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全編通して読むと気がふれるらしいです。私は作中の歌がずっと頭から離れませんでした。キチガイじみたエロチカ。私には面白かったのですが、万人受けはしないかと。
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説明する必要もない問題作。短編の方が好きなのだが、インパクトを重視して本作を選ばせてもらった。初めは「『脳髄はものを考えるところで非ず』という主張は、物を考えているところが脳髄で、その脳髄が『脳髄は物を考えているところではない』と言っているせいで複雑になる話」だと思い読んでいたのだが、ページが進むうちにそんな些細なことなどどうでもよくなってしまった。今巻の外道祭文のくだりを読んで私は、自分の頭がおかしくなると確かに思った。なので途中で読むのを止めたことがある。
ちゃんと下巻まで読んだのだが、結局よくわからなかった。だが面白いから不思議である。
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「読まず嫌い」の代表的作品。なぜもっと早く読まなかったんだろうと痛感した。不快に感じた冒頭を抜けると、この作品独特の吸引力に支配され、一気に底なし沼へと引きずり込まれる。文章に時差を感じるものの、非常に丁寧で解りやすく構成も見事だと思う。ラストの展開は圧巻。真相に追いついたと思ったら逃げられる。読者は取り残されるが、もうすでにドグマグに取り憑かれているのだ。奇書というか怪書というか・・・。初めて味わう読後の余韻にただただ脱帽する傑作。
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▼買って良かったと久々思えた本。流石三大ミステリだけあるなー。▼突然論文や昔話が入ってきて面食らったけど、慣れればどうということもなく。▼下巻を走って買いにいきます。▼でも表紙がむやみにエロ過ぎる!そういう小説じゃないのに!
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極めて難解!構造も設定も展開もすべてが奇抜。まさにドグラ・マグラ(めくらまし、という意味らしい)。精神医学なんて言葉自体も珍しい時代に、それをテーマに書いた作者はすごすぎ。
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読めば発狂すると云われている。胎児の夢、生きているのか、生かされているのか、人間の本質まで問われるような。
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ある日、一郎は精神病院のベッドで目を覚ました。記憶を失っている彼の前に現れた正木博士らは、彼が殺人犯であるという。また、隣の部屋からは、彼が殺したと思しき妹の声が聞えてくる。何が夢で何が真実なのか、一郎の精神は混乱していく……。読むものは精神に異常をきたすと言われる希代の奇書ドグラマグラ。読んでみたけれど、うーんと言った感じ。読み物としては面白いのだけど、帯が強烈すぎたのか期待が大きすぎたのか、ちょっと残念。若い多感な頃に読むともう少し感じ方も違ったのでしょうけど、今はもっと恐ろしい事件が実際に頻繁に起こっているし、この本を書かれた当時とはモラルもだいぶかわってきてしまっていて、衝撃度が当時とはあまりにも違うのだなぁと思いました。奇書と言えば間違いないです。
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奇書であり希書であり貴書である。
毀:結・筋でいうなら長い
誉:有り得ない感じが有り得る
褒:ドグラ・マグラ、この秀逸な題に尽きる
貶:キチガイ地獄外道祭文、悪い意味で適当である
もがけばもがくほど堕ちていく蟻地獄。
否、本作中に同作品がありドグラ・マグラ内にドグラ・マグラがある。
作中のドグラ・マグラにもまたドグラ・マグラがなけらばならず、それは合わせ鏡の無間地獄。
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人には狂いたいけれど狂うのは恐ろしい、それなのに狂ってみたいという欲求がどこか片隅にあると思う。
その欲求を満たしてくれるのがこの本だ。
擬似的に、じわりじわりと脳を侵食される感覚を味わうことができる。不思議な恐怖と快感、夢野久作の世界に浸れる。
この本を読むと気が狂うといわれている。
ちなみに私は精神科のお薬漬けだ。
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裏表紙には「読むと発狂する」と書いてありましたが、そこまでではないものの、楽しく読めました。
ぐらぐらした文章で、居心地の悪い気分になりながら、作者に振り回されながら読む本。好き嫌いが思いっきり分かれそう。私は好き。
そこにある自然が、自然ではないかもしれない可能性を秘めているって怖いけど、ちょっとワクワクします。
終わり方がまたいいです。自尊心を傷つけられたい人におすすめ(笑)。
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いまだに読むのが怖い。
人格が変わってしまいそうで。
なので実は未読です。
というか講談社。もっと装丁、まともでも良かったのでは?
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皆にすすめたら不思議 だとか いみふ といわれてしまった…
理解できない 難しいとよくいわれてるけど私はあまりそうかんじなかった。 もしかしたら読み方があさいのだろうか?
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古書店で見つけたので。
ほんとは澁澤龍彦の化粧箱本がいくつかあってそれが買いたかったけど、お金が無かった…。
有名ですね、特に表紙とか。
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夢野久作の代表作であり傑作。読んだ人の5割は気が触れるとの触れ込みに、大学時代に読んだ訳ですが、無茶苦茶で奇想天外でありながら精神世界の探求が出来るわけで、ホンに今なお読み返そうかなーと思う時ある傑作ですねー!
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ついに完読しました。
文体が独特。カタカナ、当て字、「・・・・・・」の多用。
それと、おかしなウタ?論文?この調子でクライマックスを迎えるの?と心配になるも、しかし下巻の途中からは急展開
。
目が離せない結末となります。
なるほどね。
適度に騒がれるわけだ、この本。