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とある事件をきっかけに別れた夫婦が、偶然の出会いから綴り始めた往復書簡を通して、過去を決別し、未来へ視線を向けてゆく。
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蔵王のトロッコで再開した、かつては夫婦だった男女。2人は互いの上に降り積もった年月を思い、手紙を送るようになる。長い、長い、手紙のやりとりを通じた、心の浄化の物語。
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読み始めて、過去の男女が傷舐め合って、ヨリ戻す系?と思ったのですが(私はその手の話はあまり好きではないので)、なんの!なんとも前向きなえぇ話じゃございませんか^^。ハッピーエンドではないかもしれんませんが、「さ、明日がくるよ〜」って気分でした。色々心に傷はあっても、人は前を見られるんです!
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最終的にハッピーエンドではないけれど、でも2人はそれぞれの道を前向きに歩んでいけるようになったわけです。読んだあと、とっても不思議な気持ちになった一冊でした。過去は変えることはできないけれど、
それによる自分の意識や考え方は今からでも変えることはできるだと教えてもらった気がします。そして手紙っていいなぁ〜って思いました
今はメールばっかりで最近手紙を書いたのはいつ?(思い出せない!)
っと言うくらい書いてないんだけど・・・これ読んだら誰かに手紙書きたくなりました。
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年を重ねるからこそ、こんなふうに誰かを想うことができるのだろうか。
人生の軌跡を相手と重ねるように、往復書簡は続いていく。
たとえ、ふたりの関係がもう終わったものだとしても、ふたりがお互いを想う気持ちは、変わらずに静かであたたかい。
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文字にしてあらわすことで、自分を見つめなおすことができたり
新たな自分に気づいたり、
手紙を書くって不思議な行為だと思う。
手紙を通してお互いを支えあう大人の物語。
でも、本当は手紙は自分自身に宛てて書いているものなのかもしれない、そんな気がした。
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別れた夫と妻が交わす、14通の書簡が構成する物語。過去を責めたくないのに責めてしまう切ない感情が、手紙という形式でよくここまで描ききれるなぁと感動した。もっと歳をとって読むと、また違った感想を持つようになるのかな…。
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小説の形式が手紙というのが面白いと思った本。
久々に会った昔恋人だった二人が偶然会い、手紙をやり取りしだすという設定。
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宮本輝氏の小説です。はじめから終わりまで、元は夫婦だった2人の男女の書簡によるやり取りで話が進んでいきます。
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往復書簡体小説。愛し合いながらも、壮絶な事件が起こったがゆえに離婚しなければならなかった二人が別れてから10年後、運命的に出会い、手紙を交換していく。二人は二度と会うことはなく生きていくのだろうが、手紙を交換しあったことで二人はこれからの人生を生きていく力を得たのではないだろうか。人生における偶然と運命の不思議さに満ち溢れた、読んでいる最中に続きが気になって一気に読んでしまう魅力いっぱいの話だった。
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以下のページで感想書いてます。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50185082.html
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「生きていることと死んでいることは同じかもしれない。」男と女の往復書簡。モーツァルトの交響曲39.40.41番を聴くきっかけになりました。
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前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラリフトの中で、まさかあなたと再会するとは・・・で始まる長い手紙のやりとりです。人生の重さを感じます。
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この本は「希望」です。すこしずつ解けて、だんだん優しくなっていく・・・。
何度も読んでいます。読むと元気になれるから。興奮しすぎたり、緩みすぎたりすることなく、一番動きやすい理想的な覚醒状態になれる気がする。
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What a beautiful story.
What a beautiful phrase.
This novel is so gentle.
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読後には何となく優しい気持ちになって、なおかつ前向きになれるような、そんな小説でした。この小説を薦めてくれてありがとうございます。また素敵な一冊に出会えました。とても嬉しいです。