ゼロから学ぶ量子力学 みんなのレビュー

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投稿者：carrot1133　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本(紙のもの)で、量子力学を教えたことがあります。しっかり読み込んで、練習問題も解いて、網羅すれば、難関大の修士入学の量子力学系の問題にも対応できると思います。
修士入学試験過去問から、出そうな分野を予想して集中的に覚え込んで、当日に臨むことが、心を強くして、合格の鍵になると思います。

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投稿者：樹　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　会話形式で進むにおいては、教室ならば気後れしてしまうような質問
にも答えている。例えば、「調和振動子って、ようするにバネのことでしょ？　実用性
あるのかなぁ」、「この交換関係に何の意味があるの？」、「虚数ってなんだか存在感
が薄いのよ」などなどである。こういう質問をしてみたいとは思いませんでしたか？
　「読者は、副読本に出ている問題を全部、解くことができるようになる必要はない…
…つまり、そういう話もあるんだ、とエンジョイすればよろしいかと……」とはこの本
だけでなく、他の教科書や演習書にもあてはまる、読者を萎縮させない著者からの温か
いアドバイスではなかろうか。
　巻末には、量子力学をさらに勉強してみようという読者のために、参考書がコメント
付きで紹介されている。

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投稿者：萬寿生　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「ゼロから学ぶ」というだけあって、入門書として分かりやすくするためのいろいろな工夫が見られる。入門書で解析力学や行列力学まで解説しているのは珍しい。あらためて理解できた項目も、いくつかある。しかし、ゼロからかなり高度な内容まで、おぼろげながらも量子力学の全体像や、概念を理解させようというのは、無理がある。著者の工夫と努力は多とするものであるが、中途半端な印象が残る。