投稿元:
レビューを見る
パニックホラー系ミステリ。
雪の積もる山奥の別荘に滞在していた小説家の主人公。
ある朝目が覚めると妻がおらず、その代わりスズメバチに襲われる。
過去スズメバチに刺された経験がある主人公は、強いアレルギー体質とアナフィラキシーショックにより今度スズメバチに刺されたら命がないと言われていた。
妻と知人の研究者が自分を殺そうとしていると察し、生き残るために別荘中に放たれたスズメバチと戦う。
もうどうしちゃったのって言うくらいどうでもいい話だった。
ハチから逃げ、退治する緊張感、スリルはとても巧みだけれど、延々ハチと戦いすぎて飽きる。
当然ハチを倒しておしまい、という訳はなく、ミステリ的な仕掛けも仕込んでいるものの、一読では理解できなかった。
わかったら、なるほど、と思ったけれどそこからのドラマが全くない。
へ?って感じ。
真相がわかってからもう一段掘り下げるべきだったのではないだろうか。
どうしちゃったのーというレベルの物語。
久しぶりの新刊がこれでいいのか?
まったく解せない。
http://www.horizon-t.net/?p=630
投稿元:
レビューを見る
待ちに待った貴志祐介最新作!!!!
と言う事で、かなり、かーなーり期待して読み始めたのですが…
正直、残念…でした。
私は虫の羽音を聞くと目の前が真っ白になる性分ですので前半の蜂との戦いはハラハラしどおしだったのですが如何せんオチが…
「え⁇まだ何かあるよね⁇まさか終わりじゃないよね⁇」と思っているうちにEND...
貴志さんは1番好きな作家さんですし、相変わらず文体は好みだと再確認しましたし、前半は決して悪くなかっただけに★★★は付けさせて頂きたい所ですが、ファンであるからこそあえての★★で失礼致します。
貴志祐介作品独特のネチっこさがもっと欲しかった!!!!
次回の新作を懲りずに期待!!!!
次はガッツリ長編が読みたいなー
いつになるかなー。。
投稿元:
レビューを見る
貴志祐介の文庫書き下ろしなんて売れないわけないんだから帯の惹句は余計。
蜂小説としては「風の中のマリア」のほうが面白かったし、パニック小説としてもホラー小説としても二流以下な気が。
ラストのドンデン返しから察するに、各所の描写には細心の注意が払われているのはわかる。でも再読しようとは思わない作品。
55点(100点満点)。
投稿元:
レビューを見る
期待し過ぎたせいか、案外普通だった。貴志氏の他のホラー作品と比べると・・・これは別物。次作に期待します。
投稿元:
レビューを見る
2013/10/28読了。本屋さん入り口に平積みしてあって迷わず購入。文庫書き下ろしってことで、貴志祐介さんにしては軽めの読みごたえ。
以前に雀蜂に刺されていて、次に刺されたらアナフィラキシーショックで命が危ない、という主人公が、誰かが仕掛けたであろうキイロスズメバチやオオスズメバチと闘う!?という話。
緊迫感あってぐいぐい読んじゃうけど、ちょっと単調かな。著者名からの期待値からすると★3つでした。
投稿元:
レビューを見る
百田尚樹の「風の中のマリア」でスズメバチに興味を持ち、タイトルを見て真っ先に手に取り、読みはじめたこの本。
「風の中~」はスズメバチのマリアの視点で進む物語でしたが、貴志祐介の「雀蜂」は人間がスズメバチの小さな小さなあの毒針を恐れ、対抗したり逃げ惑ったりする物語。
私もたった1匹でも、家の中に蜂が侵入してくると…恐怖で全身冷や汗となり恐怖で体が凍り付いてしまうのですが、この物語の主人公は更に多くのスズメバチを相手に格闘する。あの手この手の作戦は、読む者を夢中にさせてくれました。
でも…最後の結末は…予想外ではあったけれど、私は残念に感じてしまった。なんとなくしっくりとしない結末だったのが残念です。
投稿元:
レビューを見る
