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プレパパ・ママがどうやって子どもを産んでいくか、科学的に理解することができる。
また、乳児の子育てのいポイントや、そのときのママの状態を科学的に理解して助けることで幸せな家庭を築く。
3つのポイント
・パパが育児に参加するメリットの傾向
→ 子どもの脳の発達がよく思考力がつく
→ 社会的なつながりを意識・共感力
・ママには「サンマ(三間)の危機」がある
→ 自分の居場所がないと感じてしまう
→ 時間・空間・仲間
・育児は責任重大である
→ ママが一人でやっているケース
→ 24時間、自分のことは後回しでやっている
→ 子どもによかれと思ったことをやっているが評価もねぎらいもない
→ パートナーが共感してあげることが大事
コラム
・ママの妊娠、子育ては睡眠不足やイライラになってマイナス思考になる
→ すべてがうまくいかないと考えてしまう
→ そうなるとイクメンもストレスになってしまう
→ 女性ホルモンが原因とわりきる
・出産は不安なので、ママは情緒不安定になる
→ パパに相談しても「考えないようにしたらいいんじゃないか」で返されてしまう
→ 具体策を出すのではなく、共感してあげることが大事
・流産
→ あれをやったから流産したんだろうと言われる
→ ママがそう思わないようパパが支えることが大事
・妊娠の検診はパパもいく
→ 一緒に行って、エコーで赤ちゃんの動いている姿をみることでパパとしての参加意識をもつ
・新生児の期間はあっという間
→ 人間になっていくところを見ないともったいない
→ パパが積極的に育児
・母乳
→ 吸われれば吸われるほど出るメカニズム
→ でなくても吸わせていると出てくる
・産後うつ
→ ママと子どもの発達に影響があるという研究結果
→ 家族が助けてあげること
・子育ての悩みはtwitterなどで同じ境遇のママと共有すると気が楽になる
・真のイクメンは自己申告でも客観的な評価でもなく、ママの認定で決まる
・パパは子どもが生まれても生活があまり変化しない
→ ママがSOSを出していても気づかないことが多い
・イクメン育て
→ 育児に協力的なパパは少しのことでも、他の人からちやほやされる
→ パパは生まれた時は育児に積極的だが、月日がたつとママが早くなる
→ 赤ちゃんにギャン泣きされる
→ 自分のイメージとかけはなれるのでこたえる
・ママにいろいろ指摘されると嫌になる
→ パパはプライドがあって弱い生き物である
→ 3~4か月たつとママはムダがなくなるが、パパはムダだらけ
→ パパも自分ではすごく頑張っているという意識がある
→ ママのお膳立てありきだが
→ ママは新人相手に教育するつもりで対応する
・パパにイライラ
→ ママにこうした方がいいという提案はイラっとする
→ ママだってわかってるし、我慢してやっている
→ ママはパパが指示だけ男にならないよう我慢して褒めて伸ばす
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さすが竹内薫。凡百の産婦人科医、助産師、発達心理学者、芸能人、漫画家による育児書にはないナルホド感を味わいながら読める。冷たい教育指導でもなく、ベタベタに粘る母性愛の押し付けでもなく、最新の科学知識と先輩パパママのアドバイスがほどよく混ざった感じに好感を持った。
私にも著者とほぼ同い年の子供がいて、育児体験がよく似ている、ということを割り引いてもいい本。
特によかったのが、誰にもわかってもらえない新米ママの辛さが(私の場合は今更だけど)ようやく腑に落ちる形でわかったこと。そうか、そういうことなのか~。もちろん、知識としては知っていたことだけど、生理面からホルモンの働き、心理面から不安感孤独感、進化論も交えて説明されると理解しやすい。
オススメ。
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サイエンス作家である著者が、ご自身の奥さんや子どもの様子を観察し、科学的に分析して(多少怪しいのもいくつかあるけど)記述したもの。
浪人時代、竹内氏の「99.9%は仮説」を愛読していたこともあり、購入しました。
父親と母親の認識の違いは埋めるのは難しい。それを考慮したうえで、最低限の知識を持ち、妊娠・出産・育児で大変な思いをしているパートナーに寄り添いできることをすることが父親の務めだろう、と。そのように解釈しました。
ただ、表題と内容の整合性がよくわからず。何を意図してその表題なのかは残念ながら私の読解力ではわかりませんでした。
ルソーのくだりは、彼が理想を述べて自分では全く実践していなかったのを知っていたので、爆笑でした(笑)
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いくつかの育児本を読んだけど、この本はお薦め。網羅的に育児でぶつかる壁を集約し、その対策を現代科学の知見に基づき、また著者自身の体験をちりばめながら記載してくれているありがたい本。
父親の立場を基調にしつつ、母親の時期による精神身体の調子や葛藤、子どもの成長段階における注意事項、悩みをほぼフォローしていて、育児の肝を外していない。人には聞きづらい内容もしっかり記載してくれている。
著者はサイエンスライターなので、その出典にも信頼がおける。育児本は中には著者の主観をひたすらたれながすものがあり、そういう本は参考にならなくはないが、真似をするとえらい目にあうこともあるので注意が必要(ただし、科学もまた仮説の積み上げであるので、本書で開陳された話も将来否定される可能性があることはリーディング・リテラシーとして身に着けておくべきである。)。
僕自身も父親若葉マークとして日日を過ごしているが、あえて口外したりはしないけれども、そりゃあまあいろいろある。そのときにどうすればいいか、行動の指針とすることができた。
巻末には参考文献が取り上げられていて、そういう点でも親切設計。ぜひあたってみたい。
満点でなく4点にしたのは、読み物だから仕方ないのだけれど、延々と文章というのは忙しいパパ、ママに読んでもらうには辛いのではということ(僕は全然問題ないんだけど。)。もう少し図解ページを増やしたほうが構成上よいと思ったまでのことで、内容についてのことではありません。
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プレパパにぜひぜひ読んで欲しい!
