紙の本
出版社コメント
2001/08/03 18:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合博満のコーチング論は“コーチという仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい”という言葉につきる。
コーチングとは、経験や実績を備えた指導者(上司)が、いかに選手(部下)を教育するか、という一方通行的なものではない。
愛情を持って選手を育てようとする指導者と、必死に学んで成長しようとする意欲に満ちた選手のハーモニーである、と説く。野球をテーマにしながら、多くのビジネス現場で通用する上質なコーチング論。
紙の本
コーチング
2015/02/25 22:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ああ - この投稿者のレビュー一覧を見る
◯アドバイスは、ヒントだけ
困れば誰かを頼って自分で考える事しなくなる。
◯『そんな事は常識だ』と言う前に納得出来る理由を示せ。
◯『かれにこう言っておいてくれ』第三者を介した話しのキャッチボールは危険
いいことも悪いことも、面と向かってしっかり伝える
◯部下の専門分野に強くなれ
第一線で働いていたときよりオールマイティに。
部下に質問され答えられないと、上司だけでなく
会社もバカにされる。
◯周囲に目標を公言。おのずと、やるべきことが見えてくる。
自分が笑われるのが嫌。目標達成する為のやることがみくる。
◯プレッシャー克服法は『開き直り』ではない。
『やるべきことはやった』と実感することだ。
◯パーフェクトに近づく為には、慣れが肝心。
正しく、理にかなった練習を繰り返す慣れ。
◯『時間がない』は単なる言い訳。時間の使い方が下手なだけ。
◯たとえ結果が出なくても、自分がやってきた事実まで否定するな。
自分は、ダメだと思う前に周りの人達の動き観察してみよう。
困難打ち破るヒントあり。
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監督就任1年目でリーグ優勝するということは、指導が上手なのだな、と思いますので、読んでみたい本です。
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人を使うとはこのことです。彼が試合中、選手を怒鳴るのを見たことがありますか
おけたに会
おけたに会
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野球以外でのマネージメント、人材育成をも念頭に書かれた、彼が思う来るべき監督と言う立場でどう考え実践するかが書かれています。ほんとうにこのままを中日監督として実践しているのだなーと分かります。落合中日の秘密が全てここにあります。
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確か、野球の監督をやる前に読んだ本のような気がした。
もともと持っていた自分の理想の監督像と非常に近くてとても参考になった。
友達に貸してしまい、内容もあやふやなので、星4つ。
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現プロ野球中日ドラゴンズ監督の落合博満さんの野球論、人生論の書かれた一冊です。世間から『オレ流』と称される独特の考えの意味、根拠が細かく書かれています。また、指導者になる人間の心構え、他人に教えるこという事など野球以外でも役に立つ話ばかりです。
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正直にいうと,落合は優等生だなあという感想です。現役時代の落合には悪いが,力はあるが,わがままな選手というイメージでした。「俺流」というのが勝手に一人歩きしたところがあったのでしょう。
mixiの意見交換の中で,落合の監督としてのすばらしさを語る人がいたので,読む気になりました。
その通りでした。すばらしい方です。
ただ,はっきりいって,この本から,コーチングとして学ぶところは少なかった。
悪い意味ではありません。
ぼくは,これまで人を育てる本をいくつも読んできました。それが仕事ですからね。
その,これまで読んだ本に書かれていることが,この「コーチング」にも書かれているのです。要するに,落合の語っていることは,先人の語っていることであり,とても理にかなっているということです。だから,読む価値は十分にあります。ぼくも再確認としてよかたっと思います。
それから,彼はとてもやさしい人だと思いました。この本にも先入観のことが書かれていますが,ぼくは彼は人を傷つけても平気な人だという先入観を持っていました。しかし,そうではない。とても人のことを気にする人です。
この本には多くプロ野球選手が実名で出てきます。いろんなエピソードが出ます。悪いことも書きますが,それをフォローするためにまた多くのページをさいています。
それでは,ぼくがおもしろいと思ったところ。
● 山内さんは,私にも様々たとえを使って丁寧に指導してくれた。ホースで水まきをする時の腕の使い方から,洗顔する際の水のすくい方まで・・・実に細やかな指導であったが,私はそのすべての話を聞いた上で「俺のことはほっておいてください」と言ってしまった。振り返れば無謀な言動だったが,それ以降,山内監督は私に対して何も言わなくなった。
(ここだけ取り出したら,さすが落合。わがままものですね。)
● キャンプからオープン戦と時間を経ていく中で,斎藤の気持ちが徐々に前向きになってきたとみるや,森監督は斎藤を呼んで「俺は,おまえと心中する」という殺し文句を口にした。斎藤も,「この言葉で吹っ切れた」と,後にインタビューで語っていた・・・・