あらすじを読んで、蜂だけで話が持つのか??と心配になり
むしろ気になって買いました。
結果、1日で読みました(最近の本にしてはすごく薄いですし)。
でも「おもしろかった~~~」とは言い難いかな。。。
序盤から繰り広げられる蜂との攻防は、手に汗握るような緊迫
した場面が目に見えるようで楽しめました。
若干パニック・コメディじゃないかと思うような雰囲気もあり、
楽しかったです。
でもなんだか中途半端な印象があり、思いっきり緊張感溢れるか、
コメディ路線か、どっちかにはっきりしてくれた方が私は好きです。
で、ラスト驚愕の真実!予測不能!!って煽りすぎでは・・・
確かに騙されましたが、消化不良・・・・・・・・・
「騙された~!」って言うスカっと感はなかったです。
投稿元:
レビューを見る
大部分ひたすらスズメバチとの攻防だから、ラスト直前までちょっと退屈。
登場人物が作家ということで、オチには少なからず貴志先生の体験も入っていたりして…。怖い怖くないの感想の前にそこがふと気になってしまった。
投稿元:
レビューを見る
雀蜂に刺された事はないけれど、近くを飛ばれて、身を低くして「あっちいって」と心の中で叫びつつ冷汗を流したり、怖くて直立不動固まってしまった経験が何度もあり、羽音だけでビビります。アナフィラキシーショックとか考えなくても、雀蜂とっても怖いです。それが一度刺された経験があって、次刺されたらとなると、、、最初のうち感情移入しまくりでした。
でも、1/3位も読まないうちに何か感情移入もなくなり、違和感と飽きがきたかな。
最後の方で車から降りて家に入ってくる男女の会話が???
あれは実際に聞いたのではなくて、こんなこと言ってるんじゃ!?という妄想がまじった幻聴?それとも本当に聞いたの?本当に聞いたのなら、辻褄があわないような?
ラストどんでん返しというけれど、意味がよくわからなかった。過去本当に雀蜂に刺されたのは、誰?病院で確かめてと言ってるから、それは本当と思って良いの?二人で訪れた男女は??
んーーー???
投稿元:
レビューを見る
悪の教典でも感じましたが、この人の書く男性主人公はとても滑稽です。
当の本人は笑わすつもりがないのに、滑稽です。
滑稽でイタいのが、だんだんクセになってきました。
投稿元:
レビューを見る
短編集の一作ののような感じですぐにサクサクと読めた。いつもと作風が少し違うような印象を受けたが、迫ってくる蜂の不気味さは貴志さんならではの筆力で伝わってくる。
投稿元:
レビューを見る
蜂が襲ってくる恐怖感が伝わって、ハラハラさせる展開は良かった!
最後の真相にも驚いた!
ただ少し物足りない感じはする^^;
投稿元:
レビューを見る
ある日起きたらスズメバチが家のあちこちにいたら、サバイバル、ホラー、ミステリといった内容です。
主人公の思考回路に共感できないため、我がことのように思って読めず、入り込めなかった。何事にも周到な主人公の行動は、著者の下調べが十分になされていることを想像させるが、何か違和感が付きまとった。ということで2点とします。
投稿元:
レビューを見る
面白かったですが、期待が大きすぎましたw
「ラスト25頁のどんでん返しは、まさに予測不能!」って、裏表紙に載せちゃうのってどうよ~?( ̄ω ̄;)
最近の貴志さんは、ちょ~っとイマイチ・・・な感じの私です・・・ハイ。。。
投稿元:
レビューを見る
著者が作品内で評している『胡蜂』について。
「傑作とは言いがたかった…というより、完全な失敗作だろう。(中略)ミステリーとしても破綻していた。」
この評価こそ、同作品への私なりの感想である。
主人公はスズメバチに襲われ、それから逃げ惑う。再び襲われ、また逃げ惑う。それらが単調に繰り返される。
どこが見所なのか、作者の意図は、そんなものは微塵も感じられなかった。