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ハイパーインフレが起こる条件を3件挙げ、どれにも該当しないのでアベノミクスでのハイパーインフレは杞憂だと分かりやすく説明。
これだけでは本にならないので後ろに色々シミュレーションが書いてあるが、それほど情報密度が濃いわけではない。
リスク管理では「受容」「転嫁」「軽減」「回避」の4つの対処方法がある、という常識に言及されている。ハイパーインフレガーとか言ってる人たちはこのレベルの知識もないのだろうかとふと思ったりするのだが、そういう人の本をいちいち確認する暇がないので判断は保留。
その手の本の誤りをいちいち挙げて、個別に反論するスタイルの本かと期待したがそうではなかった。
書店で衝動買いしたがkindle版があったとは不覚。
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日本財政の破綻を論じてる本や経済人やらを徹底的にdisる内容。
わかりやすく書いてあるが、やや冗長な気がする。日本の財政破綻を信じるならこんな方法で一儲けできますよーっ事が書いてある。逆説的な金融商品のご紹介。
あまり身になる内容ではなかったかな。
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アベノミクス亡国論について知りたくて読書。
今やすっかりと知名度を上げた著者。著者の話は明確でとても分かりやすい。本書も講演会で語っているような流れでスイスイと進む。
第2次安倍内閣から7年目に入ってもいまだインフレ目標には届かず、景気回復、好景気の実感は感じない状況が続くが、多くの業種のアルバイトの時給が猛烈に上がったのと自殺者が大幅に減ったのがこの数年の個人的な感想。
今年秋の消費税造成には反対している著者。確かに多くの一般人は現状だと消費抑制行動に走りそうな感はする。たったの2%でも与えるインパクトは大きい。
話は戻って、反政府や反権力の記事や話をしたほうが売上は上がるし、注目される、Web媒体ならPV数が上がる。加えて今でも根拠がまるでない日記レベルなソースを都合よくツギハギで書いたような嫌韓、反韓、反中記事が注目される残念な2019年の日本。
これだけ情報が散乱すると価値ある情報よりも価値がない情報のほうが多くなるので、今後はますますどう情報を選ぶか、鵜呑みにせず、疑問符をつけて自分の頭で考えることが重要になってくる。
もっとリフレ論者の書籍を読んで勉強しようと思う。
読書時間:約50分
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二年前に安倍政権が誕生したとたん、その経済政策に対して激しい批判が経済学者・エコノミストから寄せられた。その切り口は様々だったが、いずれも国民の不安を煽るような深刻かつ最悪の結末を唱えるものが多かった。本書はそれらの批判の背後に潜む思想とその嘘を暴き、彼らの言う災厄を避けるためにもし最善の行動を取ったとしたらどうなるのかをシュミレートすることで、妄説の完全論破を企図した一冊である。
黒田バズーカから早二年、量的緩和に走れば国債が暴落し、日銀は買い支えられず、ハイパーインフレが到来すると国民をおどかしていた連中(小幡某ら)の嘘八百はもう白日の下に晒されたが、なぜ一部の人は彼らの出鱈目に振り回されるのか。著者は「ニューアカ」と同じだという。立派な肩書を持つ専門家から、常人には理解しがたい複雑な理論を唱えられると、凡人はそれなりの根拠があるものと騙されてしまうのだ。実際は設計主義的な思想に基づくもので、現実の経済を捨象した理論倒れの謬説に過ぎないのだ。彼らの立派な肩書は衒学理論の粉飾に用いられる。無内容な言説を小難しく語って人を煙に巻いたニューアカそのものである。冒頭の第一章で国家破産本の嘘の特徴を指摘し、その後の各章で具体的な彼らの主張がいかに矛盾に満ちているかを暴いていく。正しい経済政策を妨害する勢力の厚さには暗澹たる思いがする。