紙の本
四つの中編と短編一編をまとめた作品集
2023/05/30 15:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
人々の陰の部分を描きながらも題名にあるように光を感じ、そのままを肯定してくれる作品たちです。辻村さんらしい一冊だと思います。
電子書籍
他作品との繋がりも楽しめる
2018/06/30 23:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:avocado - この投稿者のレビュー一覧を見る
「しあわせのこみち」に出てくる清水あやめにすごく共感してしまいました。
自分には絶対超えられないと身にしみて感じる人、いますよね…
特にアートでは、他の人の作品はどれも天才的に見えてよく落ち込むものです。
天才ポジションの鷹野としっかり向き合ったあやめ、
えらい…
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久々に足を運んだ本屋で辻村さんの文庫の新刊見つけて即買い。
そして、久しぶりに読んだ辻村さんの小説。
改めてドツボと自覚しました(笑)
今回は短編集だったけど、辻村ファンにとっての私には
過去作品とリンクする壮大な物語。
全体的にどれも好きだったけど「しあわせのこみち」には圧倒された。
いつか2回目読んだ時、自分の中でどう変わるかが楽しみな作品。
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一度完結した話の後日談、スピンオフ作品って、どうしてわくわくするんだろう。
辻村さんはその作品の多数に、思いっきり後日談ではなく、の新作に昔の作品の登場人物がチョイ役ででてきたりするから、隅々までしっかり読んでしまう。
でもこの短編集は、しっかり思いっきり後日談だったりしたから余計楽しめた。
【彼女のその後】を読んだときに「冷たい校舎」のリカかな?と思ってたから、ラストで正体がわかってやられたなーと思った。
ああ、またロードムービー読み返さなくちゃ!(笑)
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全5編の短編集。
辻村深月の作品は繋がっていて、広がっていく。また彼らに会えた。
彼らの過去や未来を知って、どんどん距離が縮まっていく。
そして言葉や想いがどんどん入ってくる。
最近の作品は特にいわゆる“良い人”ばかりでなく、ちょっと距離を置きたくなるような人が登場することが多い。人と違う、普通じゃない、もしかしてちょっとおかしい…。
でも、いつの間にか近づいてしまっている。
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辻村ワールドの後日談集みたいな短編集。
冷たい校舎~名前探しの放課後まで講談社の作品を一通り読んでいるとより楽しめる。というか、先にこっち読むとネタバレになる。
メジャースプーンとくじらが好きというのもあるせいか『樹氷の街』が一番楽しめた。
辻村作品はだれでも主人公になるし、次回作で彼らがまた出てくるかもしれないというところが好きだ。
あんまり印象にない人物だと誰だっけ……とはなるが。
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スピンオフ作品集。少し単調な感じだけれど、懐かしい人達との再会に胸が踊る。またいつか何処かで逢える事を願わずにはいられない。
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いろんな作品のいろんな人の話たち。
ミステリ感はないけど
序章は誰の主観だったのかとか
わかんないことがちらほら。
どの人がどの本のどんな人だったかも
やっぱりあんまし出てこない。
相関図見ながら読むのもなんか違うしね。
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ところどころ自分と同じだなと思う場面があって、とても考えさせられました。辻村深月さんのファンになってしまいそうです。また辻村さんの本を買いたいと思います。
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自分にとって、友達とはなんだろうと考えさせられた。
怒りや悲しみといった負の要素には同調できても、喜びや幸せといったものには心から寄り添うことができるのだろうか・・・?
相手と自分を否応にも、比較してしまう。
相手が自分より幸せになることを、心から祝福できるのだろうか・・・?
友達の定義は、人の数だけあると思う。
一緒にふざけ合える人とか、辛い時に励ましてくれる人とか、背中を押してくれる人とか。
だけど、いいなと思った。
相手の幸せを心から願えること、自分の幸せを心から願ってくれる人がいること。
そんな関係を築きあえる人を「友達」だと呼びたいし、大切にしたいと思った小説でした。
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あのとき読んだあの本のあの人達にまた会えた
あの人とあの人も知り合いだった
だいぶ前に読んだんで、忘れてしまった人達が…………あんなことこんなことしてたんだ
と言うような話
いろいろあるよね、人生(^o^;)
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2013-85
あの人たちの過去や未来。
チハラトーコの物語と樹氷の街が好き。
辻村さんらしいストーリー。
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あまりに好きすぎて単行本、ノベライズ、文庫本の3冊買ったけど、なんでこんなにもいいんだろうか。
これまでの辻村作品を読んだうえで読むことをお勧めするのだが、清水さんの物語の心理描写が秀逸。他のみんなにも再び会える幸せよ…。
ちなみに3冊、収録作品が少し違うのがニクい。
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辻村深月の作品は、人の温もりを与えてくれるような気がする。
それでいて、いつか自分が登場人物として現れて白日の下に晒されるのではないかと心配になる。
誰もが感じている他者との違和感を、本の中で表現して、読者に某かの感想を抱かせる。
彼女の本を手に取るたびに、すごい作家だなとつくづく思ってしまう。
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この先に 光待つ場所が 必ずある。信じて歩いて行って大丈夫、と背中を押してくれる。身の回りを包んでくれる。希望は、夢はいつもここにちゃんとある。