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ニュースや新聞で明らかにしている内容も多いですが、今だから、話せる選手に対する話や昔と今の野球会に対しての落合さんの考えが分かります。
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中日ドラゴンズの元監督である、
落合博満さんの『采配』を読みました。
非常にバランスのとれた考え方をする人だな、
という印象を受けました。
競争が激しいスポーツの世界で結果を残してきた方は、
原則に忠実な方が多い。
当たり前のこと、シンプルなことを、
とても大切にしている。
読んでいて、たくさんのことを学びました。
この本では、次のようなところに共感した。
「孤独に勝てなければ、勝負に勝てないのだ」
「自分を高めようという意欲の上に、『どんな相手が目の前に現れても、必ず俺が蹴落としてやる』という野心が必要なのだ」
「心技体ではなく体技心」
「自分のスキルを成熟させながら3つの段階の戦いに直面することになる。それは、自分、相手、数字だ」
「3割の壁を突破していく選手は、一度も3割をマークしていないにもかかわらず、3割3分あたりを目指している」
「一流の領域までは自分一人の力でいける。でも、超一流になろうとしたら、まわりに協力者が必要だ」
「自力があってこそ一流を目指せる」
「投手力を中心とした守りの安定感で勝利を目指す戦いを続けてきた。『負けない努力』が勝ちにつながる」
「あくまで理想はパーフェクトなものを描き、それに一歩でも近づいていけるよう、現実的な考え方で戦っていく」
「自分のスタイルで自主的に練習しているだけでは、壁にぶち当たると跳ね返す力が乏しい」
「私は現役時代、打撃技術というものをどうすればシンプルにできるかを追求してきた」
「シンプルに伝えようとすると、相手の耳に入りにくい。シンプルな指導こそ、耳を傾けよ」
「何でも自分でやらなければ気が済まないと動きまわる監督ほど失敗する」
「自分にない色を使う勇気が、絵の完成度を高めてくれる」
「私が45歳までプレーできた理由はなにか。いくつかあるのだが、最も大きかったのは対戦相手が落合博満という選手の考え方を分析しきれなかったこと。私の腹の中を読めなかったことだ」
「100回バットを振ったヤツに勝ちたければ、101回バットを振る以外に道はない」
「準優勝チームに『健闘を称える』と言うならわかるが、『おめでとう』はないだろう」
「オレ流ではない。すべては堂々とした模倣である」
どの監督も心技体において高いレベルを備えてるんだろうけど、
落合監督は『体』を重視してるように感じる。
例えば、野村監督はもう少し、『技』あるいは『智』に偏ってる。
よく知らないんでイメージだけど、王監督は『心』寄りか。
イチローは3つのバランスが取れてる、って感じ。
素晴らしい本を、感謝です。
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読了。野球の書よりはビジネス書の印象でした。チームの方向性、心理の活用は凄いです。特に印象に残ったのは「勝負に絶対はない。しかし最善の策を講じていけば、仮に負けても次に勝つ道筋が見えてくる」。岩瀬がだめの場合も当然考える。深いです。
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クレバーでブレない、結果が出ないと即切られる時代に8年続けてこられたのも納得。経営者としても見習う内容満載でした。
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「やりたいことをやろう」じゃなくて、
「やらなければならないことをしっかり見ろ」
が大前提の社会生活の方法論。
プロ野球選手を神格化せず、ただの一職業として語っていることからも、読み手のことをしっかり考えてるなという印象を受けました。
部下を迷子にしないこと。誰よりも練習すること。
結果を出したければ結婚すること。仕事に今より遥かに大きな意味が生まれるから。
仕事の成果と人生の幸せは全くの別物。一杯の白飯と緩やかな時間。その中で全力で仕事に取り組むだけ。
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積読の多い中、久しぶりに一気に読み進めることのできた本w
野球だけでなくビジネス本として通用する内容だと思った。
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2011.12.7読了
オレ流 元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏が語るリーダー論。
落合博満氏個人に興味が無くともビジネス書として十分に良書。
選手として苦労して頂点にまで上り詰めた落合氏の言葉はシンプルだけど重みを感じるものばかりで、采配に関してはプロ野球ファンなら「なるほどそうだったのか!」と感じる部分も多いはず。
チーム状況に合わせて細かい枝葉の部分は変われど、ふとーい幹の部分は一貫してブレない所は凄みをも感じます。
こんな強いリーダーなかなか居ないでしょう。
はてさて次はどこの球団のユニフォームを着るのか。楽しみです。
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各章が短くまとめられて、ポイントが抑えられている。
中日ドラゴンズがあれほどトップ争いが出来たのは、この本を読むと落合監督の影響が大きいことがわかる。
指導者によって、ここまでチームが変わるものか。
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読んだ。
2011年の日本シリーズ6戦、ドラゴンズの抑えリレーは
岩瀬→浅尾でした。守護神岩瀬できたドラゴンズにとって
この起用は非情采配なのか?「勝利の方程式」を崩したのか?
