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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋梨さんはほんと、けっこうマニアックですよね。
水滸伝をベースにした小説もそうですし、今作もまた。
今作はいわゆる日常の謎ですけど、探偵団のメンバーが
そこまで個性的ではないのがおもしろいです。
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好きでしたけど、登場人物を実在の芸人さんに例えるのがちょっと気になった。
ドランクドラゴンつかっちゃんアンガールズインパルス堤下はまだええけど、アジアン馬場園さんとか少年少女のアベちゃんとか、ちょっとマニアックでは…と思たけど、自分がテレビを手放した隙に有名になったのかな。
お笑い好きなんすね、きっとね。
イメージ湧きやすかったけど、固定されてまうから、脳内映像化は芸人だらけ。それはそれでおもろいけど、新喜劇みたいやったな。
しかし、続編は期待してます。
もろこしなんてろも読もうかな。
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少年少女連作ミステリ。子供っぽさとか純粋さとか未成熟さとかもよく書けてると思う。ミステリとしてもよくできてる。
…だけなら よく出来ました なんだけど。名探偵としての自身に悩む月岡くんと仲間たち、の物語として読むとまた違った味わい。月岡くん以外の四人が作品ごとに語り手になっているのもその味わいを増す。そして、だからこそ探偵団なんだとも思う。探偵ではなく探偵団。
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『クリスマスダンス』
『桃霞少年探偵団対清流戦隊』
『ルナティックを捕まえろ』
『不愉快な誘拐』
『異次元ケーブルカーの秘密』
2011年11月25日読了
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なかなかの良作。
少年探偵団というものを現代に蘇らせ、小学生が名探偵の苦悩とか、いろいろありながら面白い。
名探偵とは宿命。ということであり、生まれた時から名探偵。
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秋梨惟喬を読むのは3冊目。
これまでの「もろこし銀侠伝」などの中国を舞台とした武侠小説風とは異なり、現代版少年探偵団モノとなっている。
連作短編集でそれぞれの短編の語り手を少年探偵団の面々が入れ替わり務めるスタイル。
主人公の月岡芳人は、探偵になるべく生まれた少年。詳しい内容は省略するけれど。登場人物の名前がすべて浮世絵などの絵師からとっている。主人公の名前を考えると、今後、このシリーズは続いていくのだけれど、何か暗い結末を暗示していそう。
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【収録作品】クリスマスダンス/桃霞少年探偵団対清流戦隊/ルナティックを捕まえろ/不愉快な誘拐/異次元ケーブルカーの謎
明智小五郎と少年探偵団に触発されてできた少年探偵団。冷静な子どもたちの地に足の付いた活動が好もしい。文武両道型の勝川くんは頼もしいキャラだ。
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江戸川乱歩とか、特撮とか、ケーブルカーとか、作者の趣味が随所に現れているところが読んでいて面白かった。事件があって、謎があって、探偵がトリックを解明する、正統派だと思います。
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多摩川のほとりに在する桃霞(とうか)市。ここで江戸川乱歩の少年ものに憧れる小学生が探偵団を結成した。
幼馴染の美少女鳥居未菜美(スタンスはしずかちゃん)
従者のごとく仕える歌川時雄(のび太)
転校生の月岡芳人(ドラえもん)
格闘家小学生勝川章(ジャイアン)
パソコン使いの司馬遷太郎(スネ夫、ではなくおばQのハカセらしい)
この5人が力を合わせて市内の事件を解決してゆく少年探偵団ミステリ。
資産家が密室で殺された事件を解く「クリスマスダンス」
着ぐるみショーの裏側で行われた傷害事件を解決する「桃霞少年探偵団対清流戦隊」
悪質ないたずらと残された一枚のカード「ルナティックを捕まえろ」
仕組まれた誘拐の本当の目的「不愉快な誘拐」
ケーブルカーから人が消える謎「異次元ケーブルカーの秘密」
この5つの事件を、それぞれのメンバーが一人ずつ語り手となっていく手法で進めていくのですが、メンバーの個性が現れてこれがまた面白くなっているのです。
未菜美の叔父の亮さんのアニメ特撮オタクっぷりも楽しいし、お巡りさん仲間の鈴木さんの優しさもほろり。勝川くんのおじいちゃんの格好よさにもしびれるわ(銀牌持ってないんですって、残念ww)。
主要メンバー以外の、脇役陣のキャラクターがいい味出してる点もポイント高いです。
そうかなとは思っていましたが、登場人物の名字が絵師に採られているのも個人的に好評価。
既に6年生になってしまっているので、年齢的に難しいのかもしれませんが、この少年団が気に入ってしまったので、できれば続編希望です。
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語り手が探偵団のメンバーでリレーしていく丁寧な作りに感心。普通にワトソン役らしき少年が語り続けたのでは多分途中で飽きてしまっただろう。謎の作りもギリギリ日常の謎とでも言うところか、最初の密室殺人を除くと、柔らかめの小学生向けの謎が並ぶ。そのバランス感覚はなかなかのもの。特撮、鉄道、お笑い芸人と作者の趣味がぎっしり詰まった感がある。肩肘張らずに書き上げたのだろう。これはこれで面白かった。ケーブルカーからの人間消失などいかにも鉄ならではの発想。誘拐事件の甘酸っぱいエンディングも悪くなかった。でもこの出来なら舞田さんのほうが上だったかな。
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この少年探偵団結成時のおはなしは、別にあるのかな? 一番はじめのおはなしではすでに「探偵団」があって、それを前提にはなしが進んでいくので、シリーズものは1作目から読みたい私にとってはそこが気になって気になって…笑 この文庫の全話で、毎回ちょこちょこ「こうこうこういうふうに、この探偵団はできて〜」と説明が入るのだけれど、じゃあその話読ませて〜となりました。笑
そこが消化されれば、「少年探偵団」らしい事件度具合も良かったし、無理のないかんじが好印象でした。
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幼い頃、『少年探偵団』に憧れた記憶がよみがえって面白かった。
表紙の印象からほのぼのした感じかとおもいきや、のっけから殺人事件もあってびっくりした。
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少年探偵団というのに惹かれて。
私の憧れでもあります。
短編でそれぞれ語り手が違うのも面白く、さくさく読めました。
乱歩は…怖いイメージがあって読んでないけれど、ずっと片隅で気になってはいます。いつか読める日が来るかしら。
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(収録作品)クリスマスダンス/桃霞少年探偵団対清流戦隊/ルナティックを捕まえろ/不愉快な誘拐/異次元ケーブルカーの秘密
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少年探偵団が登場するため、私の頭にとっさに浮かんだのはアニメの名探偵コナンだった。作者の秋梨惟喬さんは江戸川乱歩の少年探偵団を強く意識しているようで、作中でもたびたび言及がなされるのだが、少年探偵団シリーズを読んだことのない自分にとっては、コナンのほうがはるかに身近だったのだ。
けれど、本作は同じ殺人事件といっても、名探偵コナンのようにドロドロとはしていない。コナンでは犯人が殺人にいたった動機を深くり下げることが多いため、どうしても後味が悪くなりがちなのだけれども、本作では少年探偵団の小学生らしい微笑ましさ、その中で月岡くんが切れ味するどくくり出す推理がメインとなっているため、常にほのぼのとした空気が漂っていて、読んでいてとても心地が良い。
続編にして長編作品の「天空の少年探偵団」も気になるところ。