● 若手を育てるために必要なことは何か。精神的なモチベーションを高めさせることである。そのためには,目の前にニンジンをぶら下げてやる。(中略)これだけ頑張って一軍に上がり,そこでこれだけの数字を残せば,こんなに多くの年俸が手にできる。そうすれば,こんな贅沢な暮らしができるのだ,ということを何度も言ってやる。
● 私はテレビで野球解説をしているが,実況しているアナウンサーに何か聞かれて,わからない時は「わかりません」と言う。嘘を言う必要はないし,間違ったことを話すのはあまりに無責任だ。いくら20年間取り組んだ仕事とはいえ,わからない部分は必ずある。ましてや,野球解説では「あの選手は今,どういう精神状態でしょうか」という質問がくることもある。「それはその人の考え方だから,私にはわからない」と答えるしかない。第三者が考えていることだから,わからなくて当然だろう。
また,引退してもよく聞かれる質問に「どうしたらホームランやヒットを打てますか」というものがある。「その答えこそ私にください」と言いたい。
(いいですね。こんな人が言うから重みがある)
● オーナーや球団社長に,必ずと言っていいほどかけられた言葉が「君は,思っていたよりも話のわかる人間じゃないか」というものだ。私は,一体だんな人間だと思われていたのだろう。
( ぼくもオーナー,球団社長と同じ感想です,)
● 自分の人生を見誤らないためには、親友というか、本当に親身になって自分のことを考えてくれる良きアドバイザーを見つけることが大切だ。3人必要である。(中略)あmず、一人目を見つけるのに、もっとも手っ取り早いのが結婚だ。
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出版当時、臨時コーチくらいしかしたことないのに…
ビジネス書の部下の指導の仕方みたいなネタが多いし。
それもけっこう的確だったり。そんなに詳しいわけないし。ww
編集担当者の入れ知恵がかなり入ってると予想。
まぁ、そんな舞台裏は気にはなるけど目をつむるとして、内容的にはまぁまぁ面白い。
なぜセンター返しが基本なのか? 少し目からウロコ。なかなかこういう発送は出来ないよ。
それと落合さんて、実はホントはこんなに謙虚な人なんだろうか。
(2008/10/15)
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平易な文章。
取り入れたいと思うことが多々あった。
相手を否定しないこと。押し付けず、ヒントを与えてあげることが重要。教えるんじゃなく学ばせる。
選手は勝手に育つ。自分の手柄で育てたと思わないこと。見ているだけでいい、コーチは。
選手を勝手にいじって潰される選手は多いという。9割。野茂や落合、イチローは自我を貫いた点が、9割に入らなかった最大の要因だろう。
気づける選手が、活躍できるんだと思った。量をこなす、素振りを3時間やらせて多村に自分の型を固めさせた。こなすことで、基礎固めとなるフォームを、ローズに似せたものから自分のものへと変えた。楽で無理のないフォームへ。
手取り足取りはダメ。ヒントまでにとどめる。
1+1だけが2になるんじゃない。2になる式を出す。出し方が個々の視点であり、2になればすべて正しいんだ。
失敗を一度は許してもらえる環境でなければ伸びない。
短所より長所に目を向ける。短所を直して長所が消えたら意味ないし。
子育ても選手の育成も、これが正しいなんて絶対にないんだ。マニュアルはない。みんな筋肉の質やつき方も違うし。
周囲に目標を公言すること。そうすればやるべきことが、見えてくるから。
緊張したり、プレッシャーを感じる時の克服法は、慣れ?いや、それ+やるべきことはやったという自信を持つことだろう。準備の大切さ。
結婚によるよき理解者の必要性も落合氏は説いている。
『人生で満点の答案は書けない。だから、壁にぶち当たっても逃げるな
』
この言葉が好きだ。
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一匹狼と言われた落合が監督になって監督、指導者らしい言葉を言っている。名言が多い。
・勝負は線香するものが有利。差をつけられたら、そこから追い込み型に切り替えよ。
・たとえ結果が出なくても、自分がやってきた事実まで否定するな。
・チャンスはどんな形でやってくるか、わからない。だからこそ、常に真面目に生きる。
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● 欠点を直すこと。それは良い部分が失われることでもある。
● 何度も言うが、コーチの仕事とは、選手を叱ることでも同情してやることでもない。選手に気持ちよく仕事をさせてやることなのだ。
● 責任は、まず組織の長が取る。そして当事者にも取らせるべきだ。
● プレッシャー克服法は「開き直り」ではない。「やるべきことはやった」と実感することだ。
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3ポイント
①欠点を直すこと。それは良い部分が失われることでもある。
②あくまで主体は選手。相手の感覚でしか物事は進められない。
③次に頑張ろうとモチベートする材料を出せるか出せないかが大きい。
1アクション
落合選手のように自分マニュアル(三冠王マニュアル)を作る。
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俺流☆
考え方が賢く柔軟性がある。
野球を例とした話の中には 人生における処世術として役に たつ話も・・・ しかし、特に目新い考え方はなく、 自己啓発本としては物足りず。
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落合監督、あなたは、すごい! こんな風に考えてくれる上司がいたら一生ついていく!と思えるだろうな、という選手の育て方。サラリーマンビジネス書、育児書としても有効です。