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人形に想いを寄せる人たちの短編集。
マネキンサイズの人形は、お店で服着て立ってるものしか
見たことが無いし、りかちゃん人形にもそんなに執着が無かった
自分にとっては、新しい世界を見たようでした。
同じ表情でただそこにいるだけの人形が、人の気持ちによって
どんどん「人」に近づいていくような感じがとても生々しかった。
何も語ることなく自分の思い通りになるからこそ愛着が沸くのは、
ぬいぐるみでもそうだよな、と、自分のまわりにあるものたちを
改めて考えてしまいました。
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すべてのお人形好きに読んで欲しいです。私もそこまで信者じゃないけど、人形を題材にした話って好きです。
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人形愛について。
本の装丁が綺麗だったのでジャケ買いしたのですが、内容はどろどろとした自己愛や容姿への羨望やコンプレックスにまみれていて、とても怖かった。故に幸せな夢を見ているようなドリーミン乙女なカバーイラストなのかな〜なんて、思いました。長井朋子さんという画家さん、気になる◎
*追記
調べたら、長井朋子さんも人形愛好者なのですね。ということはこの本は、やはり人形愛の一冊なのですね。
お人形さん、特別好きでもなかったけど、なかなか興味深いものだ〜。
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短編集。それぞれの話は独立しているが、どれも「人形」をテーマにしたもの。
ものが「人形」だから、どの作品も妖しい雰囲気が漂っている。私自身人形に思い入れはないが、人形を愛でる人たちの気持ちはこんなものなのかなと思った。
それにしてもこの人は「少女」を描くのが本当に巧いなと思う。
内容的にそこまでは惹かれなかったが、何となくあとを引く本だ。ある日何でもないふとした折に、収録されている話を思い出しそう。
気に入ったのは「手のひらの中のやわらかな星」「僕が人形と眠るまで」。
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お人形はこわいから、実物は苦手なんです。でも、何故かテーマに惹かれ、表紙やタイトルにも惹かれ読みました。
一般的に共感を多く集められるのかはわからないけれど、私にはとても馴染む世界でした。あとがきを読んで納得。作者さんも私も同じ「ヒエラルキー」の中で苦しんできたんだ。
文章がまた美しいです。お人形の美しさを表しているような。
最後のお話だけはなかなか人形が出てこなくて、あれあれ?と読み進めて……いやはや、うまく纏まっていました!
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綺麗で可愛いお人形に心を引き寄せられた人たちのお話。
ドールが好きで容姿にコンプレックスありと、思い当たる節がありすぎる自分にはグサグサと突き刺さりすぎて痛い内容でした。
(僕が人形と〜はスーパードルフィーをモチーフにしてる?いや、でもなんか憶測で書いてるから実際のドール界と色々ずれてるぞ!と、勝手にモヤモヤしてしまいましたが)
瑞々しくて痛々しくて淡く儚い、美しいお話でした。
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人形に色々な思いを託す人々の6編の短編集
駅で切符を買うときに後ろに人が並んでいるのにもたついてしまう時、道を間違えて人の流れに逆らって歩かなければならない時、しまったなあという行動をする時、「ああもし私が美人だったら、今舌打ちされなかっただろうな、苛々させなかっただろうな」と思ってしまう。
それは自分の性格が歪んでいるからだと分かっても、反射的にずっと。
だからこの本のあとがきに書かれていたのは、私にも共感できることで、この短編集はそれぞれ救いようがないようで、救われるような美しいものだったように感じた。
働いて、広い社会に出て、何十年間か後に読んだらまた違うかも。
「手のひらの中のやわらかな星」と「僕が人形と眠るまで」が特にすき
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さて。。。。
6つの短編で構成されているのですが、その内の幾つかは納得できないと言うか、共感できないと言うか。
それらは一般的に男性が理解できない女性の感覚なのか、それとも豊島さんの個性なのかは良く判りません。
まあ、人形と言うものに思い入れのない私には理解が難しい話なのかもしれません。
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ドール好きにオススメ。
ドールにはまるひとの気持ちがわかっている著者だと感じた。表題作のぽろぽろドールではドールに対する歪んだ愛着も描かれており、読んでいて怖い反面面白く感じた。