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ビジネス・料理好き・マニア気質を併せ持つ人向きニッチターゲット本。
ただし、僕は劇的に刺さった!
『はじめての課長の教科書』や『新しい戦略の教科書』『日本で最も人材育成する会社のテキスト』等の人事戦略・組織論の著書の多い酒井穣さんの本。
正直、僕の仕事との関連領域の近さや文体、整理の仕方等が非常に好きで、著作は全部読んでいる酒井さんの本という理由で購入。
「ビジネスのフレームをよく知っている大人が、趣味の料理について当てはめた」というのが最も適した表現だと思った。
料理にランチェスターって(笑)と読むのが正解かと。
刺さった理由は、僕も非常に料理をするからです。
道具の選び方、食材についての考え方も非常に共感出来て、ますますファンになりました。
ただし、実際に料理(特に美味しい物を作ることにモチベーションがある状態で)をしない人には多分あんまり共感されないと思います。
そういう意味では、これまでの著書が好きでも必ずしも面白くないかも…
実際にどのくらい売れるのかが興味あります。
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率直に面白いです。
そして、酒井さんの著書は非常に読みやすくて助かります。
ずばり料理の本です。
料理の基本とか、コツの部分をビジネスに喩えたり、ロジカルに書いたり、所々おしゃれ(悪く言えばかっこつけ)な要素をいれたりして紹介しています。
本書のターゲットっぽい私は、まんまとモチベートされてしまいました。
とはいえ、男性/女性を問わず料理が好きな方、特に現在も働いている方にはぴったりな本ではないでしょうか。
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料理に失敗する理由のうち、分量をきちんとはからない、というのは同感。再現性にこだわるというのも頷けます。
でも、そこから、じゃあどうするかというアプローチが面白い。
一流シェフに勝つにはランチェスターの法則、スイートスポットを意識する、アクティビティ図で手順を確認などなど・・・すごく新鮮で面白かったです。
強火はロマン、には笑いましたが。
まさに男の料理ですかね。アクティビティ図に片付けのフローも入っていれば完璧なのになあ、と思いましたが、男の料理に片付けを求めるのは無理というものでしょうか・・・
主婦的にはあまり実用性はないですけど、かなり面白かったです。
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はじめにを読んでコンセプトおもしれーと思って即買いを決めた。思いの外、基本的なことかいてあってすごくためになった。今年の当たり本のうちの一冊
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つまらないですね(^_^;)
なんというのか、経営やマネジメントに興味がある方にも料理に関心がある方にも響かない中途半端なオレオレ本。
料理が仕事なのは女にとっては当たり前の事ですし、筆者のように余りある予算で好きなようにやれる趣味的な物では決して決してない訳です。
最終的に何が言いたかったんだろうなあと…。
趣向は面白いんですが、魅力がないです。例えばタモリさんがこれをテーマに書いたとすればもっとエンタメになって楽しいのでしょうね。
なんと言うのか中途半端でもったいない。
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実に戦略的、集中型、めんどくさがりな人や料理慣れしていない人には非常にわかりやすい、料理のハードルが一気に下がった
人に食べさせるために料理を作るのだ
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【ポイント】
3/経営学的には、美味しいか、美味しくないかは、顧客が決めること。
6/料理は、誰かに、何かをして、喜んでもらうための手段であって、それ自体が目的ではない。
?プロ顔負けではなく、顧客(家族やお客様)に喜んでもらうことをめざす。
?測定にこだわり再現性(何度でも同じ味が出せること)に執着する。
?調理経験の浅さを味覚や料理に関する知識と戦略でカバーする。
18/ランチェスターの法則
21/一流シェフに負けない具体的戦略
?料理のレパートリーを極端に限定(レパートリー限定による接近戦)
?できるだけ簡単な料理にする。(難易度限定による接近戦)
?食べてくれる人の好みを理解する。(子ャク理解による接近戦)
?食材にこだわる(敵よりよい武器を選ぶ)
?食べてくれる人を料理に参加させる(敵の持っていない武器をつかう)
29/そもそも「戦略」とは
ステップ1:「現在地」を明らかに ステップ2:「目的地」を明らかに
ステップ3:現在地と目的地を「結びつける方法(戦略)」を考える。
31/?現在地は常に変化している
?目的地は現在地ほど頻繁に変化しない。
?戦略(ルート)は、現在地の変化に応じて変化する。
◆すぐれた戦略をたてるためには、現在地の確認が鍵になる。
33/戦略立案の考え方
38/料理なんてレシピ本の通りやればよいは、完全に間違い。
レシピ本が売れるかは、使われている写真のきれいさで決まる
40/レシピ集は「こうすれば美味しくできる」という事実にすぎず、
料理の上手なひとはレシピの背後にある「共通ルール」を知っている。
45/「味覚」とは、この世の中を「自分に必要なもの」「自分に害をなすもの」
「自分に関係のないもの」の三つに分類するためのもの。
50/塩味、甘味、旨味は、ミネラル、エネルギー、アミノ酸に対応した人間が
生きていくために絶対必要なものを知らせる味覚である。
85/人間が、特定のアミノ酸を「美味しい」と感じるのは、それが生命維持に
必要となるタンパク質をつくるために必要不可欠な物質だからである。
86/多様な味を求める本能を満たすために・・
日本料理は、食材の多様性で対応
西洋料理は、ソースの多様性で対応
90/旨味調味料
?「直火焙煎八宝だし 顆粒タイプ」 ?マギーブイヨン
?「味覇(ウェイパァー)」
108/アクティビティー図 とは
117/レシピ1:カレー
128/レシピ2:餃子
135/レシピ3:バーシャカウダ
155/天ぷらの盛り付けの和紙は?
「この揚げ物は和紙の上にのせても、紙に油がしみこまないくらいカラッと
上がっている」ことを示すもの。
172/一流レストランのBGMリスト