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バブル世代に入社した男たちが、銀行を舞台に銀行内外の敵たちと戦うお話。
池井戸作品を読むのは三作目ですが、安心のクオリティですね。本作も先を楽しみにしながら読むことができました。
いつもより主人公の逆境度は低いですが、敵たちをやっつけていく爽快感は相変わらずです。
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前に読んだ「バブル入行組」よりあとの作品のせいか、「入行組」よりも更に進化してる感じがしました。特に、「テンポ感」と「話の構成の仕方がより緻密」になってる気がします。それと益々、サラリーマンへのエールが強く感じられました。
登場人物の中の言葉→「人生は変えられる」「・・・オレたちサラリーマンがイエスとしかいえなくなっちまったとき、仕事は無味乾燥なものになっちまうんだよ」
熱いっす!
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久々の読書。
やっぱり池井戸潤さんの著書は、
面白い!‼
バブル崩壊後の団塊ジュニアにも
読み応えあり、「ようし、やってやるぞ!!」っていう気になりました。
まさに年始に読むとヤル気倍増。
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合併後の企業内での派閥争い、企業への融資の際のやりとり、金融庁の検査などなどバブル入行組を悩ませる問題が多発する中、それをきれいさっぱりと片付けてく主人公のスタンスには本当にスッキリとした。憧れるサラリーマンの姿だなー。
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バブル入行組の続編、半沢が又々大活躍。池井戸さんもこういう思いをされたのかな~と思いながら読みました。
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「人生は変えられる。…だがそれには勇気がいる。いまのあんたはいじけたサラリーマン根性丸出しの,見苦しいオヤジだ。ノーに比べたら,イエスは何倍も簡単なんだ。だけどなオレ達サラリーマンがイエスとしかいえなくなっちまったとき,仕事は無味乾燥なものになっちまうんだよ」
「自分の頭で考えて,正解と思うことをやり抜くしかない。」「その結果どんでもないしっぺ返しをくらっても,か?」「その組織を選んだのはオレ達だ。それを跳ね返すだけの力のない奴はこの組織で生き残れない」
「オレは基本は性善説だ。だがやられたら倍返し」
「銀行だけが全てではない。目の前の人事1つで全てが決まるわけでは決してなく,人生というものは結局のところ自分で切り拓くものである。肝心なことは,その時々に自分が全力を尽くし,納得できるように振る舞うことだ。」
まさに痛快企業小説という感じだけど,結末とか近藤の最後の選択とかがちょっとほろ苦かったりするのが一作目と違って意外。
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文句なく面白かった。
今作でも半沢次長は大活躍。個人的には情報通の渡真利も好き。
しかし、危機に陥った際、上司の弱みをネタに脅して乗り切るというパターンは、前作同様で少々安易な気も(もはや伝統芸?)
しかし、そんな半沢氏も、今回は喧嘩両成敗という事で、最後には、銀行から外部へ出向させられてしまうのでした。(ちゃんちゃん)
そして話は、次作へ続く。
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2011.10.29読了。
今回は、最近はまっている池井戸氏の初期のころの作品。
銀行を舞台にした正義感が強いエリートとその友達で同じくエリートの
男、そして出向して出世街道から落ちてしまった男の仲良し3人組を
中心に描いたビジネス小説。
内容はいつもながら期待を裏切らない。
この作品は、相手がどんなに上の者であっても立ち向かう正義感が
強い半沢が読んでて爽快だった。
内部の派閥、確執、金融庁検査・・・ リアルすぎる。たまらない。
最後はハッピーエンドではなかったが、そこもリアリティがあった。
この調子で全作品読破しよう!
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池井戸氏の小説は眠れなくなる!!
今回の作品も、夢中になって読むうちに、
時間が経つのを忘れてしまった。
近藤に自分の姿を重ねて、
果たして自分も復活できるものだろうか?と、
勇気をもらいつつ、ふと自分に思いを馳せてしまった。
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読了感「スカッと」が多分この小説を読んだ人の意見。
でも、いろいろな点でグサグサ刺された感覚がありました。
戦う半沢課長が「カッコイイ」よりも、銀行員という世界が全てと勘違いしてしまう感覚に激しく同意。さらにいうと、努力した戦った個人としての半沢の結末に与えられた処遇に、なんだか苦いものを感じてしまった。
気づかぬ間に染まってるなぁ。。。
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オレたちバブル入行組の続編。
下町ロケットの池井戸潤の作品。
前作に引き続き銀行内の権力闘争が描かれる。同期の中でコースが分かれて来る年代。バブル入行組は入社の時が華でその後は苦しい時代を過ごす。都市銀行の合併なので旧銀行閥なども業務に影響する様子などが生々しく描かれている。
今回は金融庁の調査などもテーマとなっていて、一銀行員が検査官をやり込める行は痛快。
池井戸作品がテレビドラマ化や映画化などされないのは、大企業の内実を如実に表現しすぎているから、だとか。映像化されてもせいぜいWOWOWというのは妙に納得できる。Amazonの評価の高いo池井戸作品はかたっぱしから読んでみようか。
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やっぱり池井戸さんのサラリーマンものを読むと元気がもらえる。
上下関係が厳しい組織の中で、エリート意識の高い人間の鼻をへし折り、上司に面と向かって啖呵を切れるようなをアツい人間は現実社会においては、もはや絶滅しているかもしれない。
そういう意味で、普通の人間にはできないことを池井戸さんは小説でやってのけてくれるので、読みながら「行け行け!!半沢!」と読み手側の拳にもついつい力が入ってしまう。
それに本の中にあるように、昇進などをちらつかせられて悪事を隠蔽させるような会社の体質はけっこうあるかもしれない。
きっと池井戸さんの銀行時代も納得できないようなことが沢山あり、苦労したんだろうな。そうでなければこんなに次々と書けないだろうし。
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現実社会の難しさ
組織の閉塞感
人間の弱さ
家族であるということ
決心,そして決断・・・
いろいろなことを
考えさせらた・・・
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バブル入社組として、生き残っている半沢・渡真利・近藤。
それぞれの立場は違えど、金融庁調査、出向先での転貸融資に対して、
バンカーとしての矜恃を持って臨む。
ここまで半沢を動かすモチベーションはやや不明ながらも、
行内での衝突も顧みず、自分の正義を貫いていく。
勧善懲悪の爽快小説。
著者の経験を生かして、銀行内部のことにも詳細に触れながら、
すがすがしい気持ちになれること請け合い。
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ギンコー融資にまつわる悲喜こもごも。リアリティ満載。(^^;)会計用語をチョットでもかじってると楽しみ倍増デス。