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やっぱり好きだー!
彼の本を読むと、自分が少しだけまともになったような気がしてくる不思議。
そして、彼の真摯さに脱帽します。
日本人は全員読むべし。
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たけしの視点は面白い。
大人が憧れる、少年の感性を持ったまま大きくなった大人のよう。
現実逃避してから読みたい。
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北野武はテレビでは結構ムチャやる人だけど、本当は弟子やら若い人に優しい、それはその”人柄”から成るものと思っていた。この著書を読んで、裏付けられた感じ。
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全部が全部賛同できるわけではない。
「教育の問題」など、突っ込みどころはあるが、概ね「共感」できる。この人は底辺から這い上がってある意味での頂点にいるからこそ、そこから見られる景色があるし、底辺と頂点の両方について述べることが出来る、鋭敏な感性をもっている。底辺やその渦中にいる者が、客観的に己が観られるなんて、稀だ。そこから抜きんでることが出来たまれびとなのだ、北野武は。
本屋によく立ち寄る北野がそこで出会った万引き監視員のおばさんと、3回しか会っていないのに、3回目の最後にはきちんと出会いがドラマになっている、これは映画にできないかと考え込んだというエピソード。
これ自体はどうということのない話だが、このドラマを感じる感覚は、インターネットの本屋では体験できない。コンピュータの前に座っていたら、そういう体験は絶対にできない。そういう話になっている。
これには身につまされる。リアルだからこそ感じ取れることだし、感性も働かせられる、きちんとひとつの「出会い」になっている。ネットでも出会いはあると言われようが、リアルのなかで脳を回転させながら、コミュニケーションを取りながら感慨を味わうという感覚は、格段に違う感覚なのではないか。「ネット社会でしか人間になれない人々」がもう発生しているのではないか。ネットでは生きられるけど、現実社会では全く使いものにならない。大地震か何かが起きて、外に引きずり出されるような事態が起こった時、ネット社会でしか生きられない人々はどうなるのだろう‥‥などと、眩暈が起こりそうなことを思ったりした。
もうひとつ。これはそのまま引用する。
「CG画像を拡大したらドットの集まりが見えてくるように、メールのやりとりをすればするほど隙間は大きくなる。その隙間の感情が見えないから、じゃんじゃん不安になる。自分だけ仲間外れにされている気がして、またメールに齧りついてしまう。そういう底なし沼に落ち込んでいるんじゃないか。俺たちの世代なら、そんなもの解決するのは簡単だ。会って話しゃいいじゃねぇか。腹が立っているなら、殴り合いの喧嘩をすればいい。好きなら、どうして手を握らない。」
ネットでそんな議論に出くわしている。ボードを隔てている。だからこそ文字を尽くして言葉を尽くして紳士的にやろうじゃないかというところなんだろうけど、やはり私は思うんだな。会って話しなよって。その方が早いって。会ったってわからんもんはわからないかもしれない。でもそれはそれでいいじゃん、て。FACEBOOKに参加している自分が言うことではないか。
一番感動したのは以下のエピソードだ。はるばるフランスからやってきたふたりの北野のファンと行きつけの呑み屋さんで呑んで、そこの夫婦と仲間も交えてカラオケに行った。日本語、英語、フランス語が飛び交う中で馬鹿騒ぎして、ふっと正気に戻った北野がカラオケを止めさせて言うのだ。「今日はいつもの店で飯を喰って、いつものように酒を飲んで、いつものように遊びました。これが嘘も偽りもない、本当の北野武です。君たちは俺に思い入れがあるみたいだから、ひょっとしたら今日の北野武を見てがっかりしたかもしれ���い。でも、俺は今日、君らに会えてとっても嬉しかった。ありがとう。またいい映画作るよ」
北野、心からの言葉だったのだろうと確信する。「本気」で「思って」「やってきた」からこそ言える言葉だ。じんと来た。
そんなことが言えるようになってみたい。
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彼なりの考え方で、正論ではあるがいかに租借しているのかがわかる。賛同できる部分も多々あるし、新しい発見もあった。時々解せない部分もあるにはあるのだけど、これは当然なのでしょう。
ボリュームも文句なし、500円ぐらいなら買ってよいとおもう。
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争いにに決着がつかないから、戦争が終わらない。
きちんと枠を与えてあげる
競争のない世界に一番はない
話を引き出せない
圧倒的なわがまま、むだ
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はじめはただ、どんなことを書いてあるのだろうと探る気持ちで。
やはり有名な人が書いた本を読むとき、はじめは疑いながら読む。
「ほんとうに面白いのか」
なんて考えて。
最後のほうは、
「ああ、やっぱりこの人は面白い人なんだな」
と感じました。
さまざまなことを考えさせてくれる本というよりは、
私が考えていたいくつかのことを、北野さんという視点に変えて確認したという印象が強いです。
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北野武が作法などについて語った一冊。文章を読むうちに、本人が訥々と語っているような気がしてくるくらい、深く入り込んでいた。特に最後の「神様はどうしていろんなことを、俺ひとりに被せるんだろう」の下りは不思議な味わいがある。最初と最後を見て面白いと思ったら買いかも。
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「なんだか温かい気持ち」になった。
他人に対して、こんなにも武さんが温かくそれでいてかっこよく接していらっしゃったとは。
素直で真面目で堂々としていて、少々お下品なところも全てひっくるめて北野武の「人間味」であり、とても楽しく武さんの「人間味」を堪能させていただきました。
現代を生きていく上で忘れてはいけない、特に若い世代の人間が気づかないといけない言葉がたくさんあり、メモさせていただきました。
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北野武さんの本を初めて読んだ。
共感というか、やっぱりそうなんだよなと勉強させられました。
続編の超思考も読みます。
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相手を思いやるとはどういうことか、そのために自分は何をするのか、そんなエッセイでした。自分が思ったことを思ったままにすることしかないこと、相手の立場に立ってばつの悪い思いをしないように気遣うこと、知ってるつもりで済ましてきたことが丁寧に書かれていていた。どうすれば自分は正しいのか、ということに始終支配されているなあと思考の狭さを再確認。
引用文の部分は、ああそうすればいいんだとか、これまでそうしてきたのはあながち間違いじゃなかったんだなあと思えたところ。人に気を遣っている自分を時々ものすごく胡散臭くを思えてしまうので、なんだか少し安心した。
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図書館 予約
雲の上のような人だと思っていたけど、天才も同じ人間。とか思いました。
文章上手くて天才!って感じはするけど、考え方に納得と共感が出来ました。
読んで良かったです。
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「超思考」の前掲。武さんの社会問題にたいする考え方。
最近こういう話題で目上のひとの意見を聞くことがめっきり減った。新鮮。
教育問題は共感部分もあるがそういう風潮でもなく難しいんだろうなと、自分なりの解決案が見いだせない。
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笑いの「間」とは、客の笑いが収まる瞬間を見極めて即座に次の笑いを打ち込む技術。少しでも速いと、聞き逃した客が不快になり「冷めて」しまう。逆に遅いとしらけてしまう。
「友情」とは無償のもので、保険の掛け合いとは違う。「お前が困ったら、いつでも助ける。俺が困ったら、お前の前には絶対現れない」
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「単なる保険の掛け合い」は友情ではない。だから「お前が困ったら、俺はいつでも助ける。だけど、俺が困ったときは、俺は絶対にお前の前には現れない」が正しいと北野武は言う。単なる保険の掛け合いに堕していないか、ともすると八方美人な態度を取りがちな自分自身に改めて問いかけてみたい。
北野武の鋭いこうした洞察にはいつも感心してしまう。