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すごくよく見かけるけれど
1冊も読んだことのない作家さんで
気になってたので読みました
この小説自体は小中学生向けっぽい感じでしたが
まだ他の本が気になります
「クプクプ」って響きがかわいくていいですよね
H21.7.14読了
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高校時代の夏休み読書感想文に読んだことがありました。
いやー、オモチロイ!
是非ワンピース好きな少年に読んでいただきたい。
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2010/09/30
この本はずっと前に読んだことがある。小学生の頃だったろうか。
登場人物はみな愛らしいけど、作中にキタ・モリオ氏が出てきて編集者から逃げ惑うユーモアなど、大人が読んでも楽しめる作品だと思う。
また、作家の北杜夫が、斎藤茂太の弟なのを知って少し驚いた。
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家で宿題をやっていたタロー。遊びに行きたいけど、お母さんが
見張っているので仕方なく本を読んでたらいつの間にか見知らぬ所へ、ここからクプクプの冒険が始まります。
最後までとても面白い作品です。
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子供の頃に、お勧め本として紹介されていた本でしたが、ついぞ手にとってみたことが無く、今回リバイバル版が出たことで、ようやく読んでみました。
タイトルにワクワクしますが、内容はワクワクというよりナンセンスがいっぱい。
なんだか夢のように、話が荒唐無稽に進んでいきます。
登場人物の名前も全て変というか、今の感覚とはすこし違うので、なかなかすんなり入り込めませんでした。
キタ・モリオ氏の真っ白な小説を読んだことで、自分が物語の中へと入ってしまったクプクプ。
現実に戻してもらうため、逃げ続ける作家を追って行きます。
物語の世界でのクプクプは船員。船の上の仲間たちは、みんな独特の濃いキャラクターです。
わかりやすいキャラ設定は、やはり子供を対象としているように思います。
はじめは変な人たちだと思っていましたが、だんだん彼らと打ち解けていくクプクプ。
いつしか本当に船上の仲間となって、航海を続けます。
キャラたちは、奇天烈に描かれているようですが、作者の暖かい目が注がれ、愛情がこめられているのがわかります。
作中で一番どうしようもないのは、本人であるキタ・モリオ氏。
どうしようもない感じがとことんしょうがないだめ人間で、ここまで自分を落として書くのかと、笑ってしまいます。
執筆にも危機にも無力ですが、とにかく担当編集者から逃げることだけは必死。
現実でも、編集者がよっぽど怖いんだろうなあと思います。
キタ・モリオの名前を見るたびに、『あしたの、喜多善男』を思い出します。
作家についに会えたクプクプですが、すんでのところでまた逃げられ、現実に戻れないという意外な結末に。
あれ、オチなくして終わるのでしょうか?
しかしすっかり船員として、心身ともにたくましく成長していたクプクプ。
これは、夢物語ではなく、彼の成長物語だったんですね。
人食い土人が登場した時には、(差別用語はOKなのかな?昔の作品だからいいのかな)とちょっと気にしながら読みました。
人食い土人と聞いただけで、キャー、逃げなくちゃ、と誰もが思いますが、彼らは原発も議事堂も持っており、料理教室ではフリカッセなんて作っている、とても高度な生活を送る人々だということが明らかにされます。
ベートーベンの『運命』も演奏してしまうのですから、民度の高さも伺えます。
彼らの哲学がすてき。
「人類の発展に向けて研究はするけれど、生活が高度に進みすぎて人生の意義や幸せを見失わないよう、あえて腰ミノ生活を送っている」という姿勢に、高邁な精神が見えます。
深いですね。これは子供の時に読んでも、きっとよくわからなかったでしょう。
ナンセンスだなあと思いながらも、楽しく読めたのは、キャラクターの誰もが邪気がなく、欠陥があってもからりとしているからだと思います。
地球上に5人だけしか買わなかったというキタ・モリオ氏の真っ白な小説。
そこまでレアなら、逆に欲しいような気もします。
でも・・・結局クプクプは、現実に戻らなかったのかしら?
