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表紙がかわいくて思わずジャケ買い、読んでみたらおもしろい!グアテマラってこんな適当でいいのかな?と思いながら、でも一度行ってみたくなる。解説の代わりが弟からの手紙っていうのも素敵な終わり方(^^)
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心の姉妹が、片桐さんの弟さんと全く同じように、グアテマラでスペイン語を勉強して(というていで岩のぼったり山登ったりたのしんで)います。
「会社辞めて中米行くわ!帰国日未定!」とにっこりマーク付きで告げられたときは、パソコン画面相手にハ?と思いっきり眉間にしわ寄せたものですが、その後の彼女の近況を聞く限りでは、かの地でとても魅力的な体験をしているようで。
大好きなひとが楽しんでいる「グアテマラ」という言葉の響きが、だから私には特別で・・・片桐さんの出演作をあまり見たこともないのに、タイトルに惹かれて手にとってみました。
タイトル通り、グアテマラに移住した弟を訪ねて、片桐はいりが中米で過ごした日々のお話です。
旅行記としても、家族に思いを馳せるエッセイとしても、着眼点がこまやかで痛快です。女優としても、作家としても、「伝える」ことに長けた方。ファンになりそう。
歳の近い弟を持つ姉としては、歳をとるほどに交わす会話も減り、「知らない人」度が増す弟の姿がだぶりました。
ただうちの場合、家族に相談することなく見知らぬ土地に飛ぶのは私の方。これからもきっとそのあり方は変わらないだろうけど、彼(弟)はそんな私の居る先に、来てくれるだろうか。来ないな。来なかったしなインド。
二人きりで知らない町を歩くことなんて、もう、あるのかしら。あったらきっと、驚きの連続なんだろう。「成長の実感」というほど記憶の中の彼との連続性もない、「変化」がそこにはあるんだろう。
そして、自分の住む世界よりも、たまに訪れる世界の方が変化が目に見えるから、大切な記憶が過去になっていることを実感する結果になって、切ないような新鮮なような・・・そんな濃い旅の記憶にまつわる想いも味わえました。
何年か後、大学院に入る前には、グアテマラで何ヶ月か過ごすことが私の密かな計画です。片桐さんほど嵐のように旅に出れない私は、ポコアポコ、でそこまで近づいていこうかと。
そしていつか、弟の見る世界を、私の知らない世界を、並んで見てみることができれば。今から小出しに打診してみるか。
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異国の空気!グアテマラに暮らす弟とその周辺や家族の話。日本と違う価値観を持っている異国のお話にどうしてこんなに心を惹かれるんだろう。このラテンな感じ。はいりさん自体も果敢に色々なところへいくのでなおおもしろい。
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行ったことのない国なのに、まるではいりさんと一緒にグアテマラを旅しているような気分になる。読み終える頃には、まだ帰りたくない、もうちょっとこの自由な空気を味わっていたい、とすっかり旅人気分。ちょっと開放的で楽しい気持ちになれる一冊でした。
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グァテマラに住み着いた弟を訪ねる旅エッセイ。
弟やグァテマラでもうけた弟の家族、グァテマラの地元の人々、そして片桐家の父母とのエピソードが盛り込まれた心暖まる一冊。
どんなところにも、好奇心旺盛に訪ねていって、地元の人々にもぐいぐいからんでいくはいりさんも面白いです。
グァテマラといえばはずすことのできない、コーヒーの逸話もちゃんと入っています♪
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映画かもめ食堂シリーズが大好きで、片桐はいりさんももちろん大好きで読んだ。弟さんの存在すら知らず、グアテマラの弟というタイトルも深く考えずに読み始めた。
まさか実の弟さんがグアテマラに渡っていたとは!
家庭環境がよくわかるにつれて、ますますはいりさんが大好きになった。決して仲の良い姉弟の話ではなく、家族という見えない強いきずなで結ばれ、それゆえに悩みや戸惑いや出会いがあって、旅との相乗効果で大きなハートの揺れ動きが起きる。
私の弟もあまりしゃべらないので、たまに弟が話しかけてくる喜びと戸惑いは、はいりさんが感じたものと近しいかもしれない。私の弟も南米に行ったら、案外楽しく暮らせるのだろうか。
弟さんのみならず、ご両親とのつながりも知ることができた。
それでもまだまだはいりさんの魅力がどこからくるのか、完全にはわからない。そこがまた魅力である。
読み終わってなんとなく、次のページを開くと、弟さんのあとがきで、気付いた瞬間胸がキュンとした。
弟に話しかけられた気分になった。
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グアテマラ在住の弟さんを訪ねた旅のお話。
今作はテーマがお身内の方のせいか
はいりさんの心の動きや動揺がすごく伝わってきます。
でも申し訳ない!ついアハハと笑ってしまいます。
フェルナンド小くんの横断幕には
思わずぶははと吹き出してしまい、
家人から冷たい目で見られてしまった・・・
お父さまにまつわるコーヒーの話に目頭が熱くなった。
解説は弟さんが書かれています。
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グアテマラにいる弟を訪ねた片桐はいりさんのエッセイ。独特の目線がおもしろい。
片桐はいりさんの海外ナンパ術
「そのたばこ、あたしのと交換しない?」
たばこを吸わない私には、残念ながら使う機会がなさそうだ。
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ネットの書評でなかなか面白いとあって買いました。私は俳優としての片桐さんしか知らなかったのですが、とても素敵なお人柄で文章も軽快なテンポで進むので読みやすかったです。弟さんすごい人です…。 わたしもグアテマラに行ってみたくなりました!
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片桐はいりさん2冊目。
グアテマラなんて初めて聞いた国だしどこにあるかも知らなかったけど、この本を読んでから行きたくなった。
片桐さんの行動力や考え方に尊敬します。
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俳優・片桐はいりがグアテマラに移住した弟を訪ねた旅を綴ったエッセイ。
グアテマラのラテンな空気とともに家族の絆が感じられるあたたかい一冊だ。
飾らない文章の中に、はいりスパイスがそこかしこに散りばめられているのが面白く、やみつきになりそうな味わいである。
私も「ポコアポコ」を魔法の呪文にしよう。
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いつかTVではいりさんが、弟が行方不明になってグァテマラで家族を作っていたと言っていた。
題を見て、そんなストーリーを思い出して思わず手に取った。
中南米に住んでいる日本人の話はときどき聞くけど、みんな肌に合うんだろうなぁ。
枠が全く無くなると行き先を迷ってしまう私は何を感じるだろう?
もっと自由に生きられるかな?
いつか行ってみたい。
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面白く書こうだとか、良いこと言わねばといった気取りがないさっぱりとした文章。だからといってサバサバしすぎていない。
俳優として「怪演」することの多い彼女の一部に触れた気もする。
随筆、紀行文としての完成度の高い本だと感じた。
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片桐はいりさんの本を読むのはこれでふたつめ。
日本を飛び出したことのない私にとって、海の外の世界というのはテレビやガイドブックで紹介されている知識をつまんだ程度のもの。
「わたしのマトカ」もそうでしたが、片桐はいりさんの文章はほんとうに面白くて分かりやすい!
会話のシーンや風景が、まるで映像を見ているかのように思い浮かびます。
現地に足を運んだ人にしか分からない小話満載でした。
私も日本でうずくまってないで、ちょっとはみだしてみようかな。
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『わたしのマトカ』がすごく良くて、この本の文庫化を心待ちにしてた。待ってて良かった。
不思議なタイトルだなあ、とは思ってたけど、まさか本当にグアテマラに弟さんが住んでいたとは。その弟さんが書いている解説がまた良い。