紙の本
サイコホラー
2001/03/18 23:39
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見するとサイコホラーで、最後にどんでん返しが…というパターン。だが真相が明かされるのは最後の最後で、それまでは主人公(?)の蒲生稔が犯す殺人、死体の切断などのシーンが多くを占めているので、この手のサイコな話が苦手な人には、ちょっとキツイ。最後の真相も、個人的にはそれほど驚けなかったので、あまり万人向けではないかも。
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ゲーム「かまいたちの夜」のシナリオ担当した安孫子竹丸氏のホラーミステリー小説。猟奇的シーンも多々あるのでご注意ですが、ミステリーとしての完成度の高さは一読の価値有りです。個人的には18歳以上推奨、と記しておきます。
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騙されます(笑)。
臓物祭りとでも言わんばかりの猟奇殺人描写が多々ありますが、その不快感を払拭する程の、最後の1ページ。
…トリック…というべきか、素晴らしいの一言に尽きる。
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犯人の名前は「蒲生稔」。
連続する猟奇殺人事件の犯人が逮捕されるシーンから始ま
るミステリー。
友人知人にすすめてみたら、割とみんな読んでいたという
一冊。時間・視点がめぐるましく変わり、一度読み出した
ら止められません。
そして最後まで読んで、再び読みたくなる作品です。ミス
テリーでこんなに何度も読んだのはこの作品だけかも。
余談ですが、岡村孝子さんの『あなたの夢をあきらめない
で』という曲が好きな人にはオススメできません。
いやいやほんとに。
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まず、殺人者の名前がいきなり冒頭で明らかにされる。殺人を犯し、解体する場面がこれでもかと描かれ、またその時の稔の異常な心理描写と相まって、やけに迫力がある。しかし、そこは我孫子武丸。当然、単なる猟奇小説では無く。最後に明らかになる“蒲生稔”の意外な正体は、再読してこそ「こんな所に伏線が」と思わせてくれる一流の叙述トリックで見事に隠されている。
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2004.12.18購入。叙述トリックって好き嫌いが別れると思うけど、これは最後までからくりが分からなかったし、それが分かったところですとんと腑に落ちた。連続殺人を起こす主人公の心情描写と彼の家族の心情描写が巧みで、最後まで一気に読めた。この手の叙述トリック系は実はあまり読んだことが無いのだが、「ハサミ男」以来の収穫。個人的には。
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倒叙であるがゆえにオチがちょっとインパクト不足。個人的には5番目は不要。最も感情移入できる彼女の幸せこそを守って欲しかったし、そういうセリフがあちこちに出ていたので守られるものだと思っていた。
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不快なのに読みたくなる本
そんな本って確かに、ある
うん、あった
私にとっては、この本
犯人である男が、ある女性を殺す
そこ迄はまぁ、わりとよくみる話
なのに、この本はその殺した女性を切り刻む描写を…書くんだなぁ
もの凄く、不快! 具合が悪くなりそうな程!
…でも、私にとってこの本は非常に面白いミステリだった
ネタばらしになってしまうから詳しくは書けないが
でも、そのトリックは…私にとっては極上の物だった
一度しか味わえない極上のミステリ
それに出会えた事は幸せだ
…辿りつくまでに乗り越えねばならない物は多いのだが(苦笑)
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本当は6つ☆つけたい。こういう作品はいくつかあるから、そういうのは、特にプッシュしていきたいね。
今までで、一番衝撃がすごかった作品。我孫子さんはこれを書いただけで、作家になった価値があると思う。
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我孫子氏の作品にハマる切欠になった一冊。
最後の最後までわからない犯人。
ラストのどんでん返しには「やられた!」の一言。
もう一度初めから読みたくなる一冊です。
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18歳くらいに初めて読んで、
未だ、一番のオススメミステリー。
途中のリアルな猟奇的殺人描写は
生理的に好きではないのだけど、
それを差し引いても、一番です。
1回目に完読したあと
初めての衝撃を受け、
それから約10年、
あの衝撃を抜くミステリーには出会ってない。
3回読み返したのも、この本だけ。
読み手が自動的に行う
認識の補完を巧みに利用したトリック。
終わりからは絶対読んではいけません。
ネタバレがもったいないので、
此処迄。
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まさにフィニッシングストローク。結末に至って炸裂する事実は探偵小説ファンなら、おお!! ということ必至!!
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これほどゾクッとする小説は初めてだった。
本当に人を殺したことがあるの?って言うくらい、なんかリアル。
また、読み手にかけるトリックに驚いた。
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狂気が満ちてる作品です。
我孫子さんに出会ったのは「かまいたちの夜」というゲームの原作者だったからという安易なもの。でも、この狂気を描くことに長けている人だなと一番思った作品。かなり不快でグロテスクなもの。蒲生稔の闇がただ広がり完結する様を見るのみだが・・・これに永遠の愛があったかは理解しえないな^^;猟奇的なものになれてない人は注意。
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かまいたちの夜の原作者のミステリ小説。最後にホント驚かされました。あとがきにネタバレがあるので注意!グロ描写が多いですが「佐川君からの手紙」 を読んだことがある私にはなんてことはありませんでした。我孫子武丸では一番好きな作品