感想を載せた後���先輩から「切っても切れない安全ナイフって出てきたっけ?」と聞かれました。
ハイ、登場しました!先輩は子供の頃にこの本を読んだんでしょうね。
そんな風に、ピンポイントで残っている記憶にって、すてきだなあと思いました。
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おもしろかった。
作者が物語に登場するシーンが特に!
これからも、読みつがれていく本なのだと思う。
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子供の頃に読んでおきたかったな。そうしたら違う面白さがあったかもしれない。真黒になってたけどパイプのお掃除とか楽しそうだな。キタ・モリオ氏と編集者の追っかけっこも可笑しい。
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記憶が正しければ、私が、初めて読書感想文で褒められた作品だと思う。
宿題やだーと思っていた少年が、勉強をするフリのために開いた本に入っちゃった!
海賊と一緒に海に飛び出す。
その名もクプクプ!
本の主人公として活躍することに。
作者のキタ・モリオを探し出して、元の世界に戻れるのか・・・
子どもの頃、この作者が作中に登場する、という設定がとても面白くて、
しかもけっこう自虐的な描き方、ユーモアあふれるセリフ回しなど、
とても好きだった作品だが、不思議と他の作品を読む機会がなかった。
どんなに高い文明を持っていても、裸にヤリで生活する、
土人たちのセリフが、大人となった今ぐっとくる。
姿を見て、バカにして話をしようとしない。
文化が進み過ぎると、目標を見失って、何のために生きるかわからなくなってしまう。
そんな現代の文明人たちに、土人たちが言う。
「手でカイをこぐのが好きなんだよ。機械にたよらず、自分の力で波を乗り越えて行くのが好きなんだよ」
北杜夫さん、さよなら、バイバイよ。合掌。
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子供向けの奇想天外な冒険物語の最後に「ドキリ」とさせられる警告があり驚いた。(何にドキリとしたかは「引用」を参照されたし)
この物語は1962年刊行とのこと。私の生まれるより前だ。
いくつもの子供向けの物語の中に「本当に大切なものは何か」、「文化の盲目的な発展の先にあるものは」と問いかける言葉は多々あった。私自身それらを読んで、うなづきながら育ってきたはずなのに、だからといって何かしてきただろうか・・・。
いつの間にか大きなうねりの中に巻き込まれてここまで来てしまったような気がする。
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勉強から現実逃避しようとして本を読み始めた少年は、気が付いたらその本の主人公“くぷくぷ”になっていた!?
単なる異世界トリップ物かと思いきや、作者を探して続きを書かせないと帰れないとか…
訳がわからないよ!
しかも結局帰れないままお話が終わっちゃうとか…
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実際に読んだのは、2012年夏に新しく表紙絵が新装されたバージョンだったのですが。
荒井良二さんのイラストがマッチしていて不思議で面白い世界観を満喫です。
こどもは小5男子。
自力で読むのはちょっと難しい。
漢字に振り仮名がないのと、知らない語彙が結構あるみたい。読み聞かせをすると爆笑です。
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とっても楽しかった!!
北杜夫さんの作品は始めてだったけど、こんなに本の世界に入り込めた作品はない!
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題名からして、小さい子が読む冒険のお話?っという感じで、
あまり期待していなかったのですが集英社の冊子で勧めていたので
読んでみました。
でも読み進めると、物語に引き込まれてとてもおもしろい!
大人が読んでも漫画感覚で楽しめる♪
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どういう結末になるんだろう?と思ってワクワクしながら読み進めていたのですが…あれっ??っとなりました。
でも登場人物のキャラはそれぞれ愛すべきものがあります。私のイメージはひょっこりひょうたん島。
北杜夫さんは斎藤茂吉さんの息子だということにびっくりしました。
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現実逃避がしたくなるのは、大人も同じ。
突拍子もないことが起こる物語は、大人が読んでも子どもに負けないくらいわくわくする。
大海原での貴重な体験は、タローにとって、机の上での勉強よりずっと大事なことだった。
童心に返って、大らかな気持ちで読み終えることができた。