分析など、巷でよくみかれるフレームワークがあります。
さてさて、使うのはいいけど、本当に活用できているのっていうのが本書の内容です。
フレームワークってあるのは良いのですが、それをそのまま使う、その使い方が間違ってます、ちゃんと使えてないというのが実情だと思います。
フレームワークありきの考え方になり、思考が硬直してしまうということがあります。
結局、フレームワークに縛られて、実際のところできなかったということが多いのではないでしょうか?
「ちゃん」と活用する方法が書かれているのが本書です。
本書を読んで、自分自身も考え直さないといけないと感じました。
投稿元:
レビューを見る
5フォースやPPMなどのフレームワークって知ってはいるが、きちんと使いこなす事って難しいですよね?
そもそも何の目的でこれらがあるのかを考えれば考えるほど、深みにはまってしまったりします。
私が読んだこのの本は、上記に共感して下さる方に最適です。
難しい事は一切書いてなく、経営戦略を立案する為には、各フレームワークをどのように使うのがよいのか、また、絵に描いたモチではなく、実行できる経営戦略の描き方みたいな事も書いてあります。
フレームワークを使う入門書としておススメします。この本で、日々色々な切り口を意識しながら考える癖がつきました。
切り口を意識しながら、物事を考える事でMECE(もれなく、だぶりなく)考える事が可能になります
投稿元:
レビューを見る
世の中にフレームワークについて書かれた書籍はたくさんありますが、この本はタイトルどおり『使い方』に焦点をあてているため、フレームワークを『学ぶ→使う』に変えたい人にはおすすめです。
良かった点は3点。
①フレームワークの使い方、使うタイミングが具体的に記載されている。
②なぜ日本の経営企画関連の人はうまく戦略を立てられないのか(だから外資系コンサルティング会社が存在している)
を教えてくれる。
③戦略立案担当者がやるべきことは何かを教えてくれる。
今後仕事に活用していこうと思います。
投稿元:
レビューを見る
フレームワークって巷でよく聞くから勉強したけど、実際ビジネスの場でどう使ったらいいのかよく分からない。
そう思っている人は多いのではないか。
この本はそんな悩みを抱える人にぴったりの本だ。
SWOT/5forces/value chain等のフレームワークの意味と、それらを「どのタイミングで」「どの様に」使えばよいのかを具体的に解説してくれている。
ページ数の都合だろうが、もう少しケースがあってもよいかと思う。
投稿元:
レビューを見る
分ったつもりのフレームワーク(3CとかPPMとか)の使い方を
もうちょっとわかったつもりにしてくれました。
タイムリーなことで考え方として共感できる部分も多かったので
楽しかったけど
もすこしケースがわかりやすかったり
あれ?さっきと違うぞみたいな部分がたまにあったのが気になるところ
あとは自分で試すだけ!
投稿元:
レビューを見る
今、一番参考にしている本。どうすれば、計画を実行レベルまで浸透させることができるかが最大のカギ。そのためには、現状分析→戦略策定→事業戦略→マーケティング戦略→実行→結果検証…。
まあ、PDACサイクルなんだけど、この本はなぜそのサイクルが回らないのか、その理由を分析している。
法的三段論法を応用すれば、目の前の現状→経営戦略など→結論というフローで課題のあぶりだしを行っているが、まあ課題だらけです(笑)。
投稿元:
レビューを見る
著者は、牧田氏である。
経歴は、京大−アクセンチュア戦略−BIMビジネスコンサル−信州大学経営大学院准教授
って感じ。
本書は、体系的に何かを学ぶという内容ではないし、
そもそもある程度コンサル知識として各種フレームワークを知っている、
さらには、業務として経営企画とかコンサルをやっていないと理解の深度が
浅くなってしまう。そのような感じの本である。
個人的には、なかなか良かったと思う。
まぁ、辛口で言うと、”買う”までではないが、手に取って読むのは良い。
さらに、〜の50問と記載されているため、本当に脈絡のない50問が
記述されていると思いきや、意外とストーリーがちゃんと構築されており、
たぶん、そこまでの経験や知識がなくても読み進める事が出来る点は、
一般レベルのビジネスマンを対象にしているとも取れる内容になっている。
しかし、内容はある程度の示唆が与えてくれるが、では実際にどうやるのか?
ってところまでは答えてくれていない。
例えば、著者は分析の甘さの発生として”情報入手の困難性”をあげている。
具体的には、競合他社の情報って入りにくいよねと。そうなると、分析って言っても、
精度が甘くなり、結果的になんとなくの戦略が出来上がってしまうなと。
だから、ちゃんと競合他社の情報を取るべきだと。
それは、理解出来る。では、そのような入手が難しい情報をどうやって
手に入れるのか?そこまでは答えてない。
たぶん、そこって書ける部分と書けない部分があると思うけど、書ける部分は
書くべきなんじゃないのか。
まぁ、CIAでさえターゲット情報の主な入手源(95%程度)は、新聞その他
普通に手に入るメディアからと言われているので、書く事もあまりなかったのかも
しれないけど。
以上
投稿元:
レビューを見る
書店の経営学コーナーに、「フレームワーク○○」とか「○○のフレームワーク」という書籍が、ここ1-2年ほど平積みされているが、私の実感では、本書が出て以降だと思う。
実際、初版の発行日付を見ると、本書が2009年12月24日となっているが、これ以外の本は、それから半年とか経ってから発行されていたりする。
でも、残念ながら本書は平積みはされていない。
私は本書が書店に並んですぐに着目していたが、時間がなかったため読みたいリストに入れてしばらく時間が経っていたが、大学院経営学研究科がスタートする前に会社の先輩の勧めもあり、購入。
内容については、すばらしいの一言。
他の方もレビューに書いているので、割愛するが、
『どのフレームワークをどのタイミングで使うべきなのか?』をわかりやすくレクチャーしてくれている。
PPM、SWOT、3Cなどについて、自分が如何に理解していなかったかを痛感させられた。
なぜ、書店で平積みされていないかと言えば、おそらく世の中の人はもっと具体的な答え(How To)が欲しいからではないかと思う。よって、本書のような本質に迫る本は、たくさんは売れないのかな・・・もったいない。
これから、経営学を学ぶ人は先に読んだ方がいいかもしれないと思う一方、先に読んでも理解できない気もするので、一つ一つのフレームワークを、ふむふむと学習してから読んで本質を学習した方がいいかもしれないとも思う。
「なぜ中期経営計画は計画どおりに実行されないのか?」という切り口での分析もあるため、企業の戦略部門に属する方、特に戦略とは名ばかりで、戦術立案部署になっている方には読んでもらいたい。
自分は、本書の主要ポイントをExcelシートにメモをとって、事あるごとに見直してます。