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これはアニメ化して欲しい作品。ちょっと登場人物が多いのと、人物の名前が変わっているので覚えにくいのと、専門用語が多すぎるのが残念・・・。
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表紙の軽さに惑わされてはいかん。
これはなかなかリアルな吹奏楽部だ。
演奏面のことではなく、
集団としての描写がすごい。
こんなことあるかーって思われるかもしれませんが、
多かれ少なかれこんなもんですよ。
OBの存在も(笑)
指揮者の葛藤が書かれているのも良かった。
指導者が選手と同じフィールドで戦う競技なんて普通ありえない。
でも、吹奏楽の世界では有り得るのです。
だから、指揮者の責任は計り知れない。
本当に恐い場所なんです。
ま、最後はお約束でしたが、
全体としては良かったと思う。
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高校生の吹奏楽。
リアルタイムで接しているので、生々しいところもあるような。
でも一つの音楽を目指して取り組む姿が良い。
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何かをもじってるんだろうけど名前が読みにくいし馴染みにくい。ダレた部員とか指揮者との異常なまでの信頼関係とかはリアルで、コンクールを目指す話としていいと思うけど、OBの雑談が多すぎてがっかり。まあそこもリアルだけど、この部分必要まったくない。
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OBの態度はちょっと嫌な感じ。権力を笠に着た態度とか、誰を狙うとか。それに比べたら武田綾乃『響け!ユーフォニアム』は滝先生は良かったなあ。部としても北宇治高校と比べちゃうよね。あちらは人数が多いというのもあるけれど、もっと頑張っている人が多かった。1年目、直前までからきしの状態で、結果、銅賞でショック受けるなんて、どうかしてる(当たり前じゃないか)。でも現実ってこういう感じなのかもしれない。手を抜く人が多数なら、そちらの方向に流れてしまいそうだ。真面目な人が多ければ、相乗効果でどんどん良い方向に進みそう。吹奏楽部で真面目に取り組む人の原動力って何なんだろうね。付属のCDに、小説内で演奏された曲(しかも新作)の音源の他に、演奏映像やスコア、パート譜まで付いているのは目新しいし、試みとして面白い。今後、この曲をコンクールで演奏する学校が出てきたりしたら面白いね。