答えはこの本に載ってます。
自分にとってはこの起用は納得済みだったりしますが
落合監督になって8年間、
・荒木井端をなぜ再コンバートしたか
・平田がなぜブレイクしたか
・岩瀬浅尾の世代交代はいつか
・山井の完全試合達成中の降板はどうしておこったか
・2004年シーズン、紅白戦スタートのキャンプ、開幕戦、優勝
それでも2004年オフ大量放出したわけ
・落合ドラゴンズの最高チームはいつだったか、その戦い
・森野だよ。森野。
などこれまでの落合監督の野球を観てきた答え合わせができる内容です
やっぱ監督すごい。あぁそうだよなぁ。と感じながら読めんだ一冊でした。
藤井がなぜブレイクしそこねたかも書いてありましたが、そこだけは
もう一歩踏み込んだ原因がわからなかったなぁ…
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実に合理的で読んでいて気持ちが良い。他方「オレ流」と一括りにして、ひょ面的な報道に終始していたマスコミの浅はかさを改めて実感。
内容は賛否両論であろうが、これもマネジメントの一スタイル。
とはいえ、部下がそこそこ優秀でないと成り立たないものであると感じた。
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中日ドラゴンズを8年間ずっとAクラスに導き続けた落合監督の
選手起用や数々の発言などの「真意」を知る意味でも大変興味深く読むことができました。
スポーツ新聞には出てこない落合監督の選手に対する「観察眼」
の鋭さは、高校野球で昨年勇退された木内幸男監督に似たような」ところを感じました。
また「仕事で目立つ成果を上げようとすることと、人生を幸せに生きていこうとすることはまったく別物と考えている」という言葉に自分自身反省するところがありました。
まずは目の前のことをひとつひとつ取り組む。それを繰り返すことから日々取り組んでいきたいと思います。
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落合博満氏はアナライザーなのかと思う。
根拠のある考えがあり、それを信念を持って実践している。
勢いだとか、ノリだとかによってぶれる事なく、
「こういう理由だからこうする」という事が徹底されている。
感情的にならず、出しゃばらず、その中で気配りができる。
理想の上司像だ。
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中日ファンで落合監督の考えが好きで購入した。野球の考えを平たくして社会人に向けてのメッセージも込めて書かれている。長期ビジョンの大切さを懇々と述べている。すべての言動に意味があり、部下もその真意を読み解こうと頭を働かせて考える。こんな上司になりたいと思いました。
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一気に読了。これは面白い。マネジメントをして勝つためには、ここまで考えぬいてやらないとダメということ。自立型の人を育てるとか、体技心の順とか学ぶことが多かった。子供の頃知っとけば良かったとおもったのは、落合さんが誰よりもバットをふって、野球にうちこんでた努力家ということ。努力の大切さを知ったのは大学になってから。もっと早くしっとけばよかったなと思う。
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ちょうど中日がセ・リーグを2連覇した頃に発売され、名古屋の書店では平積みされて話題になっていた本。
野村ノートのように野球の細部に関する「采配」は載っていないので、野球ファンには少しがっかりさせられる内容かもしれない。ただ、野球の細部には詳しくない私には興味深く読むことができた。内容が、野球だけでなく、「野球という人生のステージにおいて勝利をあげるにはどのような心構えで選択するべきか」が書かれているからだ。
最後に書かれていたこの言葉が非常に印象に残った。
「自分の人生を采配できるのは、ほかならぬ自分だけであり、そこに第三者が介入する余地はない。ならば、一度きりの人生に悔いのない采配を振るべきではないか」