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分析手法ではなく、分析の意義についての本。
分析の意義は、意思決定に貢献できることにあるとの論旨。
ガス会社の分析グループのリーダー。
正直、ガス会社にこんな分析だけを専門とするグループがあるということがまず驚き。
そして、ガス会社のようなオペレーション会社で意思決定にここまでこだわっているのかという驚き。
著者は分析を通じて企業の意思決定に貢献している論じているが、そこには誇りを感じる。そうとうに会社を愛しているんだろうなと思える点も心地よい良書。
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大阪ガスの分析部隊のリーダーの河本薫さんの新書。
企業における分析の役割についての本。
企業の若手社員は読むとよい本だな。
分析の方法論には踏み込まず、分析とはなにかを深堀している。
結局、分析とは意思決定に寄与しないのであれば意味がないし、そんな分析はする必要ないという論旨には賛同するな。
エクセルでマクロまわせても、SPSSを使いこなせても、意思決定を左右しないのであれば分析なんてする意味ない。単なるマスターベーションに過ぎないでしょ。
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分析の手法ではなく、分析担当者としての心構えであったり、社内での在り方について書かれていた。
実際に分析担当者としての立場ではないが、なんでもデータを分析すれば全てが自動的にわかるという考え方を改めさせられる本であった。
最後に判断するのは人間であり、何をどう分析して何に役立てるかが大切な部分であることを再確認した。
それと同時に、システムに多額の金を投資し満足することなく、それを使いこなせる人間になれるよう努力していきたいと思わせるものであった。
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・「こういった顧客属性にはこのような商品が売れるのではないだろうか?」という仮説力、「その仮説が正しくても、施策として実行できなければ意味がない」という当事者意識。
・「データ分析によって意思決定はどう変わったのか」「意思決定が変わったことでビジネスにどれだけ貢献したか?」
・意思決定の重要性を考えずにデータ分析を行うと、往々にして些細な問題にどっぷり浸かってしまう。「重箱の隅ほじくりタイプ」である。
・"Ballpark Estimate"とは、「ざっくり計算(理解)」
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総じて職人の書いた本という印象。仮説検証ばかりが強調されていてモニタリングシステムの構築など効果検証をどうするのか再現性をどう担保するのかという視点がない。社内アナリスト養成読本としてはいいかも。
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書かれていることは至極当たり前のことなのだが,実体験に基づいていて説得力がある。
2014/02/15 図書館から借用;即日読み始め;02/17読了
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久しぶりに、熱い本に出会いました。
分析することは、課題を解決するための意思決定に影響を与えること、と言い切る筆者。数字遊びには意味はなく、現場でこそ使える分析結果こそが、必要。そのために必要なのは、論理性、右脳的思考、感受性と言い切ります。もしかしてこうかな?と思う仮説力や、結果を元に現場を説得する力が、最も大切。
この3要素を磨くためには、日々、仕事のデータだけでなく、とにかく現場にでて徹底的なヒアリングをすること、興味のあるデータに触れること、を推奨してます。
しばらくデータ分析してなかったので、小さいものでいいから、こつこつ数字で表現すること、意識しようと思いました。
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データ分析の手法よりも、
データサイエンティストととしての心構えや、
分析の結果をどうやって活用するのかという話が多い。
個人的には非常に関心を持って読めた。
データアナリクティスは今ホットなキーワードだが、
本書で語られている本質は不変であり非常に大事な事項であろう。
何のためにその分析をするのか、
分析した結果は意思決定にどう役立ったのか。
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データ分析は「意思決定」のためのツール。課題を見つけ、問題解決のための意思決定をするのは人だということを忘れない。
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『残念ながら、「連続性の世界観」は、とても崩れやすい世界観です。現実を支配しているのは、「不連続生の世界観」です。データ分析で解明できているのは、理想論的な「連続性の世界観」での解明に過ぎません。すなわち、データ分析結果を意思決定に使う際には、理想的な「連続性の世界」における知見が、現実の「不連続性の世界」においてどれだけの意味を持つかをよく吟味しなければなりません。しかし分析者は、しばしば「連続性の世界」が自分の守備範囲と思ってしまいます。でも、意思決定者は、現実の「不連続性の世界」における答えを期待しているのです。』
データ分析について考える際に、非常に参考になる良著だと思う。
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「分析=数値計算」ではない。数字の意味や分析結果がどのように活用されるのか、広く考えることが本当の分析である。データを分析する際は考えることを止めないようにしたい。
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分析の手法ではなく、分析自体が会社にどのような影響をもたらすか、どれほど重要なものなのかを熱く説いた本。とてもためになった。
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ようやく読めたが、好著。
データ分析について、心がまえやあり方を説きつつ(”「データ分析」とは、「データから問題を解明するプロセ
ス」”であり、「意思決定」につながらないと意味がない)、その限界にも言及する。
個人的には”ざっくり計算(理解)”というワードが実にしっくりきた。これ大事よなあ。
耳に痛い部分もあり、時間をおいて再読したい。
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データ分析をする人の陥りやすい罠についての記述が参考になった。データの分析だけにとらわれていては、分析結果をビジネスに役立てることは到底できない。とのこと、
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20140907 データ分析ラブ。全編データ分析についての熱い思いが語られている。現在携わっている人は読んで見てスタンスの調整が出来るのでは無いでしょうか。データ分析に興味がある人は読んで損はないと思います。