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綺麗なものを綺麗にかいているようなかんじ。ふしぎ。アリスのいってることがわかる。わたしもこわがり。蜜蜂の兄さん。
でもすき。
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友人の蜜蜂に誘われて、夜の学校へと忍び込む少年アリス。夜の学校は不気味だけど、昼間には見せない様々な顔を少年達に見せてくれた。誰もいないはずの教室では、見たことのない教師が、何やら不思議な授業をしていて……
少年たちの友情を描きながら、数々の神秘的な世界が読む人を包み込んでくれるオススメの作品。CDドラマにもなっているので、そちらも合わせてオススメです。
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ファンタジー!造語がきらめいてとっても癒される。少年たちの冒険はまったく現実感がないので、いくらピンチでも感情移入できなくて、そこが逆にいいんだなあ、癒されるなあ。蛍星を入れた烏瓜の提灯が欲しいなあ。
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二人の少年「アリス」と「蜂蜜」の夜の学校での冒険の話と言うと全然違う話みたい。もっと硝子細工の中の金平糖みたいな話。突付いてポキリと折れたそばから甘い蜜が零れてしまいそう。単語選択の感性が好き。
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(単行本の話になりますが)表紙がとても綺麗で、本屋さんで気になっていたのがたまたま図書館においてあって、それを手に取った時に大げさでなく私の読書人生が変わってしまいました。あれから何十冊彼女の本を読んだ事でしょう。流れるような文章で、量もそんなに多くないのでさらっと読めてしまうのですが、なんとなく忘れられなくなってしまうお話です。
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ほんのり薄暗い舞台の中で、いきいきと少年たちが翻る。
紙面の上で、いろんな結晶が、きらきらと輝いている気がする。
本当に、大好きなものをたくさん詰め込んだ、宝箱みたいな本だと思う。
未だに長野まゆみの本では一番好きだ。
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初めて読んだ長野まゆみさんの本。
ちょっと難しく感じたりもしたけれど
出てくるものがみんな素敵vV
内容よりも雰囲気を楽しんだ感じでした。
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雰囲気のある物語です。とても好き。
夏と秋のあいだのしっとりとした感じがとても心に残ります。
何度も読みたくなる本です。
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思春期の頃に長野まゆみにハマった時期があったんですが、店頭で「改造版 少年アリス」をみかけたのをきっかけに原作を再び手元へ。話の流れは大体全部忘れていて、ただ彼女の描く美しい、本当に繊細で美しい硝子鉱石のような文章と少年達の友情を垣間見てなんだか少し背徳的?な気持ちになったことだけを記憶に戻しながら読みました。
「睡蓮の開く音がする月夜だった」。ああもう駄目。この一文でノックアウト。哀しみが滲み出るような色の使い方に宮沢賢治を思い出しながらの僅か1時間ほどの読書体験。ファンタジーというより、メルヘンです。まさに「絵の無い絵本」のよう。とにかく幻想的で美しい。漢字の使い方一つにしろ、……物凄い冷たい水だったり、鉱石だったりといような冷たい硬質感に満ち満ちています。さて、改造版買って来るか。
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「蜜蜂、どうしたんだ。
聞こえないのか。
僕は此処だ。」
*
綺麗なオルゴールを聴いている気分になる。
綺麗な絵本を読んでいる気分になる。
いつか僕らは飛び方を忘れ羽を失っていくのかもしれない。
そのまえに
この美しさに出会えてよかったと思う。
大人になっても
この美しさを感じられるのかな。
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少年達の成長記。ちょっとファンタジー。
甘酸っぱいです。そしてちょっと変わった切り口。
ちなみに、この先生には同性愛や近親相姦がテーマの作品も幾つかあるので、
他の作品を読む時はよく吟味することをオススメします。
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この言葉に惹かれるなら、長野まゆみ先生にハマります。
少年アリスは、長野まゆみ先生の原点ともいわれる作品です。
月 鳥 青色 夜空の散歩 少年 レトロ 鉱石 人形
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昔ハードで読んだのを文庫で再読。
独特の造語と、独創的でメルヘンな情景描写が色鮮やかで、とにかく綺麗。
将来もし子供ができることがあれば、絶対に読ませたい一冊。
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私の中で幻想小説といえばこの作品。
まずタイトルからして秀逸。この手の作品が好きな層の好きなワードの組み合わせです。
内容は、かわいい!の一言につきます。
蜜蜂と兄さんの関係がなんともほほえましい。
現実にありそうで、実際はなかなか物語の中でしか目にかかれない関係性だと思います。
関係ありませんが、声優で歌手の坂本真綾さんのアルバムに同名の作品があります。
じつはどちらも大好き。そのアルバムの収録曲ではないけど、真綾さんの「しっぽのうた」という曲を聴くとこの作品を思い出します。
どちらもおすすめ。
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長野まゆみの世界観。それはとても一言には言い表せない。
水晶の壁に包まれたように幻影的にしか見通せない美しい世界。
その視界はプリズムの光のようにちらちらと明滅し、実体と夢と霞の判別ができない。
しかしそれを単純に「不思議な」などという朴とつな形容詞で表現だけはしたくない、もっと一瞬の幻に近い儚さに満ちた世界といえるだろう。
そしてその世界に登場する少年達。彼等もまた、まるで常に夢を見ているかのようだ。
長野まゆみの世界において、存在感というものは何ともたよりなく、誰もが浮遊し漂っている。
落下する夢を見たことがあるだろうか。この本を読むとき、私はその感覚を追体験する。
この本に限らず、長野まゆみの本全般に渡って言えることは、全て、理解ではなく感覚によって読んでもらいたいということだ。
そうこれは、物語を伴った幻灯機のような夢であるのだから。