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ヤマト運輸の小倉社長が宅急便の立ち上げなど現役のときの経験を元に経営について書いた本。
全てを理詰めで考える凄み、安全第一・営業第二、信念を持って行政の理不尽に立ち向かう姿などスゴイの一言。
グロービスで学んでいるエッセンスと共通の要素が端々に出てくるが、充分消化できている気がしない。
書いてあることの意味が全て理解できるようになったら、経営学を身に付けたと言えるのだろう。
時間を置いてまた読んでみようと思う。
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「宅急便」を作り育ててきた小倉昌男氏の、経営学に関する最初で最後の著作。宅急便が作られた時と今とでは時代背景は異なれど、今でも通用する戦略論が多い。会社経営を理解するために必ず読んでおきたい名著だと思う。
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「経営はロマンだ!」
経営者に必要な条件として10ヶ条をあげています。
・論理的思考
・戦略的思考
・明るい性格
・高い倫理観
この4点は特に私も見習うべきことです。
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個人向け宅配事業を立ち上げたヤマト運輸の二代目社長の経営手腕が分かる良書。
三越事件や官僚との闘い、労働組合との関係などについても、ズバッと書かれており、読み応えがある。
民間は国営に比べてサービスが劣る、などと心配する声もたまにあるが(特に福祉系)、宅急便の現在の国内カバー率は100%(だったはず)。
ヤマト運輸のこれまでの実績を見ると、一民間企業がここまでやれることに驚きを禁じえない。
同じ内容を述べた記述が随所に現れるなど、若干、冗長な点もあるが、熱を込めて執筆された故だろうと好意的に解釈。
宅配便のドライバーさんが着たら、これからは「ご苦労さん」ではなく、「ありがとう」と言おう。
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4年ほど積読状態だったが読了。
理不尽な規制に徹底抗戦して個人向け宅配サービス事業を成功に導いた不屈の人、という印象があったが、その裏にはかなり緻密な計算があったことがよく分かった。
「第二がなく、第一ばかりあるということは、本当の第一がないということ」という言葉を重く受け止めた…
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BtoBから、個人向けの宅急便サービスを通じ、市場を創出。ハード、ソフト、ヒューマンウェア。流通網というネットワーク構築と活用に興味があり手にした一冊。
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宅急便(個人宅配)事業を事業化した着目点がすごい。
一つ一つの宅配での採算を考えるのではなく全体として捉える視点、事業の優位性の構築方について、視点がすごいと関心しました。
図書館で借りた本ですが、今度自分用に買おうと思う。
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今まで読んだ経営書の中でダントツに感動した一冊。とにかく分かり易い。そして、経営者が経営者である前に人としてどうあるべきか、どう生きるべきかが大切であるということを小倉昌男の生き方を通して分かった。経営は人を救えると思った。
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様々な方が推薦されているのも読めば納得出来ます。タイトルからは、経営戦略的なイメージを持つかもしれませんが、ヤマト運輸の小倉元社長が宅急便事業を発展させていった伝記のようなイメージです。個人向け物流をインフラまで発展させたプロセスには繊細かつ大胆な取り組みがあったようです。
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2011-043。
今では当たり前のこと(サービス)に思えることも、当時はお客のためを思って始めたことだった。
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『"第二"がなく、"第一"ばかりあるということは、本当の第一がない』という指摘に、もっともだと思い心を打たれました。
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まず単純に、読み物として面白い。言葉に力がある。
経営者としての心構えや哲学に大変共感できるものがあった。
また、宅急便事業の競争戦略は?という視点で楽しむこともできる。
今後、何度も読みたい本。
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経営ということに関して最も印象に残っている本。
戦略がすべて。
組織も仕組みも戦略に従う!ということが実感できた。
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紆余曲折を経て、いかにして宅急便のシステムが出来上がったが記されている。時たま見え隠れする小倉氏の人間性を垣間見ることが出来る。
注目したい点は、戦術的思考と戦略的思考の違いである。
戦術の定義;日常の営業活動において競争に勝つための方策
戦略の定義;経営目標を実現するための長期的な策略
経営者は戦略レベルの発想が求められる。
「~第一」と掲げ部下を叱咤激励するのは戦術的思考であり経営者失格である。
本来の経営者は第一目標だけでなく「第二」の目標を掲げることにより第一目標が本当に一番大切なことを強調する。
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ビジネス書でこんなに一字一句張りつめて読んだのはあまり経験がない。ここにあるのは理論ではなく生の事実なのだ。例えば自分が個人宅配のない時代にそのビジネスを思いついてしまったらどうするか?理解のない周囲への説得、実現化に向けての戦略の実現。途方もない手さぐりを一つ一つ解決する姿は同じ職業人として非常に心強い。
例えば過疎地への配達など、素人目には採算化は無理だと思う。でも著者はこう語る。「地方は道が良くて信号が少ないから走行時間は半分ですむ」「競争相手が少ないし、宅急便の利用率は人口の割に高い」
何事もメリットとデメリットの両面がある。問題はそれを見極め、やるときめたら、着実に実現していくことなのだと思う。やる前に無理と決めて、思考停止に陥るな。自分自身に強く言い聞かせたい。