筆者のパパ実体験に基づきつつ、サイエンス的観点の調べられたことが端的にまとまっていて読みやすい!
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(2014.02.09読了)(2014.01.17購入)
【育児】
新米パパのための本です。どうやったら子どもができるかとか、男の子、女の子を作るにはどうしたらいいかなども書いてあります。
妊娠すると、女性の身体はどうなるのか、ホルモンによって心理状態はどう変化するのか、パパはどう対応すればいいのか。
出産は、病院か、助産院か、自宅か。(竹内さんの場合は、自宅だったそうです)
陣痛から出産までは、どんなか。出産で、出口はどうなってしまうのか。
母乳は、どうやって出るようになるのか。母乳にこだわるべきか。
出産後、パパは、どんなことができるか。どうやってパパを実感できるようになるのか。
抱っこひもをどう選ぶか。バギーをどう選ぶか。
ベビーシッター、託児所、予防接種、小児科医をどう選ぶか。
著者の体験をまじえながら、至れり尽くせりのアドバイスが記してあります。
【目次】
はじめに
第一章 新米パパ誕生!? プレ妊娠~妊娠初期
第二章 ホルモンシャワー、浴びてます! 妊娠中期~後期
第三章 新月・満月の日はご用心 臨月~分娩
第四章 こんにちは、赤ちゃん 新生児期~生後一ヵ月
第五章 パパの参加が育児のカギ 生後二ヵ月~四ヵ月
第六章 ままはいつだって大忙し 生後五ヵ月~七ヵ月
第七章 赤ちゃんの「世界」があふれ出す時 生後八ヵ月~お誕生
おわりに
オススメできる参考文献
●妊娠脳(62頁)
妻曰く、妊婦さんの著しい特徴は、日付がわからなくなることだそうです。
●母乳が出る(134頁)
昔から「白いものを食べるとおっぱいがたくさん出る」という都市伝説のような話があって、うどんや餅を食べるよう、すすめられる。炭水化物を摂るとおっぱいがたくさん出るようなのです。
●プロラクチン(137頁)
まず赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激があって、そうするとプロラクチンというホルモンが分泌されて母乳が生産され、さらに刺激が続くとオキシトシンというホルモンが分泌されて母乳を射出させるための筋肉が収縮し、ようやくおっぱいが出てくる。
●産後脳(140頁)
出産するとだいたいの女性が痛感するのが、妊娠中の注意力散漫と物忘れをさらに加速させた『産後脳』です。
産後は、日付だけでなく時間間隔もかなり曖昧になるようで、(後略)
●頭がいい(170頁)
「頭がいい」と褒めると、子どもはそれ以上努力しなくなる。
●食物アレルギー(216頁)
離乳食の開始時期が以前に比べてだいぶ遅くなったのは、赤ちゃんに早期からある種のタンパク質を摂取させると、それに対してアレルギー反応を起こす可能性が高くなることが判明したためです。
☆関連図書(既読)
「子育て 小児科医の助言」山内逸郎著、岩波新書、1989.03.20
「0歳児がことばを獲得するとき」正高信男著、中公新書、1993.06.25
「子どもはことばをからだで覚える」正高信男著、中公新書、2001.04.25
「ベビーサイン」リンダ・アクレドロ・スーザン・グッドウィン著・たきざわあき編訳、径書房、2001.03.03
(2014年2月13日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
「妊婦脳はホルモンシャワーのせい?」「出産に立ち会えば父親の自覚が生まれる?」科学知識を武器に、初子育てに立ち向かう著者。果たして子育てはサイエンスで楽になるのか!?知識欲が旺盛でも頭でっかちになりがちな新米パパが、ママのベストパートナーとなるにはどうすればいいのか。自身の体験を交えつつ、妊娠・出産・育児にまつわる科学研究から「赤ちゃんの不思議」を描く、ユーモアあふれる一冊。
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父親の目線から見た妊娠・出産・育児。うちは普通なんだろうかと、これから悩むことがいっぱいあると思う。でもこの本に立ち返って判断できるようにしたい。
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50歳で初めての子供を迎えた新米パパの目線で、
妊娠中から、出産、乳児期の子育てまで、
書かれています。
サイエンスライターの筆者らしく、
客観的に科学的知見も交えながら、
さらっと読める本です。
入門書として男性に読んでもらうと、
妊娠出産育児のイメージがつきやすいかも?
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ぜんぶホルモンのせい。
…そうでしょうね、と感じるばかりで私にとっては特段新しい発見はありませんでした。