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幸之助礼賛の本。タイトルからイメージした内容からは期待外れでした。
1.この本をひと言でまとめると
著者なりの松下幸之助論
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・生きがいをもって働く(p.36)
⇒幸之助の天分を果たすという考えに納得。自分の天分は何か、考えたい。
・マネジャーに必要な資質(p.74)
⇒真摯さを言い換えれば、志、愛、素直な心、ということが分かった。
・反対者をその事例の責任者にする(p.128)
⇒組織全体を考えていい考え。
・最後の秘密は夫人。(p.239)
⇒夫人の影響は大きい他の成功者でも少なからず影響を与えている存在と思う。
3.突っ込みどころ
・D > Mが1つしかない。
・松下幸之助について書かれている内容が多い気がする。
・著者が幸之助の指導を受けているので幸之助への思い入れが強いように感じる
4.自分語り
・幸之助の考えを補足するためにドラッカーを引用している、あくまで幸之助論が中心にある印象を受けました。タイトルの「もし松下幸之助とドラッカーがマネジメントで勝負をしたら?」について、勝ち負けを決めるのが本題ではないですが、公平な勝負になっていない気がします。ただ、幸之助論をもっと知りたいというきっかけを与えてくれたことはよかった点と思います。