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最後までとても分かり易く楽しく書かれてました。
心理学というと、深層心理やトラウマの話に始まり
自分はどうなのか?と、ますます深みに陥ってしまいがちですが
この本は、実際の患者さんとのやりとりもあり
また、関西弁の話し口調がリアルで
思わず「クスリ」と、笑ってしまうようなそんな本でした。
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病院に行った時、本を忘れてしまい待ち時間をどうしようと慌てていたら
待合に貸し出し本がありホッとしました
そこで借りた読んだ本なのですが
素晴らしい
完全に当たり
目から鱗
そんな感じでした
仏教用語である「色即是空」の説明から始まり、世の中のこと全てはこれに尽きる
と言った感じで、それを説明してくれている本
「色即是空」とは、自分の理解では
人生はなにごとにも「色」が付いていることがたくさんあると思いがちだが、実はそれは虚像で、物事に色はなく全てが「空」
物事に「これだ」と意味付けするのは自分次第で、決まったものの見方はないのだから、自分なりに生きやすい生き方が出来るような色を付けていけばいいんだよ
てな感じ
その「色即是空」と言う見方を使った心理カウンセリングなどの実例が様々な形で書かれていて、目から鱗が溢れ落ちまくり
しかも文章の書き方が凄く上手くて、グイグイ吸い込まれてしまっていて、待ち時間中に読み終えてしまいました
著者を見てみたら「平成心理療法研究会」となっていました
これは何人かの人が書いてるのかな?
そこはよく分からないけど
とにかく良かったに尽きます
簡単に読めるけど、凄く身が詰まった本でした
原因と結果は一方向だけではない可能性があることを知っておく
一つの方向に固定されたものの眺め方を「直線的観察法」と言う
するなと言われるとしてしまい、していいと言われるとしなくなる。
なんとも不可思議なことだけど、それが人間の特性なのかもしれない。
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フランクな語り口調、文体が非常に読みやすい。
こういった本だと堅苦しくなってしまうものだが、さらっと読むことができる。
良くも悪くも捉えられる。それを場合に応じて選択する。こんなにもできたら良いが、するのは難しいことはない。抑うつになってしまうと不可能に近い。ただ良くなるのを気長に待つばかりである。