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食が今まで私は凄く淫らなものだと思っていた。
人が何かを食べているシーンというのは
自分の中で本能的であり且つ誰にも見せられない背徳感のある行為だと思っていた。
それがこんなに野蛮で繊細に描かれていたのが衝撃的だった。
食べることが生きるためであり、それに食らいつく桃のシーンは印象にとても残っているし、
食の在り方以前に生きることと密接につながっていて、それを愛人達で囲う食卓の中で異常ともいえる光景がこの本の中で1番好きだ
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淡々と話が進んで(登場人物に感情の起伏があまり無いから)、この後が気になるところでで終わってしまった。
解説は良かった。まさにその通りだと、頷いてしまう。
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まひる、平山さん、奏絵。ここは2人が不倫相手で、でも一緒に暮らしてるっていう意味の分からない話。かなえは平山さんよりまひるの方に思いを馳せるし、何かおかしい。違う、と思いながら生きてる。引用したフレーズだけど、これ非常にわかる。やりきれなくて泣いたところでいったい自分がどういう意味を込めて、だれのために泣いてるのか分からんものを知られたくはないし、泣きたくもないなあと思った。この本にオチはないし、最終ふたりでおうちでていこうってなるんだけど、私は現状がだめだと思ったらすぐに足を洗えるような人になりたい。あと奥さん全部知ってるのに知らんふりしてあげられるとかすごいな。私には無理
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表紙のイラストのインパクトがありつつ淡い感じがそのまま物語とマッチする。
解説までを含めて比較的サラッと読める印象。
読み終わったときの達成感や納得感が多少薄いような気もするが、それも含めて良さという感じ。
何より桃のシーンが印象的。
本編の視点が変わらず分かりやすく、内容は重みがあるがそれぞれの人物に必死感がありつつも淡白でかつ人間味もある。
少ない登場人物の浅くて深い関係性に引き込まれた部分もあり彼らの今後が幸せであることを祈る様な気持ちになった。
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高級マンションに同居する、奏絵とまひる。
姉妹でも友達でもない二人の共通点は、同じ男性の愛人であることだった。________
すごい関係性で成り立ってる人たちがいるもんだな…
自分とは無縁の世界すぎてポカーン(・Д・)としながら読んだ
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同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。
共通点は、同じ男性の愛人であること。
ユニークな設定。
だけど、普通じゃないからこそ、共感しながら読み進めるのがかなり難儀。
主人公の奏絵が平井さんのことが本当に好きなのか、世界が狭くならないようにバイトをしているのになぜおかしな生活を続けられるのか、始めようと思ったのか、何がきっかけでまひるは奏絵に話しかけだしたのか、謎が多いままずっと進んでしまう。そこにモヤっと。
個人的に好きな展開だったラストにやっと希望が見えて良かった。