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みんなのレビュー68件

みんなの評価4.0

評価内訳

66 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

書籍「コフィン・ダンサー(上・下」人物描写は殺し屋に至るまで緻密で最高

2011/12/24 14:51

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:soramove - この投稿者のレビュー一覧を見る

「映画でリンカーン・ライムを知ってから
どのくらい過ぎただろう、
今でも自分の頭の中のリンカーンは
デンゼル・ワシントンだし、
サックスはアンジェリーナ・ジョリーだが
『ボーン・コレクター』の頃と比べると
アンジーは有名になりすぎて
ちょっとイメージは変わってきたかな」



「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」の
異名を持つ殺し屋は
ターゲットを狙ったら決して外さない、
今回リンカーンにはその殺し屋を捕まえる手助けが依頼された、
操作中の事故により重度の肢体不自由でベッドで過ごす彼は
手足となる最新のコンピュータを駆使し
犯罪現場で手足となって活躍するアメリア・サックスと共に、
決して不用意な証拠など残さないダンサーを
追い詰めていくわけだけど、
次がどうなるか気になる、
まさにページターナーと言われるだけのことはある、
文庫で上下巻なのがうれしい、
読み始めはまだまだたくさんるとどんどんめくれるからね。


リンカーンの実質的な手足となるアメリア・サックスも
今作では犯罪現場の科学捜査官として
成長した姿を見せてくれる。
実際のアンジェーリーナ・ジョリーは
この作品のサックスよりも知名度や実力も上がってしまったので
その点ではイメージの原作と俳優がちょっと食い違うが
それでもヒットした映画ってのは
それ以降も強烈な印象を残してしまうから
原作者が映画化に慎重になるのも仕方ないだろうな。


ある犯罪の重要証言をしてくれる3人の証人のひとりが
経営者でありパイロットでもある彼が飛行中の爆発で殺された、
残る2人をダンサーの手から守り
そしてダンサーを捕らえようと
犯行現場やさまざまな考えから集めた証拠をもとに
ダンサーの近辺には迫るが
いつも彼らの手からスルリと消えてしまう、
このあたりの展開を読んでいて感じるのは
捕まってほしいが、そう間単に捕まってもらいたくもなく
そのもどかしさとでも期待を裏切らない展開で
ホント楽しませてくれた。


今回はリンカーンとサックスの際どい関係や
明敏さを感じさせない分析官のメル・クーパーにも
リンカーンは実は信頼してる描写があったり
ニューヨーク市警の殺人課からきた二人も時折登場しては
ちょっとした笑いやなるほどと思わせるような活躍もし
チーム全体として事件にあたる様子が
丹念にそしてスピーディーに描かれていて
今後のチームの発展も期待したい。



この作品はリンカーン・ライムシリーズの2作目、
最新刊は新書で読んだけれど途中が全部抜けてるので
文庫で続けて読もうと思っている、
映画は知っていたがそのときはジェフリー・ディーヴァーという
原作者は知らなかった、
彼の作品を読もうと思ったのは今年亡くなった
児玉清さんがさかんに薦めていたからで
こうして人の想いってものは伝わるんだと感じている。



★100点満点で90点★

soramove

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電子書籍

シーズン2 上

2021/03/04 21:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る

2巻って言っていいんでしょうか?
今回も面白いです。
しかもボーンコレクターから一年たってるんですね。
アメリアとリンクの関係は進んだようで進んでなく、アメリアが進もうとしたらリンクがダメってなって、なんでなんでしょう。
リンカーンは絶対アメリアを好きだと思うんですよね…
そしてパーシーですよ。
もしかしてバンクス死ぬかと思いました。
でも腕は無くなってすごい悲しいです。
こういう本当リアルのストーリー展開もやはりあるんですよね。
なんとなく大丈夫って思っちゃってました。
最後ダンサーを捕らえましたが、デルレイかな?って想像してます。
でも上巻でいきなり捕まりましたがもしかしたら下巻で逃げられてってするんでしょうかね…

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紙の本

白熱の攻防

2019/04/14 19:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

狙った獲物は必ずしとめる殺し屋「コフィン・ダンサー」が現れた。リンカーン・ライムもかつて苦汁を味わされた相手で、ダンサー打倒に闘志を燃やす。二人の頭脳戦は一進一退になっていて、読んでいて非常に緊迫感が伝わってくる。サスペンスをより面白くするアクシデントは、ダンサーのターゲット自身だ。ギリギリの経営状態の航空会社を潰さないために、彼女は命を狙われているにも関わらず、フライトプランを立てている。上巻の最後は読者の虚を突いており、すぐに下巻に手を伸ばさざるを得ない。

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2005/01/11 05:56

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2005/04/21 12:44

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2005/12/23 03:02

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2009/12/08 21:15

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2010/03/08 20:16

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