一天地六の法則 みんなのレビュー

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投稿者：セカンド・プラン　エトセトラ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　悲しい気持ちでいる時も、口の端を上げて笑顔を作ると、脳内にβエンドルフィンという快感物質が放出され、気持ちが修正されるという。本当だろうか。どっかで聞いたことがあるような気もする。
本書によると「ウイスキー、ウイスキー」と三回言うと笑顔になり、前向きな気持ちになるという。

　さらにスコットランドでは、熟成中のスコッチウイスキーの樽の中にできる空白を「天使の分け前」と言い、必要不可欠な空白であると紹介している。その天使はフランスでは会話の途中に訪れる沈黙中を通り過ぎるという。実のある空白を天使は好むと。

　本書は、数々の成功哲学の寄せ集めという見方もできるが、初めて知る人にとっては、たしかに新鮮で興味深い。たくさんの知識を一冊で得られるともいえる。

　まさに「棚から牡丹餅」でも、口をあけていなければ、食べられないと著者は言う。
「たなぼた」は幸運でも何でもなく、「必然」とい段階をのぼったものだと。
ところで「牡丹餅」と「お萩」は同じもので季節によって言い方が違うことを今更ながら知った。
本書との出会いは必然だったのかもしれない。