電子書籍
ありそうでなかった深海ロボットバトルもの
2016/02/13 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありそうでなかった深海ロボットバトルもの。しかもシリーズ物なので本作では終わりません。
シリーズ導入編なのでどちらかというと世界観や組織・人物に説明の頁を割いている。そのせいで主人公が活躍しだすのがかなり後半と遅くバトルシーンも少なめ。では面白くないのかというとそんなことはなく本作で提示される現在からの地続きの近未来での各列強諸国と新興勢力のパワーゲームやエネルギー問題、人体改造など社会設定だけでも結構楽しめる内容になっている(この世界では寒冷化に向かっているなど)。また謎のテロ集団やそのテロ手段、はたまた主人公自身にも多くの謎がありこの謎が次巻以降でどう解かれていくのか非常に興味ある終わり方をしてます。
ライトノベルぽく書かれているので結構サクッと読めます。SFロボット物が好きなら読んで損なし。
紙の本
凡百のバトルスーツモノに対するある意味アンチテーゼ…
2016/01/20 16:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
先ず星野之宣『ブルーシティ』しかり田中光二『我が赴くは蒼き大地』など昔読んだ海洋作品を思い浮かべた。そんな肯定的な気持ちで読み進めてきたが、この作品はもっとすごい、今現在に一番近い近未来が舞台で日本の読者にとって解りやすいし、凡百のバトルスーツモノに対するある意味アンチテーゼでもある。すごい作者がいたんだと感動であります。
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残りページ数が少なくなってきた段階で、多くの話が全く収束する気配もなく、まさかの、to be continued。タイトル見てもどこにも続きがあるとは書いていないのでびっくり。話がいったんはそれなりに終わるのが筋かなとは思うが、まあ、こういう売り方もあるのかなという感じ。海底資源の重要性が高まる中で、音響迷彩という技術により、接近戦のみとなった世界で、格闘が必要となったが故に人型兵器が必要となるという時代背景は、某ロボットアニメを彷彿とさせる。また、普段は弱い男の子がロボットという力を得ただけで強くなるというのも、鉄板ネタではある。ただし、これはあくまでもおまけであって、ここからの話の展開を期待したい。
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ちょっと残念。
「つづく」なのね…
物語としての大団円を期待してたら肩透かしを食らう感じの「つづく」が個人的に嫌いなので。
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多くの方が指摘されているように、続きものならば、そう表示して欲しかった。せっかく藤崎慎悟の新作なのに、こういう売り方は残念でした。とは言え肝心の中身はさすがのクォリティ。今、海を書かせたらこの人の右に出る者はいないでしょう。解決されない謎や伏線が山盛りなので、続編を楽しみに待ちたいと思います。
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帯に「巨弾ロボットSF!!」の煽り文句が有るがその名に恥じない。
つい先日「パシフィックリム」を見たところだったので、期待しながら本を開くと、なんと水中に特化したモビルスーツ。
搭乗系、操作系の描写には目を見張るものが有る。
主人公が乗る「タンガロア」は新型で乗り手を選ぶ、と言う設定。
ガンダムファンはニヤリとするだろう。
「ニュータイプ」ではなく「セリ・マダウ」と言う精霊が見える者だけが操作出来る、トンデモ設定。
精霊は海で育った者だけに見えるが普通は成長と共に見えなくなる、が主人公は大人になった今でも会話する事が出来る。
この辺の描写は結構細かい。
操作系に重要な役割を占めるらしいのだが、本作は初出撃し初バトルしたところでお終い。まさかの次回に続く。これはないわ~。
五感をフルに使って操作し水中特化型だけあって背びれ、尾びれ等、人間には無い物を感覚で使いこなしていく過程も面白い。脇キャラも魅力があるし今後の展開に期待!
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面白い!
説得力のある海中兵器の描写がよい。
ハードな描写の一方で、ファンタジーとしての風呂敷が広がっているのを感じるが、それをどう括るのか?最近思うのは、良きSFはそこらへんのバランスが優れているのだ。
この作品はどうなるか?
楽しみ。
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設定は面白いが、メインのイクチオイドに乗るまでが長い長い…。伏線も回収しないまま次巻に続くでちょっと消化不良。
正直次回作を読まないと評価の判定出来ないかも。期待を込めて星三つ。
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かつての先進国に代わって、公海を周回するシー・ノマッドと呼ばれるグループが影響力を持つようになった世界を舞台にしたSF。
海洋ものを書き慣れている作者らしく、海に関するディテールはよく書かれているのだが、全体的に細部に粗が目立つ。
登場するパワードスーツが一点ものらしいところは、ちょっと工業製品としてどうかと思うし、主人公も命令違反をしまくっているあたりも組織としてマズい感じがする。
だいたい、近海で戦闘が行なわれているのに、国力が衰えたとはいえ、海上施設をテロのターゲットにされた当事国が知らんふりを決め込むものだろうか。
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ダメではないけど良くもない。
同じロボットものだからか、とりあえず惰性で見ていた初めてガンダムを見たときの2話目ぐらいまでの感じかな。
次回作を読まないと切り捨てることはないという感じ。
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アニメ化意識した小説やなぁ。
世界設定が結構しっかりしてる割に、人物造形がなんとも薄っぺらい。メカの造詣も味方側はクリオネや人魚やと美しく、敵さんはカニやイカやと無骨。戦闘シーンが書き込まれすぎてて少々まだるっこしいものの映像にしたら迫力ありそうな描写。
1冊で解決させるには随分大ぶろしきなタイトルつけたなぁと思ったら、やはり以下次号ってところも巻数をやたら稼げるDVDにぴったり。
設定がオモロいので、次も追いかけるつもりだけど、願わくば「999エターナルファンタジー」みたいになりませんように
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続編が出るという情報を得たのであまり期待せずに読んでみたのですがうれしい誤算でした。古き良きSFを具現化したような、実にSOWあふれるエンタテインメントです。続編も楽しみ。
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「パシフィック・リム」のノベライズ版、といった感じ。
舞台が沖縄やポリネシア、メラネシアというのもイイ。
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海洋ガンダム。
筋だては好きだな。
続き読んでみないとなんとも言えない。
映像が欲しいな。
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誰かが「海のガンダム」とレビューしていたが、私のイメージでは主人公が乗るメカはもうちょっと小さくて、パワードスーツに近いんじゃないかと想像した。ストーリーも主人公が状況に巻き込まれて兵士に・・という流れは似ているが、ガンダムほど「ザ戦争!」という感じではなく、テロリストとの戦いという印象。ファンタジーっぽい(実はテクノロジーかもしれない・・)要素や、武道の要素も混じって好みが分かれるかもしれない。個人的には面白かったから続編も読むことにします。