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浮気ってどうしてするのだろう。
どうして、と考えるぐらいならしないのだろうな。
考えるより気持ちが動き、行動も同時なのだろう。
・・・と考えてはみたが
奥さんのまえでなにもないようにふるまえる思考回路(?)はわからない。
果てには浮気相手に子どもができ
実ははじめからわだかまりがあった、ずっと楽しくなかった、
別れてくれ、ってなんだそれは。
高いポットやカップを買う奥さんの気持ちがわからないそうだ。
100円ショップでいいだろう、と。
ふと思った。
そういうことをためていくからいけないのではないかと。
そういうことを話し合える関係だと長続きするのではないかと。
いや、もともと価値観が違っている。
そしてその違いを受け入れもしない。
そこが問題なのかも?
自分を失ってまでその関係にしがみついてはいけないと思うけれど
そのときにはそんなふうに冷静になんてなれないのだろうな。
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すごい様々の愛の濃度。
なんで分かってくれない!が重なって、
どんどんすれ違いが生まれて、
先が気になるけれど胸がつまる、
巧みな吉田修一ワールドにどっぷりと浸かった感です。
なんで大半の愛は報われないのだろう。
前、悪人読んだ時も思ったけど、
どんなに思っていても、また思い合っていたとしても、
環境や立場が原因で、
自分もしくは関係している誰かが、
どんどん深みへ悪い方へ流れていく、
そういうのがあるのはけっこうほんとうのことなんだろうなって、
しみじみ思います。
それでもひとは愛することをやめない。
この本能には狂気すら感じます。
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なかなかしんどい本でした。
苛々するし(特に夫に)苦しいし辛くて胸がつまるんだけれど、先が気になって閉じられない。
最後はなんとか救いが感じられてよかった。
「さよなら渓谷」につづき二作目なので、まだ吉田作品初心者だけれど、「気にならせる」のが上手だなーと思う。
ちなみに今読売新聞朝刊で連載中の小説も、気になって気になって、毎朝早く明日にならないかなーと思っている。
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なるほど!見事に日記に騙された!200Pくらいでようやく気付いた私(~_~;)桃子の行動が妄想の果てのものなのか、単にパニクってぶれているだけなのかそのハンパさが妙にリアルだった。こういう狂気ともなんともつかないような感情って誰にでもあると思う、噂が噂を呼んでその人自身を形作ってしまうような現象などもあり得るなと思う・・・だから余計に怖さを増していって先を急ぐように読まされた。ラストもゾワゾワっと追い立てられて読了。明るい兆しはあったものの桃子の行動だけでなく全体的に誰にも共感出来ず後味が悪かった。
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ちょっとづつずれていく主人公が怖かった(^_^;)
けど、きちんと桃子を評価してくれる人も出てきて、
ああ、これは人との関わりの中で
みんなそうなんじゃないかなあ…と妙に納得した。
桃子だけが特別ではなく、みんな状況が揃えば同じだよなと思った。
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・・・夫に激しくむかついている・・・。・・・こいつ、また繰り返すぞ。。
義母もウザいし・・・。嫁の立場として、桃子、早く逃げてーーー。
このまま救いなく終わるのか・・・と鬱々していたが、最後に光明が見えてホッとした。。
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途中、桃子の過去の日記が愛人が書いた日記か?と混乱しました。
旦那さんも姑も腹が立つ。
自分なら…と想像しては勝手にイライラしました。
スッキリ解決しないままラストを迎えるので、評価は低めです。
他の方のレビューを読んで、帯のタイトルを知りました。
深読みかもしれないけれど、ラストの桃子の行動はもしかして…
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日記アイテムで完全にだまされました。やけに日記かく人多いなと思ってました。
話の構成がうまいので、読みたい気持ちが前へ前へと進ませますね。
旦那のダメさには、うんざりするが、こういう人意外に多いかもしれないな。
だんだん壊れていく主人公に、怖くなりますが、最後は少し光が見えたのだろうか?
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愛人の日記から物語は始まる。後にこの日記に作者のしかけと演出があることに後半で気付かされ、息をのむ。そういうことだったのか!と。
不倫がテーマの話なら山ほどあるが不穏な空気が漂う出だしで一気に読ませてしまう。追い詰められ狂気を帯びてくるのは愛人の方か妻の方か…?
読み手の自分も痛みと胸の苦しさを伴いながら読了。
追い詰められる女の感情の大揺れを見事に描写した作者に脱帽!
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旦那がクソすぎる。それに尽きる。
浮気したからではなく、芯のない生き方が。
そればかりが印象に残った。
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不倫ものなんて、、と思っていたけどこれは面白かった。すっかりミスリードしていましたが、あれ??と思いながらも、タネが分かってからは一気読み。そしてひとすじの希望が残り物語が終わる。
始めから終わりまで夢中で読んでいました。
愛は乱暴だなぁ。
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夫の不実を疑い、姑の視線に耐えられなくなった桃子が取った、恐るべき行動とは。「ひとが誰かと繫がること」を突き詰めてきた著者が、かつてない強度で描く女の業火。
女性の独白体で書かれているのに全く自然な細かい描写…、毎度のことながら吉田修一の筆力には恐れ入る。最後まで読んで騙されたことに気づき最初に戻るというようなことは、例えば乾くるみの作品で経験しているけど、本作は途中でそんな目にあった(たぶんほとんどの読者がそうではないか)。私の嫌いなドロドロした昼メロの世界なのに一気に読めた。
(B)
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おもしろかったけど、、、、
え?!こんなおわりかた…!本妻の桃子を応援していたので後半彼女が痛々しくなっていったのには残念すぎます…!
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読み始めたら止まらなくなって、一気読み
気付いたら、朝になってた
不満はあっても、そこそこ平穏に暮らしていたのに
いきなり奪われるのは、困るよね
恋愛や結婚で生活が大きく変わるのは、やっぱり女の方
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同一人物だったのね!
と、半分過ぎた頃に気づきました。
桃子、辛かっただろうな。
でも、桃子だけが悪かった訳ではないような気もはする。
ノンストップで読むような勢いでした。
こんなに先が気になった本は久々でした。